日本でも完全に市民権を得たフレーバードワイン・サングリア。
今や、ちょっとお洒落な酒場に行くとほぼオンメニューしている。フルーツやスパイスを加えて作る事からオリジナリティーを出しやすく、安いワインをベースにしても上手く作ればかなり美味しくなる、というのも特徴だろう。
さて、そんなサングリアだがやっぱり女性人気が高い。うちの嫁ちゃんも普通の赤ワインは苦手だがサングリアは大好きだ。赤ワイン特有の渋味や酸味がマイルドになり、清涼感や果実感を味わえるのがイイらしい。確かに、私もソムリエとしてあまりワインを飲み慣れていない女性にはサングリアを入り口とする事は多々ある。
と、いうわけで、ここからは実際に飲み干した嫁の感想。
「全然漬け込みが足りないYO!!
渋味の強く残ってるし、果実感にも乏しい!
これじゃ、赤ワインにフルーツのってるだけ!
見た目だけだYO!」
だ、そうだ。
なるほど。
そういえばフルーツの色味を見る限りそんなに漬け込んだ感じがしない。また、ベースとして使用する赤ワインの渋みが強目の物ならフレーバー感をしっかり引き出すには最低でも2日以上は漬け込まないとダメだろう。しっかりと手間暇をかけて作っているのに勿体無い。
ちなみに、ソムリエなら大体の人がオリジナル・サングリアレシピを持っている。私のサングリのレシピは軽めのイタリア産赤ワインにベリージュース、シナモンスティック、グローブ、絞ったオレンジ&レモンを加え3日寝かせたもの。某有名バーテンダーに教えてもらったレシピを少しアレンジしたもので、飲み口は濃厚だがキレと深みがある。「スタジアムに行って、ひたすら飯を食ってるだけのオッさん」という認識は間違いではないけど、お仕事も一応ちゃんとしてるからね!
ちなみに、お代わりは一杯300円とかなりお得。
カップを捨てずに持っていけば適用してくれる。