ここ最近、私の中でベルマーレフードパークに来たら絶対に食べておきたいお店がこちら。料理は炭火で焼き上げたとろホルモン焼きと豚バラの二つだけ。ただ、これがマジで美味い!めちゃくちゃに美味い!ここに来てビールは飲むのにこれは食べないなんて不誠実、不見識、不道徳でしかない。今年に入ってから出店回数が減っていて百年構想リーグは2回だけ、リーグ戦は今日が初出店だ。こんなもん食う以外の選択肢が無いんだよ。
と、いうわけで購入。
今回は看板商品のとろホルモン焼きと豚バラのMix丼を+250円で肉増しにして着丼。
蓋を開けた瞬間に広がるブエナビスタ!
おおおー!
俺の心の中にある日本武道館を埋め尽くす全観客が一斉にどよめく。
時は2000年2月26日、総合格闘技大会「リングス WORLD MEGA BATTLE TOURNAMENT KING OF KINGS」の準々決勝。日本の格闘技界(特にUWF系プロレス)がヒクソンやホイスをはじめとするグレイシー一族の圧倒的な強さの前に苦杯をなめ続け、プロレスこそが最強の格闘技だ!という俺たちのアイデンティティが完全に揺らいでいた当時。桜庭和志がPRIDEで一矢報い、プロレスラーの逆襲の烽火が上がり始めたその裏で行われた田村潔司とヘンゾ・グレイシーの一戦。田村潔司の名前がコールされたあと、指笛と一瞬の静寂から流れるいつもとは違う入場テーマ曲。
♪テーテーテー
このたった3音で10年以上にも及ぶUWFと田村潔司の間に流れる文脈を一瞬で理解した観客の地鳴りのようなどよめき。その光景がこの圧倒的な肉を目の前に完全に蘇った。正に肉まみれ!肉に抱かれ、肉に沈む肉だ。ボリュームがエグすぎる。そしてその肉を食べたと同時に弾け飛ぶ美味いという感情!やっぱりめちゃくちゃ美味い!炭の香りが鼻を抜け、弾力のある食感と肉の旨味&タレの芳醇な味わいが口の花道をゆっくりと歩を進める。頭の中でUWFのテーマが鳴り止まない。爆発的な田村コールが巻き起こったあの時のようだ。私も会場で目がくらみそうな恍惚感の中、それまで抱いていた悔しさや不安を完全に払拭し、絶頂と期待の中でひたすらタ・ム・ラの3文字を叫び続けていた。多分人生で一番狂った時間だったと思う。その咆哮を頭にこだませながら、ただひたすらに肉と米と対峙する。食っても食っても中々減らない肉に酔いしれる。UWFのテーマが総合格闘技やMMRなんて言葉の無かった時代、誰が一番強いのか?との問いに手探りでもがき、夢を見て葛藤した男たちのテーマソングなら、このMix丼は渇望を手にした男達への賛歌だ。
赤いパンツの頑固者…もとい、白いお肉の旨い物。
おいMix丼、Uはお前なんだよ。
素晴らしい!


































