2022/09/26

岩代屋敷大王 福嶋火之助弁当&家臣赤兵衛弁当&虎百弁当:各1000円

 

岩代屋敷大王
福嶋火之介弁当&家臣赤兵衛弁当&虎百弁当:各1000円
@福島県営あずま陸上競技場


岩代屋敷大王さんといえばいもくり佐太郎なんだけど、実はお弁当も侮れない。いや、侮れないどころじゃない。かなりいい。しかも、今年から従来の弁当が福島自慢のマスコット・トリデンテの名を冠したものにリニューアル!と、なればやっぱり全部気になる食べてみたい。なので、全部まとめて買ってみた。




●福嶋火之助弁当:1000円

先ずは福島もののけ軍の総大将・福嶋火之助(通称:若)のお弁当。去年まで国産鶏の鶏メシ弁当として販売されていたものがリニューアル。ご飯の上にミッチリ敷き詰められた鶏もも&むね肉は相も変わらずシンプルながら優しい味付けが染み入る抜群の美味さ。

強い。



●家臣赤兵衛弁当:1000円

続いて、今や福島ユナイテッドFCの広報部長として絶妙な語り口で大人気・家臣赤兵衛(通称:べえさん)のお弁当。こちらも去年まで牛そぼろ弁当として販売していたものをリニューアルしたものだが、とにかく肉がたっぷり。しかも、しっかりとした濃い目の味付けなので、只でさえ美味い米が進まない訳がない。もう、全然米が足りん!アッサリとした福嶋火之助弁当と対照的なのも凄くいいよね。ちなみに、マスコット弁当の中ではこの弁当が『どうかしてる』ぐらいの売れ筋らしいので、購入するなら早めが吉じゃよ。



●虎百弁当:1000円

最後は福島もののけ軍のアイドル・虎百(いちおう男の子)のお弁当。こちらは去年まで特製豚重弁当として販売していたもので、衣を付けた厚切りの豚肉にしっかりとタレがのったパンチのあるお弁当。三種類の中では一番シンプルな見た目と出来だが、それがこの弁当の良いところでもある。


とりあえず、三種類全て食べてみた感想だが、肉の種類も綺麗に鶏・牛・豚と別れているし、味付けも全く被らないのが素晴らしい。しかも、どれも完成度が高く、ボリュームもしっかりあるのも嬉しいところ。これは間違いなく買いでしかない。マスコット好きだけじゃなく、このスタジアムに訪れる万人におススメしたいね。サッカーに勝敗は付きものだ。勝つ時もあれば負ける時もある。勝敗は兵家の常だ。とはいっても、心にはぽっかり穴が空く。その時、足りない人の心を埋めるのは恋人じゃない、親でもない。スタグルとマスコットだ。そうでしょ?

とりあえず、このスタジアムに来たらいもくり佐太郎と佐太郎パイ、そしてこの弁当を買っとけば間違いない!後は試合中に精一杯愛を吐き出して、それでも足りないのならBaby,let danceよ。

岩代屋敷大王 佐太郎パイ 各種(2022.9.25):各300円

 

岩代屋敷大王
佐太郎パイ 各種(2022.9.25):各300円
@福島県営あずま陸上競技場


このスタジアム一番の名物といえば、言わずと知れたいもくり佐太郎。ただ、このスタジアムでしか味わえない名物と言えばこの佐太郎パイしかない。元々、岩代屋敷大王さんの直営店菓子処桃里庵でしか発売しておらず、菓子処桃里庵以外では基本福島ユナイテッドFCの主催試合でしか購入出来ない。しかも、このスタジアムでは対戦相手に所縁のある食材を入れたその日だけのご当地Ver.も登場する。もう特別感が容赦ない。だから、このスタジアムに来たらこれは絶対に食べなきゃいけないんだ。


●佐太郎パイ-梨-:300円

ふっくら滑らかなサツマイモとパイのサクサク感だけでも十分美味いのに、そこに爽やかな梨の旨味まで加わるのだから美味くならない筈が無い。シンプルな足し算だと思っていたら掛け算だった良さがある。やっぱりこのパイは頓悟パイ、頓証菩提パイだ。美味いなぁ…。


●ご当地佐太郎パイ-北九州限定かしわうどん-:300円

この日の対戦相手はギラヴァンツ北九州。北九州といえばかしわうどん!という事で、まさかのかしわうどん入りの佐太郎パイが登場。「どーせ、細切れになったものでも入ってるんでしょwww?」とか思っていたら、マジでうどんと鶏肉がそのまんま大量に入っている。もう柏手を打ちながら笑うしかない。しかも、これがスィートポテトの甘さと甘辛いかしわうどんの味付けがビックリするほどベストマッチ!しっかり美味いから凄いとしか言いようがない。ホントこのパイの誰とでも合わせられる凡庸性は凄いな…。もう、このパイは長州だろうが前田だろうが剛竜馬だろうが、どんな相手でも名勝負を繰り広げる、それでいて新しい技をどんどん発明するアイデアマンとしての一面も持つ藤波辰爾だ。スタグル界のマッチョドラゴン、名勝負数え唄パイだ。ドラゴンput in pieだ。合わないものを探す方が難しいんじゃないか?とすら思えてくる。ドラゴンストップで止めてくれなきゃいくらでも食えてしまうよ。そして、如何なる食材と絡もうがその本質は変わらないパイに向かって当たり前の事を叫ぶんだ。

「お前、佐太郎パイだろ⁉」

うん、みんな知ってる。




勿論、お土産用として”いもくり佐太郎”も購入。
頂いた1000円分のクーポンをフル活用。
当たり前だが買わずに帰る訳がない。

笑夢 本日の笑夢Curry(バターチキンカレーとべジキーマ):1200円

 

笑夢
本日の笑夢Curry(バターチキンカレーとべジキーマ):1200円
@福島県営あずま陸上競技場


「スタジアムグルメの中で、一番美味いカレーは?」
私の答えはひとつしか無い
『笑夢さんのカレーだよ。』

もうその美味さは前回で紹介済み個人的には”俺の好きなスタグル・ベストイレブン”の一つにも迷う事無く選出させて頂いている。今年から店名が本来の笑夢に代わっているがカレーは一緒。今回のカレーは前回も頂いたバターチキンカレー(甘口)とべジキーマ(中辛)の2種合いがけ。べジキーマはスパイシーな辛さが印象的。ゴツゴツの野菜と挽肉がご飯の推進力を加速させる。そして、何度食べてもバターチキンカレーの輪郭がバキバキにハッキリした美味さは衝撃的!べジキーマを引き立てつつしっかりと個と個が両立している。いやー凄い…。本当に凄い。

移り行く季節は君だけを変えるが、それでも変わらない気持ちがある。このカレーを食べる為だけに福島に来た価値がある。そう断言しても全く過言じゃないことは食べた人なら理解してもらえるだろう。

とりあえず、食べて!



福島りょうぜん漬 つけものPIZZA:500円


福島りょうぜん漬
つけものPIZZA:500円
@福島県営あずま陸上競技場


福島の名産漬物といえば福島りょうぜん漬。福島ユナイテッドFCのスタグル店舗として安定した実力を誇っているが、個人的には少し不満があった。それはお土産用の漬物販売が中心で、その場で食べれるものが”つけもの結び”しか無かった事。特に私のような遠征組は、先ずはその場で食べてみて美味ければ更にお土産で買う!という方も少なくないだろう。そういう意味でも、その場で食べれるメニューが増えたという事実が嬉しい。しかも、それが漬物のPIZZAという興味満点の代物。しかも福島りょうぜん漬さんの漬物を使用したオリジナルPIZZAなんだから興味が沸かない訳がない。

と、いうわけで真っ先に購入。
美味い!めちゃくちゃ美味い!!
生地を埋め尽くすたっぷりの高菜とチーズの相性がとにかく素晴らしい!そこにお好みでトッピングしてもらえるマヨネーズと激辛親父ちゃん漬が加わることで、美味さの根源である酸味に更に厚みが増し、豊かに味が膨らんでいる。これは凄い。こんな個性的なPIZZAは初めてだ。っーか、よく漬物を使ってPIZZAを作ろうという発想に至ったよ!?そのアイディアだけでも凄いのに、しっかり美味いんだから感服するしかない。しかも、サイズも1/4カットで食べ応えも十分なんだぜ!?私が犬ならすぐ仰向けになって服従してるわ。

このPIZZAは間違いなくこのスタジアムの名物になるよ。だって、こんなオリジナリティー溢れるPIZZAはここでしか食べれないもん。これは福島で食べてこそ意味がある。絶対に食べた方がいい!


保温機に入っているが、PIZZAはその場で焼いているので、タイミングさえよければ焼きたてを食べる事も出来る。


と、いうわけで美味しかったのでお土産用の漬物を購入。
本当はピザにのっていた高菜が良かったんだけど、それは無いらしいので定番のかぁちゃん漬をチョイス。家に帰って食べてみたが、やっぱり美味い!雑味を完全に取り除いたレベルMAXのきゅうりのキ●ーちゃんや。いくらでもご飯が食べれてしまうわ。


ACORNS ピオーネスムージー:600円

 

ACORNS
ピオーネスムージー:600円
@広島市民球場

広島県三次市三良坂町で生産される”みらさかピオーネ”を皮ごとたっぷり使用したスムージー。芯のある強い甘みとスッキリした味わいはスムージーにピッタリ。じっくり味わって飲みたいのに、ついついゴクゴク飲んでしまう。多分、この日は三次市DAYということで出店されていたのだろう。常設の店舗ではないと思う。



カープうどん 肉:650円

 

カープうどん 肉:650円
@広島市民球場


広島市民球場の名物といえば間違いなく”カープうどん”。
今この球場で提供されているものは旧市民球場時代のものとは別物だが、その伝統は今も根強く残っている。とりあえず、ここに来たら”カープうどん”なんだ。もうこれは儀式のようなもの。神社に参拝したら二拝二拍手一拝が作法と言われるように、この球場に来たらこれを食うのが作法であり礼儀なのだ。それがこの日3杯目のうどん(お好み焼きを入れれば4玉目…)になろうがそんなものは一切関係ない。

と、いうわけで、私も従う。
食券を購入してから10秒も経たずに提供されるカープうどん。黄金色に輝く透き通った出汁は少し甘みを感じる関西風。CARPの「C」の文字の入った紅白の蒲鉾はこのうどんの象徴と言ってもいい。まぁ、うどんが柔らかすぎるのは好みの分かれるところかな。個人的には「むすび むさし」のうどんの方が好みだが、それでもまたここに来たら多分食べると思う。この球場に来るという事はそういう事なんだよ。



むすび むさし 氷うどん:700円

 

むすび むさし
氷うどん:700円
@広島市民球場


「むすび むさし」といえば”おむすび”。ただ、それと同じくらいうどんも素晴らしい。ぶっちゃけ、”カープうどん”よりむさしのうどんの方が個人的には好き。なので、結構毎回楽しみにしている。

と、いうわけで、今回注文したのがこの”氷うどん”。
夏季限定で販売されているもので、なんと汁がすべて氷。ただ、その酸味の効いたサッパリとした氷の汁がコシのあるうどんと絡むと美味い!たっぷりの天かす、青ネギと食べると更に美味い!紅ショウガと一緒に食べると独特の甘さが加わりめちゃくちゃ美味い!うどんのモチモチ感、氷のジャリジャリ感、天かすのサクサク感、青ネギ、紅しょうがのシャキシャキ感、食感の多様性が半端ない!口の中がずーっとドンちゃん騒ぎ!てんやわんやでワッショイワッショイ!何だこれ?ホント美味いぞ!これぞ多種多様な価値観や一つ一つの能力やスキルが組織で個人が生かされるダイバーシティ・インクルージョンうどん。とにかくうどんとしての一体感が凄い。豪華な食材を使えば良いってもんじゃないんだよね。適切な食材を適切に使う事でここまで出来ることに感動している。しかも、何一つ欠けてもこの味は出ないが、新たな物を受け入れる可能性はまだ残っている。それでこの味が大きく崩れることもないだろう。これこそが料理としての理想形。悪魔的、革命的翹望のうどんだ。




ちなみに、うどんの注文はこちらの食券機で購入し、↓の窓口に提出する。弁当系とは完全に流れが別なので注意が必要。また、店内で食べる事も出来るが、席が中々空かないので先に確保しておいた方がいいかも。

むすび むさし カープ男子山賊むすび:900円 / カープ女子むすび:800円

 

むすび むさし
カープ男子山賊むすび:900円 / カープ女子むすび:800円
@広島市民球場


広島県民認知度100%、お好み焼きと並ぶ県民のソウルフードとして広く親しまれているのがこの「むすび むさし」。それは広島市民球場オープン以来唯一の常設店舗として長年君臨していることからも十分伺い知れる。私にとっても市民球場に来たら先ずココ!としっかり魂に刻み込まれているので、今回もその導きにしっかりと従うことにした。



●カープ男子山賊むすび:900円

「むすび むさし」の名物”山賊むすび”とおかずが一緒になったカープ男子向けのお弁当。ただ、おかずの内容はコーンの揚げ物2個と枝豆、唐揚げ、赤ウインナーが一つと沢庵、生キャベツとシンプルそのもの。ハッキリ言っちゃうが全然ボリュームはない。おむすびは流石の美味さだが、如何せんおかずがショボ過ぎる。こんなに生キャベツだけをボリボリたべたのは久しぶりかもしれん。小学校の時、飼育小屋で餌を与えてたウサギを思い出した。

あのぉ…。
皆さん、これで満足してるの?



●カープ女子むすび:800円

カープ女子向けのお弁当も売っていたので一緒に購入。こちらは男子向けと比べると若干おかずが多めの構成で、ミニもみじ饅頭が付いているのが特徴。嫁ちゃん曰く「まぁおにぎりは美味しいんだけど、これで800円って高くない?全然足りないんだけど。おかずも普通やな。」と中々手厳しい。むさしに対して先入観も思い入れもないので余計かもしれん。

基本私と嫁ちゃんは趣味嗜好が全く違う。私は真っ暗じゃないと寝れないけど、嫁ちゃんは明るくないと寝れない。玉子焼きも私は塩っぱいのが好きだが、嫁ちゃんは砂糖たっぷりの甘いのが好きだ。そんな二人なのに今日は「おにぎりだけでええな。」という意見で完全に一致した。中々あるもんじゃない。これは奇跡だ。



ちなみに、お弁当の購入方法は歩きながら好きなものを取りレジに進む方式。人気店なので行列が絶えず、迷うことなど許されない殺気立った雰囲気は戦場そのものだ。


2022/09/17

タンポポ亭 オーレ丼・豚:600円


タンポポ亭 
オーレ丼・豚:600円
@愛媛県総合陸上競技場

昔からその美味さで愛媛FCのスタグルを下支えしてきた店と言えばこのタンポポ亭さん。その場で焼き上げる肉(鶏・豚・牛から選べる)をほうれん草、ゼンマイ、豆もやしのナムルとキムチで頂くビビンバ風のオーレ丼はボリュームたっぷり!特に私が食べた″豚″は県内産のいも豚を使用しており、ぷりっぷりで肉も甘くタレとの相性も凄く良い。正直、今このご時世にこのクオリティーの丼をこの価格で提供してくれる店はかなり貴重な存在。その1点のみでも称え祭り上げ、祝詞を奏上するべき存在だ。

どうしても遠方のスタジアムに来ると、その土地の名物料理に心奪われがちになってしまう。限りある胃袋、次にいつ来れるかわからないからとりあえず特色のあるものを食べたい!という気持ちが強くなる。それ故に、私はそのスタジアムで本当に美味いものをこれまで何度も見逃していたかもしれん。その場でしか食べれないという意味では全く同じなのにね。

だから追いかけっこが何時まで経っても終わらない。