2023/05/30

だんご庵季彩 どら焼き・モンブラン:400円 & 喫茶ジェイ アイスコーヒー:300円


だんご庵季彩
どら焼き・モンブラン:400円
喫茶ジェイ
アイスコーヒー:300円
@鳥栖スタジアム

鳥栖スタジアムで私の一番の楽しみ、それは試合後、黄昏れながら喫茶ジェイさんの珈琲とだんご庵季彩さんのだんごを頂くことだ。正味の話、この時間が好きすぎてほぼ毎年鳥栖にきていると言っても過言じゃない。ただ、今回は翌日に熊本で試合を観戦する関係で、試合終了してからすぐに移動しなきゃならない。なので、この時間が取れない。うーん、どうしたものか…と悩んだ結果、ハーフタイムに前倒しで楽しむことにした。この日はハーフタイムにあの三木道三氏のミニライブもあって、それはそれでかなり興味があったんだけど、やっぱり私は三木道三よりジェイさん、季彩さんにLifetime Respectだ。

と、いうわけで、前半が終了する少し前に抜け出し一気に購入。季彩さんのどら焼きは極厚の生地にたっぷりのモンブラン餡、ホイップクリームと渋皮の栗まで入ったインパクト抜群の逸品!勿論、当たり前のように美味い!甘さの加減が本当に絶妙過ぎる。これにジェイさんの珈琲が合わないわけがない。夕日を背に受け、ほんのり口の中に残る甘さを珈琲の酸味と苦味でマスキングすると、ひたすらに幸福感だけが襲ってくる。目の前の熱い試合が虚ろになりそうだ。

うん、やっぱり私はこの時間が大好きなんだなぁー。




ぐるぐる SAGAN焼き(ベーコンエッグ):300円


ぐるぐる
SAGAN焼き(ベーコンエッグ):300円
@鳥栖スタジアム


スタグルにはよくパンや大判焼きにマスコットやエンブレムを焼き付けた物がある。お手軽に特別感と観戦気分を盛り上げるにはこの手のスタグルは重宝されている。値段が手頃な物が多いのもいい。なのて、多分これもそうなんだろうなぁーと思っていた。“ベーコンエッグ“だから、大判焼きの中にスクランブルエッグとベーコンでもはいっているんだろうと。まぁ、ウィントスの焼き印が可愛いのが多分この商品の最大の売りなんだから、それはそれでいいかなぁーと気軽な気持ちで購入した。

だが、全然違った。


なんと、大判焼きの半分がなんと目玉焼き!間に厚切りベーコンが挟まれている。おいおい、嘘だろ!?こんなん初めて見たよ!大判焼きってこんなこと出来るのか?これはちょっと予想外の不意打ち、全く考えもしなかったところから何の前触れもなくいきなりぶっ込まれた衝撃的アイデア。まだ、大判焼きに進化の形が残されていたとは…。これはビックリするなというほうが無理だ。考えた人、マジでスゲぇわ。

まぁ、だからと言ってめちゃくちゃ美味いわけじゃないんだけど、ある意味今年一番感動した。個人的にはイグノーベル料理賞をあげたい。


米五合 鍋島 純米吟醸きたしずく:750円

 

米五合
鍋島 純米吟醸きたしずく:750円
@鳥栖スタジアム


鳥栖スタジアムのアウェイ側コンコースには沼がある。スタジアムとは思えないとんでもなく魅力的なラインナップで、アウェイサポを全力で潰しにくるお店、それがこの米五合さん。この日も魔王をはじめ、伊佐美、三岳、くじら、薩摩茶屋等々、人気と実力を兼揃えた焼酎がずらーっと並ぶ店頭は壮観そのもの。これが一杯600円~なんだから、酒飲みにはほんとうに堪んない。実際、あの鹿島サポが吸い寄せられるかのように魔王を注文していた。まぁ、気持ちはわかる。関東で魔王をこの値段で飲める所なんてほとんどない。それがスタジアムで飲めるんだから最高でしかないもんね。ただ、個人的にはやっぱり日本酒が飲みたい。佐賀は鍋島、光栄菊、七田、能古見、東一等々、実力のある酒が多く、九州ではトップクラスの日本酒産地だ(特にここ最近は光栄菊のクオリティーがどんどん上がってきている。個人的には近い将来鍋島を追い抜くのでは?と思っている)。そんな所で飲む酒は地場の酒に限る。

と、いうことで、店員さんに聞いてみたら本日の日本酒は「鍋島 純米吟醸きたしずく」だけ、ということなのでこちらを購入。きたしずくとは吟風や彗星と並ぶ北海道産の酒造適合米。涼しげなラベルそのままの綺麗で爽やかな酸味と旨みでスッキリとした喉越し。今後、鍋島は五百万石を使用したオレンジラベルを終売させ、こちらに切り替えていくらしい。うん、大歓迎だ。ハッキリいって鍋島のオレンジラベルは私の中ではかなり評価が低い。鍋島というブランドだけであれをお勧めてくる店はハッキリいって信用しないほうがいい。

と、いうわけで、話は脱線したが言いたいことは一つだけ。この店がここにあるのには理由がある。アウェイサポは遠慮せず酒に溺れればいいと思うよ。これがホントの佐賀で行う免許奉納。




ちなみに、薩摩茶屋は魔王・森伊蔵と並び賞される村尾のセカンドラベル。違いは麹米(薩摩茶屋はタイ米を使用)だけなので、村尾の魂は充分楽しめる。(しかも、薩摩茶屋は一升瓶で約2200円とめちゃくちゃ安いのよ…。見つけたら絶対に買いやで)

グリルタケシタ 竹下のブラックモンブランソフトクリーム:500円


グリルタケシタ
竹下のブラックモンブランソフトクリーム:500円
@鳥栖スタジアム


こちらも今シーズンから登場したお店。
佐賀でアイスクリームと言えばブラックモンブラン!ブラックモンブランが唯一無二の絶対的存在だ。そのブラックモンブランをソフトクリームにしたのがこれ。

?「元々アイスクリームなんだからソフトクリームにしても一緒じゃないの?」

…今喋った奴、前に出ろ。
俺は今から貴様を殴る!

なめらかで濃厚なソフトクリームにパリパリのチョコとブラックモンブランのクランチがたっぷり!これは明らかに進化だ、めちゃくちゃ美味い!

?「なんでこんな物を作る必要があるの?普通のブラックモンブラン3-4本買った方がお得じゃない?」

…はぁー!?
お前みたいな奴とは一生わかり合える気がしない。貴様には人類の飽くなき叡智と進歩がみえんのか?私が粛清してやる!

?「エゴだよ、それは!」

チョコだっつーーの!



とにかく、鳥栖に来たなら絶対に食べた方がいい事だけは間違いない。

以上です。


サガン鳥栖オフィシャル直営売店 芋けんぴ・キューブ:250円 / ミネラルウォーター:100円


サガン鳥栖オフィシャル直営売店
芋けんぴ・キューブ:250円 / サガン鳥栖ミネラルウォーター:100円
@鳥栖スタジアム


今シーズンから?登場したサガン鳥栖のオフィシャル直営売店。FC東京も積極的にスタグルの直営販売を行っていたけど、この流れは続くのかな?

と、いうことで、ここではサガン鳥栖SRO高橋義希氏監修の応援弁当が販売されている。毎節内容が変わるのも常連サポーターには嬉しいだろう。なので、私も一度食べてみようと思っていたんだけど個人的に今回の内容がイマイチそそられなかったので今回はパス。代わりにこちらの芋けんぴとミネラルウォーターを購入。芋けんぴは芋屋金次郎で有名な澁谷食品株式会社とコラボ商品。観戦しながら食べるにはその手軽さが丁度いい。ミネラルウォーターもこの日はかなり暑かったので飛ぶように売れていた。スタジアムで水がワンコインで買えるのは本当にありがたい。特に飲食物の持ち込みを厳しく制限しているところ、聞いてるか?ジュースや珈琲は高くてもいい。ただ水はマジで一般価格で販売してくれ。じゃないと、これだけ毎年暑くなっていたらいつか死人出るぞ。







他にもコラボ商品だったり色々販売されていた。フットワークが軽そうなので、今後もどんどん増えそうな感じはする。


フルーツクローゼットカフェ りんご飴(プレーン):680円

 

フルーツクローゼットカフェ
りんご飴(プレーン):680円
@鳥栖スタジアム


「屋台で買ったことがあるけど食べきった事が無いもの」&「親が子供に屋台で買いたくないもの」ランキング不動のNo.1といえば、恐らく100人中100人が声を揃えてリンゴ飴!と答えるだろう。「Don't worry.I’m wearing…」のレスポンスが『Pants!!!』であるのが当然のように、リンゴ飴の食べ辛さは誰が食べたってそう思わずにはいられない万国共通の認識だ。かぶりつくにはデカすぎるし、舐め続けるには体力と忍耐が要求される。口の周りもベタベタだ。とにかく、リンゴ飴を食べる事は苦難の連続なんだ。

そんなリンゴ飴の食べ辛さをこの店では画期的な方法で解決した。なんと、カット!…その手があったか…。何故、人類は半世紀以上誰も気づかなかったんだ…!?目から鱗が落ちるとはこのことだ。しかも、カットしたことで全てを万遍なくリンゴ飴として食べることが出来る。素晴らしい!以外の言葉が思いつかない。これはもう、どぶろっくがち○ち○を「sting sting」と歌詞を変えることで地上波放送をすり抜けたと同じくらいの発明だ。そして、改めて感じるリンゴ飴の美味さ!あぁ、リンゴ飴ってバランス良く食べれたらこんなに美味かったんだぁ…。感動すら覚える。しかも、カットにしてカップに入れたことで、別売りのフレーバー(1個50円)を買ってシャカシャカすれば、オシャレな味変まで楽しむことが出来る。これは凄い。素晴らしい発明だ。

個人的には見つけたら又即購入したいほど気に入っている。


ちなみに、リンゴ飴は一応カットorそのままか選ぶことが出来る。勿論、オススメはカット一択だ。

結カフェ シシリアンライス:800円


結カフェ
シシリアンライス:800円
@鳥栖スタジアム


今年復活した能田先生の「あつあつ!スタグル旅」でも紹介されたこちらのお店。
シシリアンライスとは佐賀のご当地グルメで、 ご飯の上に甘辛いタレで炒めた薄切り肉と玉ねぎ、その上にレタスやトマト、きゅうりなどの生野菜を盛り付け、仕上げにマヨネーズを網かけした料理だが、こちらのシシリアンライスは肉はミンチ肉でアジフライがのっていてかなりオリジナル色の強い。見た目はシシリアンライスというよりタコライスに近いような仕上がりなので、「本場のシシリアンライスを食べたぜー!」とは言い難いが、味はベリーグッド。次に来たときは他のメニューも食べてみたいね。


だんご庵季彩 砂岩魂 季彩の一魂:650円


だんご庵季彩
砂岩魂 季彩の一魂:650円
@鳥栖スタジアム




鳥栖には誰もが目を奪われる完璧で究極のスタグルがある。それは金輪際現れない一番星の生まれ変わりといっても過言じゃない。そのフォルムと愛くるしさは皆を虜にしていく。その団子と手書きの紙袋が嘘偽りなく完全な愛なのは明白だ。

だんご庵季彩さんの“季彩の一魂“。

私の中では終身永世名誉殿堂入りスタグルの一つ。その素晴らしさはこれまで何度もここで語ってきた。ただ、いくら筆を重ねても語り尽くせることは無い。それほどこのスタグルは偉大。スタグルの歴史に渾然と輝く唯一無二の存在。他の店が形だけマネをしてもダメダメ、だってこのスタグルの一番凄いところはご主人の狂気とも思える愛と情念なんだから。鳥栖に来てこれを食べれないなんてイヤイヤ、ここに来た意味が半分無くなっちゃう。

と、いうわけで、当たり前のように購入。

今回は定番のウィントスに鹿島アントラーズのマスコット・しかおと、元鳥栖所属の樋口雄太か垣田裕暉のどちらかを選べる2バージョン。変わらない可愛さに、変わらないクオリティーは何度目にしても心に灯が灯る。そして、改めて実感する。Only.1の突き抜けた先にしか圧倒的なNo.1は無いのだと。やっぱり季彩の一魂こそが究極のスタグルだ、以前変わりなくぅ!





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今シーズンの箱絵コレクション。
どの作品も愛しか溢れていない。

だんご庵季彩 わらびもちドリンク・沖縄黒糖:400円

 

だんご庵季彩
わらびもちドリンク・沖縄黒糖:400円
@鳥栖スタジアム


さぁ、喫茶ジェイさんで腹を満たしたら次に行く店は一つしか無い。そう、だんご庵季彩さんだ。研究熱心かつアグレッシブなご主人は今年も新しい和菓子の進化を作り出していた。それがこの“わらびもちドリンク“。もう、飲む前からわかる、絶対に美味い。しかも、沖縄黒糖・宇治抹茶・マンゴー(マンゴー!?)の三種類ときたもんだ。口が三つあればいいのに…。悩みに悩んだ末、今回は沖縄黒糖をチョイス。コクとまろやかさのある黒糖特有の甘さが直線的なわらび餅の美味さは勿論だが、ツルん!とした優しいモチモチの食感と牛乳&自家製黒蜜のドリンクが優しく口の中を支配する。これは飲む和菓子だ。あぁ…美味いなぁ…。今日は暑いもんなぁ…。堪んないよなぁ…。しみじみと美味さを噛み締める。やっぱり日本人ならわらび餅だ。数十年に一度訪れるブームなんていらない。これまでのように静かに寄り添ってくれればいい。このわらびもちドリンクは最高だ。

ただ、一つだけ悩みがある。

鳥栖は美味いドリンクが多すぎるんだよぉー!


喫茶ジェイ ぼっかけ丼:700円


喫茶ジェイ
ぼっかけ丼:700円
@鳥栖スタジアム


数多くの素晴らしいスタグルが後漢末期、群雄割拠の時代の様にひしめき煌めく鳥栖スタジアム。この"ぼっかけ丼"も間違いなくその豪傑の中の一つだ。元々期間限定メニューだったものが好評だったのでレギュラーメニューになったらしいが、今や喫茶ジェイさんだけでなくサガン鳥栖を代表するスタグルになっている。個人的には以前"ぼっかけのみ(単品)"でも食べた事はあるが、その時残った感情は後悔のみ…。美味い、美味くないを超越した概念「米が欲しい!」。「確かに単品でも美味かったかもしれない!酒と合わせれば最高だったかもしれない!でも、米と食いたい!ただそれだけ!」佐々木⚫介もきっと同じ意見だろう。酒の肴にするならともかく、「今日はいっぱい食べたいものがあるから、抑えれるところは抑えていこう…」ってな感じの弱気と後ろ向きの気持ちで決断しようとしているなら、その判断は完全に間違えている。単品がダメな訳じゃない。単品でもめちゃくちゃ美味いが、このぼっかけは白飯と重ねると信じられないほど美味いんだ。時間とガス代をたっぷりかけて甘辛く煮込んだ牛すじはプリッとした心地良い食感をしっかり残しつつ円やかで凝縮した旨みがあり、芯まで味が染みこんだ大根は柔らかく、噛むたびに汁が溢れだす。こんにゃくをこんなに愛おしく感じる事も無いだろう。この全てを完璧に受け止めてくれるのは白飯しかないんだよぉ!もう、本当に美味い、美味すぎる!この今私が感動している気持ちを電力に代えることが出来れば、相次ぐ電気代の高騰も防ぐことが出来るのに…。私の気持ちに現代化学が追いついていない事がつくづく残念でならない。つーかこれ、前より美味くなってないかい!?いや、絶対に美味くなっている!…ような気がする。「いや、何にも変わってないけど…」って言われたら恥ずかしいのでこれ以上は控えるが、個人的には間違いなくそう感じた。やっぱり、ここに来てこれを食べないのは間違っていた。これは鹿島に行ってモツ煮やハム焼を食わないようなもんだ。大いに反省します。そして、改めて宣言する。

このぼっかけ丼を食ってこそサガン鳥栖だ。飛べ飛べ飛べー!


ぼっかけ丼は小サイズ(500円)もあるよ。


と、いうわけで、反省ついでに初めて鳥栖スタジアムへ訪れる方へオススメスタグルプランを教えましょう。

①鳥栖駅の5・6番ホームの中央軒さんで“かしわうどん“を→鳥栖の歴史に溺れろ。
②都市広場の喫茶ジェイさんで“ぼっかけ丼“と“ごりごりプリン“を→美味さに溺れろ。
③同じく都市広場のだんご庵季彩さんで“季彩の一魂“を→可愛さに溺れろ。
④グリルたけしたさんで“ブラックモンブランソフトクリーム“を→甘さに溺れろ。
⑤南側コンコースの米五合さんで“地酒“を飲む→アルコールに溺れろ。肴は好きなものを食え。
⑥試合終了後、喫茶ジェイさんで“コーヒー“を、だんご庵季彩さんで“好きな和菓子“を→余韻に溺れろ。

これで鳥栖での大満足は210%約束される。
勿論、他にも美味ものだらけなので、余裕があれば好きなものを好きなだけ食ってくれ。