2018/11/18

飛騨牛のこもり 飛騨牛串焼き:500円


飛騨牛のこもり
飛騨牛串焼き:500円
@長良川陸上競技場


一騎当千の豪傑グルメが揃うこのスタジアムの中でも圧倒的な存在を放つのがこの”飛騨牛串焼き”。普通、これだけレベルの高いグルメが揃っていると「アレも食べたい、これも食べたい」と欲張りな欲求が出てくるのだが、この串に限って言えば「あ…、これだけでお腹いっぱいになってもいいやぁ…」「体脂肪を全て飛騨牛の脂に入れ替えてぇ…」と、思ってしまうほど美味い。いや、美味すぎる。柔らかくスジのない上質な赤身、バランスの良いサシ。正真正銘、ガチでマジの”飛騨牛”だ。

しかも、これだけの牛串が一本たった450円。

はぁ!????

おかしい…狂ってる…
だって、これ10本(400g位?)食べても4500円なんだぜ?…。ありえねーよ!そりゃー、気が狂うまで貪りつきたくもなるよ。本当にこんなに美味しい牛串をこの値段で食べさせてもらえる事。ただただ感謝しかない。

ありがとう…
ありがとう”飛騨牛のこもり”さん。
本当に…本当に…ありがとう」…

それしか言葉がみつからない。

※2021年現在、値上げで一串500円となった。それでも狂喜するほど安い。




ひだコロッケ本舗 飛騨牛・ひだコロッケ:250円


ひだコロッケ本舗
飛騨牛・ひだコロッケ:250円
@長良川陸上競技場


飛騨古川の名物コロッケ屋「ひだコロッケ本舗」。地元住民から旅行客まで数多くの人を魅了するこのコロッケはここ長良川陸上競技場でも大人気で、名物グルメの一つと言われている。一個120gというビックサイズで、食べ応えも十分なのも嬉しい。

ただ、不安もある。

これまで幾多のコロッケが私を通り抜けて行ったが、”〇〇牛使用”というコロッケで普通のコロッケとの違いを明確に表現できているコロッケにあまり出会った事がない。その経験からすると、この商品への期待値もそれほど高くなかった。

ただ、このコロッケは違った。

粗挽きのパン粉を使用した揚げたてのコロッケは心地よいサクサク感がリズムを刻み、ジューシーな飛騨牛とゴロゴロのジャガイモ・馬鈴薯の甘みがボレロのように重なり味に奥行きを与えている。しかも、ボレロと違うのはこのコロッケは最初から最後までクライマックス。ソースが必要ないほどインパクトのある味わいは、ひと口目からテクノブレイク。大逆転必死のコロッケだ。

何なんだヨォ、もぉ…
ウメェよ、美味すぎるよ…。

ほんと、ここのスタグルはレベルが高すぎて、金と胃袋が幾らあっても足りねーよ…まだまだ食いたいものがあるのに、どっちも全然余裕がねーよ…もう、サッカー見に来てのか、美味いもの食いに来てんのかわかんねーよ…。でも、まぁーどっちでもいいよ。とにかく、また来るよ。

サンキュー、ひだコロッケ!
フォーエバー、ひだコロッケ!!




魚ぎ 天然・鮎の炭火焼き:500円


魚ぎ
天然・鮎の炭火焼き:500円
@長良川陸上競技場


岐阜を代表する食材といえば何と言っても鮎。清流・長良川で行われる伝統漁業『鵜飼』は多くの人を魅了し、昔から今に至るまで多くの人に岐阜=鮎のイメージを植え付けてきた。そんな鮎がスタジアムで食べることができる。

炭火で焼き上げられた天然の鮎は身が締まり、ふわっふわ。魚の羽毛ブトンやぁ!
旨味と苦味のバランスも最高で、いくらでも腹に入る。鮎のアロマテラピーや!
この手の串焼きでは定番の”固まった塩”のしょっぱさも、味わい深い。味の鎮魂歌や!

ほんと、岐阜は最高だぜ!!




森本工房 美濃いびフランクフルト:350円


森本工房
美濃いびフランクフルト:350円
@長良川陸上競技場


私はソーセージが大好きだ。ドイツに住んでいた時はほぼ毎日ソーセージを食べ、それこそ何百種類のソーセージを食べ歩いた。やはり、ドイツのソーセージは一味も二味も違う。日本でも本場ドイツのソーセージを提供している店はあるがやっぱり何かが違うような気がする。何が違うのかはわからないけどね。私は長年、この「何か」を日本とドイツの豚肉の質の違いだと思っていたが、イブスキさんのソーセージを食べてそれだけではない事に気づいた。重要なのは、やはり職人としての技術&信念なのだ。そして、この森本工房のソーセージもそんな技術と信念が確立した素晴らしいソーセージである。味、食感共に実に素晴らしいだからこそ串じゃなくパンで、本場ドイツの提供スタイルで食べたかった。串だと安っぽい木の香りが鼻についてこのソーセージの魅力を損なっている。

ただ、それでも素晴らしいソーセージである事には疑いの余地はない。


養老ランド 和牛頬肉(ほほにく)赤ワイン煮丼:800円



養老ランド
和牛頬肉(ほほにく)赤ワイン煮丼:800円
@長良川陸上競技場


FC岐阜のスタジアムグルメを色々調べると、"飛騨牛串焼き"や"天然鮎塩焼き"、"ビーフカレー"等がオススメとして紹介されている事が多い。たしかに、上記のメニューは全てクオリティーが高く、このスタジアムを代表するグルメと言って過言は無いだろう。なので、私も最初は興味が惹かれたものの、他にも食べてみたいものが沢山あったので一度は列から離れた。しかし、やはりどこかで引っ掛かっていたのだろう。他のグルメを食べた後に改めて列に並び購入した。結果、私は衝撃を受ける。

うまぁぁっ!!
スゲーよ!すげー美味いよぉ!!!

赤ワインで3時間、デミグラスソースを加えて1時間の計4時間煮込んだほほ肉は濃厚で、舌でほどけるほど柔らかく、そしてぷりぷり。特に、ひと口目の感動は言葉に出来ないものがある。また、ガルニの野菜がソースに染まっていないのもいい。素朴な素材本来の味わいが楽しめる野菜は濃厚な味付けのほほ肉の箸休めとして完璧。この野菜のお陰で、何度でも新鮮な感動が味わえる。これだけ素晴らしき逸品が、何故ここまで知名度が無いのか?確かに、ここのスタジアムグルメはレベルの高い商品が多い。それでも、この商品は頭一つ抜けている。知られてないなんて、どう考えてもおかしいだろ!?

岐阜サポーターめ、隠してやがったな…

直前まで購入するかどうか迷っていた自分がバカだった…でも、自分を信じて結果的に購入した事については心底褒めてやりたい。

そんな、私から言える事は一つだ。
とにかく買え。
このスタジアムには数多くの名物グルメがあるが絶対に買え!

カレーが食いたい?飛騨牛が食べたい?喰えばばいいじゃん!だが、これも食え!

間に合わなくなってもしらんぞ!!




ちなみに、この商品は限定30食。
この日も常連サポらしき人が次々に購入していた。

岐阜グランドホテル 特製ビーフカレー:700円


岐阜グランドホテル
特製ビーフカレー:700円
@長良川陸上競技場


長良川陸上競技場を代表するグルメとして昔から愛されるこのビーフカレー。ここ最近ではどのスタジアムでも美味しいカレーは食べれるが、これはそんなカレー達と同列に語っていいカレーじゃない。

断言しよう、レヴェルが違う。 

まさに正統派のホテルのビーフカレー。格式と品格を兼ね揃えた西洋美人。容器は発泡スチロールとボロをまとっているが関係ない。美人は何を着たって美人なんだから。「華麗なる一族」の時の鈴木京香の様な豊満な色気と魅力は寧ろ際立ってすらいる。男なら皆メロメロだ。ただ、このカレーは老若男女全てをメロメロにする点で鈴木京香を超えているんだけとね。

とりあえず、岐阜に来たら必ず食っとけ!






人気メニューのため、試合開始時間が近づくに連れ行列が伸びる。

ととりべファーム ジェラート-いちご大福-:400円


ととりべファーム
ジェラート-いちご大福-:400円
@長良川陸上競技場


いちご農家のととりべファームさんが作る本格ジャラート。私が食べた”いちご大福”味はいちごのジェラートに小豆が入ったもの。小豆が入っているのに甘すぎず、その加減が癖になる。ジェラートを挟む最中もいい感じだ。

ちなみに、ここのお店の名物は新鮮なフルーツを冷凍保存しジュースを注ぎ込んで飲む”パウチジュース”。見た目も凄く煌びやかなので一緒にオススメしたい。

私はこの日、どう注文していいかわからず断念した…。


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ちなみにちなみに。
この店ではシャンパンも販売されていた。スパークリングワインじゃない。本物のシャンパンだ。

まず、結構多くの人が勘違いしているが、スパークリングワイン=シャンパンじゃない。シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で製造されたスパークリングワインだけが名乗れる名称で、シャンパーニュ製法と呼ばれる伝統的な製法で作る必要があり、ぶどうの品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種に限られ、瓶内二次発酵で15ヶ月の熟成、気圧、アルコール度数等、細かい規定をクリアする事が義務付けられている。
それゆえ、シャンパンは希少価値があり、高価なものが多いんだけど、この店で販売されているシャンパンはそんなシャンパンの中でも更に高級シャンパンと呼ばれる部類に入るあの”ドン・ぺリニヨン”、通称ドンペリだ。

仕入れ価格でも15000円程するこのドンペリをこの日はたった1000円で販売していた。スタジアムでドンペリという事実も凄いが、この価格は凄すぎる。だって、50ccずつ販売しても原価100%なんだぜ!?流石に普段は一杯2000円で販売しているらしいが、この価格でも恐ろしく安い。

そもそも、ドンペリ”は売るのが難しい酒だ。
元々の原価が高いから一杯100ccでも最低3500円は欲しいんだけど、この価格になると対象となる客層がグッと狭くなる。また、原価と知名度は高いがそれほど珍しい酒じゃない。なので、ある程度価格を下げないと高級レストラン以外では売るのが難しい。しかも、シャンパンは一度開封するとどんどん劣化していく。味や風味は勿論、泡に力強さが無くなる。こうなると、価値が無くなりもう提供できない。値段を安くして容量も減らせばそれなりに出るが杯数が必要となる。値段を高めにして容量も増やせば杯数が出ない。とにかく、そのバランスが難しい。

だから、普通の店ではやらない。
否、リスクが高過ぎてやりたく無いのよ。
そういう意味でも、この店は凄い。

この日、新潟では”トリュフ入りのステーキ丼”が販売されていたらしいが、この調子だとこれからも高級食材を使用したグルメが続々と登場するのも時間の問題かもね。

スタジアムグルメもここまで来たか…

グーテライゼ 元祖・鶏ちゃん唐揚げ:600円


グーテライゼ
元祖・鶏ちゃん唐揚げ:600円
@長良川陸上競技場


「鶏ちゃん」とは醤油や味噌をベースにしたタレに漬け込んだ鶏肉を、キャベツなどといっしょに焼いて食べるシンプルな料理で、その起源は”ジンギスカン”にあると言われている岐阜の郷土料理の一つである。そんな「鶏ちゃん」を唐揚げにしたのがこれ。【元祖】とあるので、この店が発祥なのだろう、多分。

実際、普通の唐揚げとは風味が若干異なり、衣もサクサクに仕上がっている。
これは美味い。




2018/11/11

日和佐燻製工房 スモーク詰め合わせセット:600円


日和佐燻製工房
スモーク詰め合わせセット:600円
@徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場


【燻製】
言葉だけでもヨダレが出そうな、誘惑を秘めた単語である。木々が発するかぐわしい煙で食材を包みこみ、独特の風味と旨味を加えながらじっくりと作る燻製。琥珀色に燻された食材は、色気の漂うダンディーな大人の男性そのものではないだろうか。

そんな魅惑満載の「燻製」。
この日和佐燻製工房では多種多様な商品が店頭を賑わし、どれを食べようか?と頭を抱えて悩んでしまうが、この日はオーソドックスに”詰め合わせセット”を選択。

毎回、内容は変わるようだが、本日は定番のチーズ、玉子にサワラという内容。
サワラの燻製なんて人生で初めて食べたが、サワラ特有の淡白かつ甘みのある味わいがより強調されてめちゃくちゃ美味い。ワインや日本酒が売っていないのが嫌がらせに思えるレベルだ。特に、香りが控えめのスッキリとした純米酒なんかと合わせると最高なんじゃないだろうか?

毎回、こんな美味い多種多様な燻製が食べられるヴォルティスサポーターが心の底から羨ましい。

いいなぁー…。



この日、販売されていたもので特にスペシャルな存在感を放っていたのが"伊勢海老の燻製:1500円"。値段にビビって購入を見送ったことを後で本当に後悔した…。

スタグルは一期一会。
迷ったら買う。

やっぱりこれが基本姿勢じゃないといかんね。



                              

中華そば 一番 徳島ラーメン(並):600円


中華そば 一番
徳島ラーメン(並):600円
@徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場


徳島と言えば、やっぱり「徳島ラーメン」だ。今やご当地ラーメンとしても盤石の地位を築いているが、やはり本場に来たからには食べるべきだろう。濃厚な豚骨醤油のスープに甘辛く煮た豚のバラ肉、それに絡みつく麺。この組み合わせは心から白い飯が恋しくてなくなってしまう。

ご飯ものとして「肉巻きおにぎり」も販売しているが、違う違う、そうじゃない。このラーメンと一緒に食べるなら”白飯”一択だろ!?

そこんとこ、ヨロシク。


トッピングの「グー玉」(50円)。
肉を巻きつけた煮卵で、このラーメンにぴったり!
是非一緒に。



茶茶家 すだちソルベ:500円


茶茶家
すだちソルベ:500円
@徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場


徳島の特産品と言えば”すだち”。
そのすだちのすだちたる魅力を余す事なく表現しているこのソルベ。すだち特有の爽やかな酸味と後味の良さを存分に楽しめる。ちょっと見た目は雑だし、メニューと比べるとすだちの枚数も少ないような気がするが、まぁご愛嬌という事で。




”すだち”と名のつく商品をまとめ買いしてみた。
こんなまとめ買いが出来るのも、徳島ならでは。

茶茶家 あげパン[すだち]:180円


茶茶家
あげパン[すだち]:180円
@徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場


このスタジアムの定番グルメとして昔から人気がある茶茶家の「あげパン」。きなこやシナモン等、常時6種類ほどある中で、個人的に気になったのがこの[すだち]味。私のような県外の人間にとっては、特産品を使用したものはどうしても魅力的に見えてしまう。

あげパンはそのものはシットリかつ、モッチリとした食感で、あげパンというよりはドーナツに近い印象。すだちの風味も予想よりも控えめに感じる。それもそのはず。だって、同時にすだち感満載の“すだちソルベ”を飲んでいたのだから。

あぁ、組み合わせに失敗したなぁ…。