喫茶ジェイ
クリームソーダ:400円
@鳥栖スタジアム
喫茶店といえばクリームソーダ。
クリームソーダといえば喫茶店。
私にとってのクリームソーダは喫茶店においての絶対的正義だ。
先にアイスクリームを全部食べて、ほんのりクリームが溶けたソーダを楽しむのも良し、アイスクリームを全力で溶かして、よりクリーミーなソーダーを楽しむのも良し。いずれにせよ、その時に飲んでいるクリームソーダーの状態はその時だけのものである。何と刹那的な飲み物だろうか。
この喫茶ジェイさんのクリームソーダーは通常よく見かける緑色のメロンソーダーではなく、サガン鳥栖のチームカラーである青のラムネソーダを使用している。ストローでもう一つのチームカラーのピンクをしっかりと取り入れているのも素晴らしい。ちょっとした事だが、これでこのクリームソーダは完全にサガン鳥栖。鳥栖のスタジアムグルメとしてオリジナルの輝きが出る。
この喫茶ジェイさんのクリームソーダーは通常よく見かける緑色のメロンソーダーではなく、サガン鳥栖のチームカラーである青のラムネソーダを使用している。ストローでもう一つのチームカラーのピンクをしっかりと取り入れているのも素晴らしい。ちょっとした事だが、これでこのクリームソーダは完全にサガン鳥栖。鳥栖のスタジアムグルメとしてオリジナルの輝きが出る。
アイスクリームはラクトアイス。
若干コシのあるネッチョリとした舌触りと、絶妙にくどい味わいが、このラムネソーダにピッタリで、どこか懐かしい味となって頭の中を駆け巡る。味の記憶というのだろうか?心の底からノスタルジックな思い出を引っ張り出して来るのだ。
子供の頃、私は祖父によく喫茶店に連れて行ってもらった。喫茶店をこよなく愛する祖父は、私に確認することなく、いつも勝手にクリームソーダを頼んでいた。爺ちゃんとは孫が「美味しいー!」と言ったものを覚えていて、勝手に大好物に認定してしまう。そして「お前の好きなやつ、注文しておいてやったぞ!」と満足げな顔をする。孫の好物を覚えている自分に満足し、孫の好物を与えている自分に満足する。こっちの気分なんて御構い無し。爺ちゃんとはそういう生き物だ。「(あぁ…今日はミックスジュースが飲みたかったなぁ…。)」なんて、厳格で怖い祖父に私は言えなかった。ただ、この年になると流石に祖父の気持ちがわかる。祖父なりの愛だったのだ。
だから、クリームソーダという飲み物は私にとっては特別だ。アイスがソーダーの中で氷と当たり、少し溶けてカリッとなる部分が大好きだ。思い出に浸りながら、ゆっくりと変化を楽しむ飲み物。それが、クリームソーダーだ。
なのに、うちの嫁ちゃんは私がたこ焼き買いに行ってる間に勝手に全部飲みやがったよ!
「だって、美味しかったんだも〜ん、エヘッ♡」
じゃねーよ!
俺のノスタルジックな時間を返せー!!