2019/08/25

L's CRAFT コロラドピザ・チーズ:1000円


L's CRAFT
コロラドピザ・チーズ:1000円
@西武ドーム


「西武ドームにめちゃくちゃ美味いピザがある」。噂には聞いていたが、中々タイミングと時間が合わず巡り合うことが出来なかった。そして今日、ようやくここに辿り着いた。
注文を受けてから外の石窯を備えたキッチンカーで焼き上げる本格ピザはロッキー山脈をイメージしたゴツゴツの見た目が特徴的。このピザはトマトソースとチーズのみのシンプルなピザだが耳の部分までたっぷり入っている。生地もふっくらとしたパン生地で、モチモチとした食感が堪らない。

しかも、こんな美味しい焼きたてのピザを球場内にある開放的な芝生の広場で食べれるんだ。晴れていればこれ以上に最高なロケーションは中々ない。そして、MLBコロラド・ロッキーズの本拠地クアーズフィールド地下の醸造所で生まれた全米No.1売上のクラフトビール「Blue Moon」も一緒に購入すればいい。さすれば、そこは完全に”BALL PARK”。目の前に野球の原風景が広がる。

とにかく、噂以上に美味いこのピザ。
西武ドームに来てこのピザを食べないなんてありえないよ!このピザを食べる為だけに来る価値があるよ!絶対に食べた方が良いよ!




ピザは限定商品も含めて4~5種類ほど用意されている。



ここで注文。
呼び出し用の端末を貰えるので、鳴ったら外のキッチンカーに受け取りに行く。

大人気店なのでかなり待たされることもあるが、端末があるお陰で自分の席で試合を観戦しながら待つ事も出来る。

新井園本店 狭山茶漬け・鮭:780円


新井園本店
狭山茶漬け・鮭:780円
@西武ドーム


日本三大茶の一つであるさやま茶。そんなさやま茶を使ったお茶漬けがこのスタジアムにある。スタグルでお茶漬けは珍しい。

と、いうわけで、今回は鮭をトッピングしたものを購入。ご飯の上にしそ生姜、あられ、昆布、三つ葉、海苔等のたっぷりの具材。鮭も+180円とは思えない程しっかりとした切り身がのっている。しかも、お茶はオーダーが入るごとに一杯ずつ急須で注いでくれるので熱々、香りも十分だ。塩気のある鮭の切り身をほぐしお茶漬けと一気にかきこむと、様々な風味が口の中を支配する。そして「ホッ…」と出るため息…。これだ、これが出るのがいいお茶漬けの条件なんだ。

ただ、私が今回食べた物はご飯がイマイチだった。中途半端に冷めていてダマになりネチャネチャ。そんなに時間が経っていないにも関わらず直ぐにおかゆの様になってしまった。ご飯とお茶のバランスも悪かったのだろう。あと、お茶の入れ方もかなり雑。

もう少しこだわりを持ってくれると絶対にもっと良くなる。それだけに勿体ない。商品レベルさえ安定すれば間違いなく『スタグル界最高のストッパー』として揺るぎない地位を獲得できる。期待してるんだよ、私は。




お茶漬けのトッピングは、「鮭」以外に「明太子」「高菜」もある。



夏には数量限定で「冷やし茶漬け」も登場。
サラサラとかきこむには最高だろう。


販売されているのは一塁側のみ。こののぼり旗が目印だ。

新井園本店 ライオンズ焼き(あんこ・カスタード):各150円


新井園本店
ライオンズ焼き(あんこ・カスタード):各150円
@西武ドーム


西武ドームの名物甘味といえばこの”ライオンズ焼き”。身もふたもない言い方をすれば『レオの形をした今川焼』なのだが、お手軽に雰囲気を楽しめるグルメはどんな時代だって重宝される。

もちろん”さやま茶”との相性は抜群。
是非、一緒に楽しみたい。



定番のあんこ/カスタードの他、対戦カード別の限定バージョンも販売される。
この日は、楽天イーグルス戦ということで「ずんだあん」。
”ずんだ大好き”の私は、勿論即購入だ。


新井園本店 さやま茶:250円


新井園本店
さやま茶:250円
@西武ドーム

静岡茶、宇治茶と並んで日本三大茶の一つとされるさやま茶。茶葉生産地としての歴史は鎌倉時代まで遡り、古くからこの地域では「色は静岡、香りは宇治よ、味はさやまでとどめさす」という俚諺もある。

この球場ではそんな”さやま茶”が手軽に楽しめる。あぁ、幸せじゃないか。

売店でも販売されているが、おススメはこの球場にしかいない茶娘からの購入。TPOも味を構成する重要な要因の一つやで。

L's Winner ライナSNOW~はちみつグラノーラ~:900円


L's Winner
ライナSNOW~はちみつグラノーラ~:900円
@西武ドーム


TBS「マツコの知らない世界」で話題のかき氷のスペシャリスト・原田麻子氏が監修という本格派かき氷がこの”ライナSNOW”。マスコットの名前が付いているので単なるキャラクター商品化と思っていたら、とんでもないガチンコ商品で驚く事だろう。

私が購入した「はちみつグラノーラ」はほんのり優しい自然な甘さの蜂蜜と濃厚な練乳ホイップの甘さが絶妙。従来のかき氷には無い上品な甘さに仕上がっている。

しかもこれ、デカイ!
とにかくデカい!!

注文してからかなり待たされるが、この大きさなら仕方ない…と納得できる。あまりに大きいのでかなり不安定。そのまま席に戻るのも大変な位だ。ただ、あまりに大きすぎるので一人で食べていると後半は正直飽きる。鹿児島名物「白くま」はフルーツを添える事で味に変化を加えているが、この商品は最初から最後まで同じ味。大きすぎるがゆえの欠点だろう。

あと、この商品の注意点は「試合開始までに注文した方」のみの限定販売という事。そして、人気商品が故にかなり待たされるという事だ。
なので、入場したらすぐに購入に向かう方が良い。

「デザートで食べよー♪」なんてふざけた事を考えていると、間違いなく有りつけないか30分以上待たされる。

入場したらすぐにかき氷!前菜でかき氷!メインディッシュの前にかき氷!この覚悟が無い者は諦めるしかない。



注文も一会計につき2つまでしか出来ない。


宮本牧場 メヒアのパワープレート:990円


宮本牧場
メヒアのパワープレート:990円
@西武ドーム

西武ドームで肉と言えば「宮本牧場」。長年に渡って築き上げてきた信頼は揺るぎなく、私達のビーフエモーションを支え続けてきた。

そんな「宮本牧場」が贈り出す選手コラボメニューがこの”メヒアのパワープレート”。メヒア選手の大好物であるステーキ、ごはん、マッシュポテト、サラダをワンプレートにした贅沢かつ豪快なパワー溢れる構成となっている。肉もステーキとしては少し薄い気もするが柔らかく甘みもある。流石、宮本牧場だ。そして、何よりステーキソースが美味い。食欲をかなり掻き立てられる。

個人的には結構ボリュームもあるのかな?と期待していたので少し肩透かしを食らったが、冷静に考えればこの内容で1000円を切るのは素晴らしい。

なにより、ここ最近「選手コラボメニューなら、ショボくても高値で売れるっしょwww」「ヘルメットカップに入れとけば、ショボくても高値で売れるっしょwww」的な空気が、NPB全体に流れているのが否めない中(これがここ数年、私が野球場から足が遠のいた原因の一つ。最近ちょっと酷くないか?)、それとは一線を画した事を最大限評価したい。特に、関西・中国方面の某球団関係者は至急お勉強しに来なさい。



特製シール付き。




場外の他、球場内では一塁側/三塁側両方で販売されている。

2019/08/18

やきまる 甲州鳥もつ煮:500円


やきまる
甲州鳥もつ煮:500円
@小瀬陸上競技場


甲府を代表するグルメとなった”甲州鶏もつ煮”。このもつ煮で使われるのは主にハツ、砂肝、レバー、キンカン等の部位。これを砂糖と醤油で煮詰つめて味を染み込ませる。味のイメージとしてはタレが染み込んだ焼鳥に近い。

ただ、何と言ってもこの料理の真髄は照り。何と美しい輝きだろうか!?小麦色に光るその艶とハリはまさに10代後半のピチピチ日焼けギャルそのもの。中央に鎮座する真っ黄色のキンカンは夏の太陽。海のない山梨県にアバンギャルドな光景が広がっている。

味はもちろん最高!
ご飯にも酒にも合う日本伝統の濃厚な甘辛な味付けは日本人のDNAに直接響く。贓物が持つ様々な食感を楽しめるのもいい。

これが嫌いな日本人なんていねーよ!



空海 八ヶ岳ベーコンの全部盛り:1000円


空海
八ヶ岳ベーコンの全部盛り:1000円
@小瀬陸上競技場


甲府を代表するグルメの一つとして名を轟かすのがこの"八ヶ岳ベーコン全部盛り"。単品での販売もあるが選択肢として正しいのは間違いなくこの【全部盛り】だ。

八ヶ岳の麓で作られた厚切りのベーコンと2種類のソーセージは注文が入ってから鉄板で焼き上げられるので熱々!ほとばしるジュシーな肉汁は一瞬口の中で凶器に変わる。
旨味、塩味、香りも素晴らしい。日本が世界に誇る霊峰・富士の輪郭がハッキリ見える。

ただ、残念なのがこのベーコン&ソーセージのクオリティーに付け合せのパンとポテトが追いついていない事。個人的には肉を受け止める、という視点から見てもマッシュポテトの方がいいんじゃないかなぁー…とは思う。

ベーコン&ソーセージは文句の無しの美味さだけに、逆にそこが気になるんだなぁ。




2019/08/17

フォネットグループ 青い富士山カレー VFKver.:1200円


フォネットグループ
青い富士山カレー VFKver.:1200円
@小瀬陸上競技場


日本の象徴ともいえる秀峰・富士山。日本人なら皆、心に自分の富士山を持っている。これはそんな日本人の心・富士山のビジュアルをその裾野をひく優雅さまで完全に再現したカレーだ。カレールーで山肌を、フライドオニオンで溶岩を、刻みピクルスで樹海をイメージしているらしく、インスタ女子や外国人観光客が喜びそうなフォトジェニックな仕上がりはある意味芸術的。持ち歩いていると、ほぼ全てのすれ違う人の目を釘付けにしていた。

しかし、問題は味だ。
いくら見た目が凄くても、美味しくなければ意味がない。写真だけとられて食べずに残されるような完成度では本末転倒。「食べ物を粗末にしちゃいかん!」これは、死んだばぁちゃんとの約束だ。

ただ、このカレーに関してはそんな心配も無用。チキンベースの甘口カレーだがコクと旨み、スパイシーな中に潜むトロピカルな甘みのバランスが良く、クリーミーで見た目からは想像できない美味さがある。ピクルスの酸味が入る事でルーに奥深さが出るのもいい。これはGOODチョイスだ。

見た目だけでなく味にもしっかりこだわっているのも素晴らしい。意外性と話題性がありご当地感もあるのはスタジアムグルメしてもかなり優秀だ。

あとは”食欲が湧くかどうか?”
真っ青のカレールーのインパクトが強すぎるんだよ。やっぱり”青い食べ物”ってちょっと抵抗があるし、食欲が掻き立てられないのよ…。個人的にはこれが最大の問題やね…。



ちなみに、このカレーはこの日だけの限定販売。
ただ、面白い商品だし話題性もあるので、また出店される可能性は高そうだ。




手作りクレープ くれよん 信玄餅アイスクレープ:700円


手作りクレープ くれよん
信玄餅アイスクレープ:700円
@小瀬陸上競技場


甲府と言えば”武田信玄”。
21歳の若さで国主となり、以来30年に渡って連戦連勝を重ねた戦国時代きっての名武将。日本人なら誰もが知っていてる名前だ。そんな武田信玄が絶賛したことから名付けられたのが”信玄餅”。求肥とモチ米で作った餅にきな粉をまぶした餅菓子で、今では山梨銘菓として揺るぎない地位を獲得している。

これはそんな甲州銘菓とクレープのコラボ商品。和と洋。昔、一度だけ愚零闘武多とハルクホーガンがタッグを組んだことがあったが、それと同じぐらい夢と期待に溢れている。ご当地感も満載でここで食べる事に意味がある商品だ。黒蜜きな粉とホイップクリームの相性は言うまでもなく最高で、これにモチモチとした食感が加わり完全に純和風の上品な和スイーツに仕上がっている。単なる「ご当地名産品をクレープにいれちゃいました☆彡テヘッ」って感じの、食べた事だけが思い出になる枠に留まっていないのが素晴らしい。




デリシャス通り ヴァンくん焼き:150円


デリシャス通り
ヴァンくん焼き:150円
@小瀬陸上競技場


ヴァンフォーレ甲府のマスコットのヴァンくんを形どった回転焼き。その愛らしい姿!これこそがこの商品の全てだ。かわいい、かわいいよ!ヴァンくん!!

中身も定番の”小倉あん”や”カスタードクリーム”、”チョコクリーム”の他、シャウエッセンを挟み込んだ変わり種まで各種用意されている。



氷人 立花楽 いちごみるく:700円


氷人 立花楽
いちごみるく:700円
@小瀬陸上競技場


この日限定で出店していたこのお店。
南アルプス・八ヶ岳の天然水を引き込み、自然の中で2~3ヵ月かけて固められる氷は一切の不純物を含んでいないらしい。

この氷がマジに凄い!

ふっわふわでやわらかい、小さな華の様な氷。
口に入れた瞬間に感じる違和感。

「かき氷!…じゃない!?…」

フローズン?スムージー?いや、どれでもない。両手を伸ばしても掴む事の出来ないカケラ。これはアルプスの氷雪、ダイヤモンドダストだ。その衝撃を受け止める暇も無く押し寄せる第二波、いちごソースと練乳。フレッシュでナチュラルなさっぱりとした甘みと、いちごが本来持つ甘さ&美味さがダイレクトに支配する濃厚ないちごソースと、三時間コトコト煮詰めて造られた濃厚な練乳がこれまたとんでもなく美味い。「美味い…」「ヤバい…」「なんだ、これ…」この三つの単語だけがひたすら頭をループする。頭が真っ白になる。こんな美味いかき氷を今まで食べた事が無い。本質的な部分での美味さが飛びぬけているんだわ。

ありのままを味わい、ありのままを受け止めよう。さすれば真っ白な世界に氷の花が咲く。
その色は千紫万紅。
初めて見る色彩が目の前に広がっていく。

凄い。




残念ながらこのお店はこの日だけの限定出店。
ただ、この日の人気ぶりだと来年以降の出店も期待できる。
今から来年が楽しみだ!