2023/03/21

酒膳処おお井 焼きそば 名物マンガ盛:600円

 

酒膳処おお井
焼きそば 名物マンガ盛:600円
@南長野運動公園球技場


今、長野で一番ホットでナウいスタグルといえばこれ。
スゲェェェ!もう説明不要!全くと言っていいほど本来の役目を果たしていないパックに溢れかえっているのは、目ん玉が飛び出そうなほど大盛りの焼きそば!サービス精神が昇天している。似たようなもので、神宮球場の前でも”超てんこ盛り焼きそば”(今もあるのかな?)というものが売っていたが、その焼きそばとは決定的に違う点がある。それは味。この”焼きそば 名物マンガ盛”は美味いんだ。これが何気に一番すごい。だいたい、この手の商品と言えば全パロメーターをボリュームに全振りしている分、心から美味い!と言えるものがあまりない。しかし、この焼きそばは美味い!大人気で常に焼き続けているので焼きそばは熱々!モッチリとした麺と自家製のにんにくだれが食欲を掻き立てる。焼きそばとしてのレベルが普通に高い。いやー、美味い上にボリュームたっぷりなんだから最高というほかない。もう、この感動は生で拝んでオドロキやがれ!だ。


ただ…。

やっぱりこれだけ量が凄いと飽きる…。
幾ら美味くても、同じものをこれだけ食べていたら飽きるなという方が無理だ。これはもうしょうがない。しかも、この焼きそばは麺の量に全振りしているので、具材と呼べるものがほとんどない。紅ショウガ以外のアクセントがほぼ皆無なんだ。これはキツイ。

なので、ここからは個人的な意見。
このスタイルは絶対に変えてほしくないので、調味料を追加料金で販売してみてはどうだろうか?マヨネーズ、からしマヨネーズ、カレー粉、天かす等を単品で販売するもよし、ステーションを用意してかけ放題にしてもいいだろう。これがあれば客も今以上に最後まで美味しく食べる事が出来るし、店にとってもわずかな手間で売上が加算できる。完璧にWIN-WINだと思うんだよね。ぜひ、ご一考願いたい。





ちなみに、焼きそばは並サイズも販売している。
品のいい食べきりサイズで、量的にはマンガ盛の1/5程度。ギャップがありすぎるだろ笑

ながら 信州きのこ煮かけそば:500円

 

ながら
信州きのこ煮かけそば:500円
@南長野運動公園球技場


長野といえばやっぱり蕎麦!長野まで来て蕎麦を食べないなんてあり得ない。なので、当然スタグルにも蕎麦はある。しかも、濃い目の鰹だしベースの醤油汁で具材を煮付け、蕎麦にぶっかけた信州安曇野の郷土そば・御煮掛け蕎麦だ。これはもう堪んない。それにしても、なんて量のキノコだ笑 とにかくキノコの量が尋常じゃない笑 文字通りのキノコまみれ、圧倒的密なキノコ達。長野といえばキノコの生産量日本一で、日本有数のきのこメーカー・ホクト株式会社さんは長野パルセイロの胸スポンサーにもなっているが、その名に恥じない素晴らしさだ。勿論、七味は善光寺名物・八幡屋礒五郎。もう、すべてに抜かりが無い。正真正銘、長野三昧の一杯だ。

しかも凄いのは、これだけ充実した内容なのにお値段たった500円!今シーズンは物価高の影響でどこのスタグルも当たり前のように値上げされている中、まさかの去年からお値段据え置き!うおおおおおー!ハンパねェェェー!このハートに刻まれた蕎麦はロマンと呼ぶには熱過ぎる!アクセルの悲鳴が軋むタイヤから聞こえる!巡り来るはずも無いPeace&Loveがここにあった。

これは最高過ぎるぜ。



スイーツオンスイーツ 信州リンゴのアップルシナモンクレープ:650円

 

スイーツオンスイーツ
信州リンゴのアップルシナモンクレープ:650円
@南長野運動公園球技場


今回、事前にオススメして頂いたのがこちらのクレープ。フルーツ大国・長野の旬の果物をふんだんに使用した限定クレープが名物で、時期が合えばシャインマスカットのクレープなども楽しめるらしい。

ただ、この日の限定ものがあまりそそられなかったのでこちらをチョイス。やっぱり、長野といえばリンゴ!リンゴを食べずして長野から帰る事など出来やしない(そーいえば、昔このスタジアムで食べた“カットりんご:100円“は最高だった。無くなったのが残念すぎる…)。実際、しっかりと味のしみこんだアップルシナモンは素朴で優しく、たっぷりの生クリームと交わって口の中を心地よく支配する。これに「長野で食べた」という認知バイアスがかかれば、そこにはもう満足感しかない。



小林食品 五平餅:350円


小林食品
五平餅:350円
@南長野運動公園球技場

名物!
食わずにはいられないっ!
という事で購入。半搗きにしたうるち米で作られた餅は米の粒の食感と甘辛いタレがジャスフィット。ヘラの様な平べったい木の串に刺して焼く事で、ほんのり木の香りが移っているのも凄く良い。ただ、これが焼き立てだったらもっと美味いんだろうが、こちらのは残念ながら完全に冷え切っている。これはこれで美味いんだけどさ。まぁ、しゃーない。

食パン道 こだわりのふわふわ牛乳パン:410円 / カスタードラムレーズン:350円

 

食パン道
こだわりのふわふわ牛乳パン:410円 / カスタードラムレーズン:350円
@南長野運動公園球技場


食パン専門店として店舗拡大中のこちらのお店。私は普段、俗に言うチェーンのお店ではほとんどスタグルを買うことはないんだけど、種類がいっぱいあって凄く美味そう&無類のラムレーズン好き、という2つの要因に惹かれたので買ってみた。

シンプルな“牛乳パン“の美味さは勿論だが、個人的にはやっぱり“カスタードラムレーズン“。しっとりとした食パンとラムが香るカスタードクリームは相性抜群!レーズンをケチらずしっかり入れているのもいい。

でも、何故“牛乳パン“の方が高いのか?はよく分かんない。



とにかく種類が豊富!
これだけ色々あれば、選ぶ楽しさしかない。


一物全体Shop 大学芋(100g):250円

 

一物全体Shop
大学芋(100g):250円
@南長野運動公園球技場


蜂蜜で甘さにアクセントを付けたホクホクの大学芋。個人的にはもう少しコーティングが厚く堅い方が好きなんだけど、これはこれで美味くてイイネ。


烈士洵名 PREMIUM背脂煮干し中華そば:800円


烈士洵名
PREMIUM背脂煮干し中華そば:800円
@南長野運動公園球技場


東京・長野で異なるラーメン店を運営するこちらのお店。お店では色々なタイプのラーメンを用意しているらしいが、こちらではこの“背脂煮干し中華そば“を提供している。

濃厚な煮干しスープにツルツルシコシコのコシのある麺がバッチリ!背脂&玉葱みじんもいい。個人的には、蒲田に住んでいた時によく通ったらーめん潤さんを思い出すなぁ。


信州和牛専門店 プロミート 特選 信州牛串:700円


信州和牛専門店 プロミート
特選 信州牛串:700円
@南長野運動公園球技場


信州和牛とは、信州の壮大な山々が育んだ水と豊かな自然環境のなか、JA長野県・信州肉牛生産販売協議会の生産者さんが愛情と丹精を込めて生産している黒毛和牛。肉の甘みと柔らかさはこの串でも充分に堪能出来る。注文を受けてから焼いてくれるのも嬉しいね。


2023/03/18

横浜点心屋台 吉清 台湾風まぜごはん:900円 / ピリ辛麻辣鶏飯:900円


横浜点心屋台 吉清
台湾風まぜごはん:900円 / ピリ辛麻辣鶏飯:900円
@横浜国際競技場


マリノススタグルには毎節40-50店舗が出店しているが、数多くのサポーターに愛され、ほぼ毎回最初に売り切れてしまうのがこの横浜点心屋台 吉清さん。それは2019年と2021年には舌の肥えたマリノスサポーターが選ぶお気に入りスタジアムグルメのN0.1にも選ばれている事実が証明している。実際、ご飯に良く合う創作中華と、店主が丁寧に一個一個手仕込みする伝統の横浜点心を組み合わせた5種類の弁当はどれもこれも本当に美味そうだ。もう、この中から一つ選ぶなんて無理!物理学的に今の私は五角錐の頂点、色々なタイプの異性に言い寄られてソワソワしてるときめきトゥナイト状態。こうなったらスタグルを食べまくった男の子だけが持ってるウルトラエクセレンス第六感のコンピューターで選ぶしかない。と、いうわけで分析の結果、今回は”台湾まぜごはん”と”ピリ辛麻辣鶏飯”が50:50となったので二つ食べる事にした。

(ちなみに、吉清さんは大人気店舗の為、本来は一回の注文に付き1人弁当1個までの制約がある。私はそれを知らず厚かましくも2つ一気に注文してしまった。ただ、この日は雨で時間が早かったこともあり、並んでいたのは私1人。なので優しいご主人が並び直して注文した、という体で注文を受けてくれた。申し訳ない!基本、1人で2つ以上頼む場合は並び直しが必要なのでご注意を。)


●台湾風まぜごはん:900円

台湾まぜそばをご飯にアレンジした吉清さんの看板メニュー。数年ぶりに復活した『あつあつ!スタグル旅:横浜編』でも紹介されたのがこちらのお弁当。10種類以上の醤とスパイスで炒めたピリ辛のミンチ肉の旨味と鼻を突き抜ける海苔の香り、円やかな口当たりがアクセントとなるウズラの卵、そのどれもこれもがしっかりと肩を組みスクラムしているのに、強烈なダンクシュートでリングに叩きつけるぐらい個としての主張もある。個人的には丼、特に海鮮丼なんかに海苔が敷いてあると、そっちに風味が引っ張られすぎるのであんまり好きじゃないんだけど、これに関しては海苔こそジャスティス!見事なまでに調和している。豆苗のシャキシャキした食感とみずみずしさも凄くいい。もう、完璧!これは凄い!美味すぎんぜ!


●ピリ辛麻辣鶏飯:900円

うま味を引き出す特製のオリジナルダレに漬け込んだ鶏もも肉を、ダシとスパイスで味付けした色鮮やかな辛みスープでじっくりと炊き上げたこちらのお弁当。味が染み込んだ鶏肉の味わいは勿論、柔らかく、噛むと湧き出る旨味とピリ辛のスパイスの連動性がとにかく秀逸!見た目は凄く辛そうに見えるが実際はそれほどでもなく、しっかりと美味い!が来た後に辛さが引き締めてくれる。だから、いくらでも食べれそうな錯覚に陥る。いやー、”台湾風まぜごはん”も良かったが、こっちも堪んないわ!

ちなみに、吉清さんの弁当には全て自家製の点心が三種(しゅうまい・小籠包・水餃子)付く。これがまた絶品!肉汁ジュワジュワ!皮はツルツルモチモチ!餡が肉々しくて本当に美味い!弁当の構成として一切の無駄が無く完璧過ぎて熱いときめきが止まらないんだよなぁー!しかも、マリノススタグル唯一の弱点と言ってもいい≪横浜らしさ≫まで一身に背負っているんだから凄いとしか言いようがない。ずっと美味いと愛してるが交差している。今なら草薙君が深夜に叫びながら公園ででんぐり返しをしていた気持ちがわかる。私も雨で地面が濡れているのも関わらず、今すぐここででんぐり返しをしながら「美味いよー!美味いよー!」と叫びたい気分だ。それぐらいハイな気分だぜ!

もうさぁ、何故私はいままでここの店で食べてこなかったんだ?アホ過ぎてかける言葉すらないよ。嫌になるぜ。


とりあえず、今日食べれなかった3つの弁当もすげー美味そうなので必ず食べに行く。もう、考えただけで今からよだれが止まらない。

 

Colpo della Strega えぞ鹿のカルボナード:ごはん付 1200円

 

Colpo della Strega
えぞ鹿のカルボナード:ごはん付 1200円
@横浜国際競技場


この日の狙い撃ち三店目はコルポデラストレーガさん。どれだけ魅力的なお店が増えようが、この店で買わないという選択肢は余程の事が無い限り今後も生まれないだろう。エースストライカーであり守護神、エースで四番、勉強ができるイケメン高身長、〈二兎を追う者だけが二兎を得る〉を地で行く圧倒的実力は、美味い店が多く揃うマリノススタグルの中でも抜きんでている。

そんなコルポさんのこの日の限定?メニューがこちらの”えぞ鹿のカルボナード”。多分、対戦相手が鹿島アントラーズという事で用意されたメニューなんじゃないかな?と思っている。”カルボナード”とは肉をビールでじっくりと煮込むベルギー・フランドル地方の郷土料理で、芯までしっかりと味の染み込んだ鹿肉は程よく食感を残しながらも柔らかくホロホロ!甘くほんのり苦めでコクがありながら、鹿肉特有の野性味もしっかり残っている。そう、これ!私がジビエ料理に求めているのはこれなんだよ!最近、ジビエ肉を使用するスタグルも増えてきているが、残念ながらその多くがジビエの特長である野性味を感じさせずに美味くするか?に傾倒し過ぎているような気がする。いや、そうじゃないでしょ?ジビエ肉の個性を活かした美味さを求めないなら、それはただの代用肉だ。消費目的以外にジビエ肉である必要が無い。この一点だけをとっても、このカルボナードは素晴らしい。






勿論、このカルボナードの素晴らしさはこれだけじゃーない。
この鹿肉はご飯に付いている副菜と一緒に食べると一気に味が七変化!人参のラぺは甘酸っぱい酸味とコクが、白ブドウは甘いコロンに野生の匂いがセクシーアドベンチャー!キュートにニコッと笑いかけられたと思ったら、次の瞬間妖しい微笑みで誘われている。マジで峰不二子!清楚さは欠片もないが誘惑が連続過ぎて、途中からはため息しか出なくなる。もう、ほんと完成度がズバ抜けて凄いんよだなぁ…。

これだけ何を食べてもデリシャスな勝利を約束してくれる店は中々ないぞ。



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ちなみに、毎回訪れるたびに進化しているCDAさんのスタグル運営だが、今回も当たり前のように改善していた。これだけ店舗が多くて入れ替わりがあるにもかかわらず、エリア毎には店舗一覧表が掲示され、去年から始まったホスピタリティBOXには紙皿、紙コップ、レジ袋だけでなく、サランラップ、アルミホイル、輪ゴム、ヘアピン、ヘアゴム、絆創膏まで用意されていた。正直、ちょっと引くレベルで凄い…。ここまで出来るのはもう仕事じゃない。愛だよ、愛、マリノススタグル愛だよ。愛が無ければ絶対にここまで出来ないから。もう、尊敬しかない。

Lupo ラクレットチーズドック:800円

 

Lupo
ラクレットチーズドック:800円
@横浜国際競技場
@埼玉スタジアム2〇〇2


本日の狙い撃ち二店目はこちらのお店。
牛乳から作るセミハードチーズの一種であるラクレットチーズの断面を熱し、溶けた部分を削ぎ落してホットドックに直接ドヴァーっとかける超贅沢でLIVE感溢れるホットドック。まぁ、一応ホットドンクなんだけど、ホットドックはこのチーズをより美味しく食べるための手段でしかなく、主役はあくまでチーズ。チーズのチーズによるチーズの為のホットドック、だと個人的には認識している。

と、ならばこのチーズが出来るだけ最高の状態の時に頂かなければならない。絶対にすぐに食べた方がいいと思い、急いで写真を一枚だけ撮影してすぐにかぶりついた。

ハイ、美味い!めちゃくちゃ美味い!

もう、ほんとチーズが濃厚!程よい塩味と甘み、複雑な香味を感じる旨味が素晴らしく、ホットドックを大胆に包み込む。これは癖にならざる得ない。このホットドックはシンデレラハネムーンなんだ。時計に追われるシンデレラハネムーン、チーズが溶けて始まるシンデレラハネムーン、食べて始まるシンデレラハネムーン、あっという間に無くなり夢から覚めるシンデレラハネムーンだ。全てが刹那的過ぎる。

あぁ、本当に美味かった…。
この美味さの前に言葉は一つ、ご馳走様を残すしかない。




こちらのお店は人気が高く、売切れになるのも早いので食べたいのなら出来るだけ早く買いに行った方がいい。

FISHERMAN‘S KITCHEN フィッシュ&チップス:800円


FISHERMAN‘S KITCHEN
フィッシュ&チップス:800円
@横浜国際競技場

朝からしとしとと雨が降る横浜。
個人的には雨が降るだけでいつもよりテンションは半減してしまうが、ただ一つだけ良い事がある。これはいつもよりスタグルが買いやすい事。お店さん側にとっては売上減は死活問題になるのでそれを喜ぶ事に申し訳なさもあるが、普段はどの店も大行列のマリノススタグルがどの店もほぼ並ばずに購入できるのはやっぱりちょっと嬉しい。

と、いうわけで、今回はそれを踏まえてほぼ狙い撃ちだけで購入していく。一店目はこちらのフィッシュ&チップス専門店・FISHERMAN‘S KITCHENさん。青森県佐井村で水揚げされた国産真鱈を使用し、素材から調理工程までこだわり抜いた揚げたてのフィッシュフライはサクッとした衣の食感とプリっとしたホクホクの鱈の身が絶品!そのままで食べると若干水っぽさも感じるがタルタルソースとの親和性は素晴らしく、これまで3000組以上のカップルを誕生させた事が自慢の歴戦の結婚相談所相談員ですら、その相性の良さに思わず声をあげてしまうほどマッチしていている。ただ、この美味いフィッシュフライに対して、フライドポテトはもう少し…。まぁ、そう思うのは、棚のホコリを指でなぞる意地の悪い姑みたいなもんで欲張りすぎるのかもしれない。