si!スタグル -スタジアムグルメ・ログ-: 2月 2023

2023/02/26

食堂新　鯖黒煮アジフライ弁当：900円

食堂新
鯖黒煮アジフライ弁当：900円
＠町田市立競技場

開店前から多くの人だかりが出来ていたこちらのお店。

メインはサバの味噌煮…ではなく”黒煮”。血合いと内臓を取り除いた鯖をたっぷりの葱と生姜で臭みと灰汁を抜き、たまり醬油ベースの秘伝のタレで二日間煮込むと色が黒くなる事からそう呼んでいるらしい。うーん、もう説明だけでよだれが出る。実際、その鯖煮は見た目の濃さに反して驚くほど丁度いい染み具合。芯まで味が染み込んで柔らかく、それでいて全くと言っていいほどパサつきもなくしっとりとした食感、ほんのりとした甘さが驚くほど癖になる。もう、本当に美味い！ビックリするほど美味い！この鯖煮に南高梅が合わない訳がない！はい、当たり前のように旨味濃厚シンデレラフィット！ご飯がキングクリムゾン！消し去られたようにご飯が消えていく。そう、言い忘れていたが、米もしっかり美味いんだ！これ、大事、超大事！焼き魚や煮込みでそれを受け止める白飯がイマイチだと一気にげんなりするんだ。流石よくわかってらっしゃる。更に揚げたてのアジフライもホクホクで、かつお節が入った和風タルタルソースも◎！白葱もマリネにしてあり、これだけでも無限に食べれるぜ。あのー！米が全然たりないんけすけどぉー！

もう、兎にも角にもこの弁当は弁当としての完成度が飛びぬけている。この弁当はスーパーウルトラミラクルロマンティックガチだ。この日、当初のスタグル購入予定が崩れまくって気落ちしていた私の心のライフゲージは一気にフル回復！

OH Yeh！I'm only Dreamin' ！

ハートは今ここにあるゼ！！

隠れ家食堂　厚切りベーコン串：800円

隠れ家食堂
厚切りベーコン串：800円
＠町田市立競技場

長年、町田を代表するスタグルとしてサポーターに愛されて続けているこの”厚切りベーコン串”。その販売累計本数は10万本を超え、今尚その記録を伸ばし続けている。何故、ここまでこのベーコン串は愛されているのか？見た目のインパクトも凄いが、それだけではここまで長年支持されない。やっぱり根本的にはその味。肉の焼ける芳ばしい香りと、噛み応えのある歯ごたえ、柔らかくジューシーでスモーキーなその味わいはベーコンの魅力が存分に味わえる。そこには余計なものも足りないものもない。ただただ、シンプルに美味い。その佇まいは天空の城・野津田で輝く聖剣だ。何なら、串に鍔（つば）を付けて、本当に剣っぽくすれば良いのに…と思っている。

近年、町田のスタグルはYASSカレーさんが撤退し、今年はコンフィコンフィさんも撤退した。町田を代表するスタグルがすこしずつ消えている。それでも、まだ町田にはこの”厚切りベーコン串”がある。この先も20万本、30万本を目指し、町田のスタグルの象徴として末永く君臨し続けてほしい。

-------------------------------------

2021年から始まった「天空の城・野津田」プロジェクト。

会場全体の雰囲気や設備はRPGで見た中世の街並みのように整備されてきているが、スタグルにもそれっぽい食べ物がもっとあってもいいんじゃないか？と思っている。まぁ中々難しい面もあるかとは思うが、私は期待して待ってるよ。

KAI'S KITCHEN　自家製ソーセージのHOT DOG：1000円 / バナナケーキ：500円

KAI'S KITCHEN
自家製ソーセージのHOT DOG：1000円 / バナナケーキ：500円
＠町田市立競技場

町田ゼルビアFCに所属する三鬼海選手がプロデュースするキッチンカーがこの「KAI’S KITCHEN」。去年は名物の“鯖サンド“を中心に販売していた様だが、この日はなんとその“鯖サンド“の販売が無し（鯖専門店のお店が出店する事が影響したのかな？）。場外焼肉さんの“焼肉弁当“と並んで、これも絶対に食べたいメニューの1つだっただけに個人的な落ち込みがハンパない。ただ、そんな事を嘆いても腹は減るので、お店の方オススメの二品を戴いた。

⚫自家製ソーセージのHOT DOG：1000円

先ずは今シーズンからレギュラーメニューに登場したこちらのホットドッグ。パンからはみ出るビックサイズのソーセージに特製のミートソースがたっぷりかけられた贅沢な仕様でかなり肉々しい。ソーセージもジューシーで柔らかく、ミートソースの酸味と食感も悪くない。ただ、この2つが交わるとやはりしょっぱい。特に齧りついた一口目は全面的に塩分が来る。ソーセージとミートソースの調和はその後に厳かに訪れるので、最初の塩分のインパクトに勝てない。まぁ、ビールなんかと合わせると丁度良いかもしれないね。あと、この提供方法だとミートソースがこぼれてしまうのが避けられない。包装紙で受け止められないので、地面にことごとく落下していく。手もベタベタだ。とにかく食べづらくて、そっちに気が行ってしまい、全然集中出来ないのよ。これは色々な点で勿体ない。

最後に、ホットドッグで1000円という値段に関しては、昨今の値上げ事情もあるので一概には言えないけど、個人的には内容がどうであれやっぱり高く感じてしまう。

⚫バナナケーキ：500円

こちらは去年スポットで販売したところ、大好評でほぼレギュラー化したメニュー。

しっとりモチモチの生地とバナナの香りのバランスが心地良く、上品な味わいに仕上がっている。ホイップクリームがあると更に美味くなりそうな予感がするが、現状でもデザートメニューとしての独自性もあって凄く良い。

POMMES PROST　グリルチキンライス：900円

POMMES PROST
グリルチキンライス：900円
＠町田市立競技場

この日は元々水戸に行こうと予定していたんだけど、開幕戦で販売されたあるスタグルに完全に心奪われ急遽町田に変更。まぁ、元々食べたい物もあったし、これはいい機会かも？と思っていたら、ことごとくこの日は販売がない有様。しかも、一番のお目当ては出店すら二日前に無くなった。

うーん、困った…。

何を食べよう…。

と、悩んで結局決めたのがこれ。肉厚なグリルチキンにシャリアピンソースが良い感じで食欲を掻き立てる。サラダが思っていた以上にタップリなのも嬉しい誤算。いいね！

2023/02/19

肉山　ローストビーフ丼：1000円

肉山
ローストビーフ丼：1000円
＠東京スタジアム

吉祥寺の超人気店・肉山さん。

登場以来、大人気の”肉山の肉弁当”はFC東京サポからも絶大な人気を誇っている。その肉山さんが始めたもう一つのメニューがこの”ローストビーフ丼”だ。

肉々しいのに柔らかいヘルシーな赤身肉をたっぷりとオンザライス、別添えのすりおろしオニオンソースの酸味と旨味が肉とライスを完璧につなぎ合わせる。肉とライスがシンデレラフィット！肉と米、2つの孤独。確かにそれは一つ一つは別の食材、しかし料理はその一つ一つを交わせる事が出来る。肉がライスを通して、ライスが肉を通して伝播する感触！この『世の中で1番美味い肉は、コメの上にのっている肉だ！』という珠玉の名言を完璧に体現している。最高だ。

流石、肉山さんだ。

やっぱりこの店は美味い！

FC東京での出店時は隠していた緑（車体やレジ袋）はもう隠さなくなったのね笑まぁ、これだけ人気店になれば、もう気にする人もいないか。

イタリア食堂くってけ亭　牛肉の赤ワイン煮込みと白身魚のムニエル：1200円

イタリア食堂くってけ亭
牛肉の赤ワイン煮込みと白身魚のムニエル：1200円
＠東京スタジアム

私が愛して愛して止まないくってけ亭さん。

その理由は何と言ってもその豊富でバラエティ豊かなメニューの中から好きなものを選べる楽しさと、商品ひとつひとつのクオリティーの高さにある。もう、本当に何を食べても美味しくて楽しい。全国津々浦々、数あるスタグル出店店舗の中でも唯一無二の存在だと思っている。

そのくってけ亭さんだが、2023年シーズンから大きく変わる事となった、なんと、これまでのシステムを辞め、提供される料理がメイン2品+副菜の1メニューのみになるらしい。残念ながら、ご主人の体調面に問題がある事から、致し方なくこのような形になるそうだ。そういう理由なら残念だが仕方ない。それでも、くってけ亭さんが出店してくれる事に喜ぶべきなんだろう。

と、いう訳で事前予約で購入。

今回のメニューは“牛肉の赤ワイン煮込みと白身魚のムニエル“。期待を裏切らない豪華な取り合わせだ。実際、大きな牛肩ロースの塊を香味野菜と共に赤ワインと自家製フォンドヴォーで四時間煮込んだお肉は柔らかく、芯まで味が染みこんだホロホロ仕様。フレッシュバジルとグリンピースのペーストソースがのった白身魚もフレッシュでリッチな味わいだ。一品料理としてのレベルは相変わらず高い。ただ、今回の弁当、副菜のグリル野菜とペンネも含めて全体的に料理の油分＆水分が少ない。なので、口の中がゴワゴワして食べづらさを感じる。逆に米は柔らかすぎてバランスが悪い。一品料理なら気にならなかったかもしれないが、オンザライスしている以上はやっぱり気になる。煮込み系のメニューなら目立たなかったかもしれないが、今回の料理が固形中心だけにそれが余計に際立って目立つ。それを差し引いても充分に美味いので満足はしているが、個人的にくってけ亭さんへの期待値は圧倒的に高いのでその点は少々残念だった。まぁ、これは巡り合わせもあるだろう。ただ、これまでは顧客が自分で選ぶ事で責任を背負っていた分、その料理が美味かった時に満足感として跳ね返ってきていた。これからはそれが無くなる。そして、値上げ+サラダも無くなった。正直、くってけ亭さんが他の店より尖っていた部分が無くなった。

ただ、新しい形は試行錯誤の段階のような気もするので、体調に無理のない範囲で今後に期待したい。絶対に期待を超えてくれることを信じている。

Lamb‘z　生ラム肉のジンギスカン特製甘たれ：1000円

Lamb‘z
生ラム肉のジンギスカン特製甘たれ：1000円
＠東京スタジアム

東京だけで無く、マリノススタグルでもよくお見かけするこちらのお店。前から美味そうだなぁー！いつか絶対に食べよう！とは思いつつ「まぁ、いつでも食べれるでしょ！」と、ずるずる機会を逃してきた。なので、今回はもう始めから絶対に食べる！と決めてきた。

注文後、積んであった中からすぐに手渡されたBOXは、ラム肉が若干冷めていたものの柔らかく、ラム肉特有の旨みと香りが食欲をそそる。特製の甘タレもこれだけでご飯が進んで仕方ない。今回は作り置きだったが、それでもこのレベルなのは単純に凄い。ただ、個人的には焼き立てを食べたい気持ちには変わりない。

今シーズン、多くのクラブで完全キャッシュレス化が進んでいる。まぁ、この流れはもう致し方ないだろう（完全キャッシュレスを導入するクラブは間違いなく店舗出店契約で出店料に売上の％を入れている。クラブが売上を完全に把握出来る点で見れば、データが完全に残るキャッシュレス化はマージンの取りっぱぐれが無くなる。顧客の利便性だけを考えるなら現金と併用でいい）。

ただ、「完全キャッシュレス化にすれば回転が速くなる」という指摘は完全に間違えている。実情がわかっていない。恐らく、キャッシュレスは現金より会計処理が早いと思っている人は、大手コンビニやチェーン店等が導入している一体型のハイスペックレジを前提にしているんじゃないだろうか。そんな高性能なレジをスタグル出店店舗やキッチンカーが導入できるわけがない。大体はレジと決済端末が別々なので、現金だとレジだけで済むものが端末も処理しないといけないので処理が二倍になる。店側の通信環境だって固定の店舗と野外では雲泥の差だ。なので、現状の環境なら断然、現金処理の方が早い。

おにぎりキッチンカーお米物語　定番おにぎり（しゃけ）：240円 / 旨み塩にぎり：260円（しろ）

おにぎりキッチンカーお米物語

定番おにぎり（しゃけ）：240円 / 旨み塩にぎり（しろ）：260円

＠東京スタジアム

今回が初出店となるこちらのお店。

「各スタジアムに最低でも一店舗はおにぎり専門店を！」を長年強く訴えている私からすれば、ようやくここ東京にも待望の店が現れたことになる。

こちらのお店では甘くてもっちりとした食感の信州松本（和田）産コシヒカリを使用する定番のおにぎりと、帆立・昆布・椎茸の旨味を最も感じられる万能塩を使った旨み塩にぎりを販売しているが、特にこの旨み塩にぎりが美味い！今回、余計な味をあえて付けない〈しろ〉を選択したが、この塩だけのおにぎりが本当に美味かった。

私の実家は結構古い家で、昔から年末には親戚一同が集合し、ガチの餅つき（昔ながらの竈で火を起こし、蒸籠で米を蒸し、杵と臼で餅をつく。道具は全て50年以上は余裕で使用している年季の入った代物）をするのが恒例行事となっているんだけど、この時、ボロ餅（もち米とご飯用の米が混ざったお餅）用に蒸す米を使っておにぎりを作るのが定番行事となっている。もう、これが本っ当ぉぉーーーに美味いのよ！なんなら、この餅つき行事の中で皆が一番楽しみにしているのがこのおにぎりなくらいで、私はこれまでの人生で食べたおにぎりの中では断トツで一番、これより美味いおにぎりなどあり得ないと思っている。この旨み塩にぎりの美味さはそれをちょっと思い出させてくれた。なんと過激なセンタメンタリズムだろう。

ここ数年、年末年始は色々忙しくて、久しく餅つきにも参加していなかったが、今年は久しぶりに参加しようかな…あの、おにぎりが久しぶりに食べたくなったよ。

いやー、ちょっと感動した。

F.C.TOKYO OFFICIAL SWEETS SHOP　東京ドロンパのベビーカステラ（30個入）：1200円

F.C.TOKYO OFFICIAL SWEETS SHOP
東京ドロンパのベビーカステラ（30個入）：1200円
＠東京スタジアム

2022年シーズン途中から登場したクラブオリジナルのコンセプトキッチンカーの第二弾として2023年シーズン開幕戦から新たに出店が決まったのがこの「F.C.TOKYO OFFICIAL SWEETS SHOP」。今後は毎節、時期に合わせた期間限定のスイーツメニューを販売する予定で、開幕戦ではこの”東京ドロンパのベビーカステラ”が登場。

ドロンパのかわいいシールが貼られた透明の容器にぎっしりと詰まったベビーカステラは30個とボリューム満点。まぁ、味は普通のベビーカステラだが、個人的には思い出せないほど久っさしぶりに食べたので、試合開始30分過ぎには無くなっていた。まぁ、こういう商品は美味しさもよりも楽しさが大事だと思っているので、これはこれでいいと思う。ただ、個人的な意見として、容器に貼られているシールが簡単に剥がして再利用する事が出来たり、別添えだったりした方が嬉しいかな。

ちなみに、焼印が入ったベビーカステラは30個の中6個だけらしい（公式発表）。別オペレーションなんだろうね。

-------------------------------------------

今回実食したカレーパンや餃子、ベビーカステラの他にも、焼肉弁当やチキンカツ弁当、カレーの弁当系の他、ケトルコーンも販売されていた。これからもどんどんクラブ主導でスタグルを仕掛けていくんだろう。美味しく、楽しく、クラブも儲かるならええよね。

ちなみに、この開幕戦から来場可能数の上限100％収容＆全エリアで声出しが可能となったことから、マスコットの場外グリーティングも再開された。と、いうことで早速各スタグル店舗をアピールするドロンパを発見。ようやく、ここまできたね。

FC東京BRキッチン　FC東京WINNERカレーパン：500円

FC東京BRキッチン

FC東京WINNERカレーパン：500円
＠東京スタジアム

2022年シーズン途中から登場したクラブオリジナルのコンセプトキッチンカー「FC東京BRキッチン（BはBlue・青、RはRed・赤で青赤）」。試合毎にオリジナルのメニューを販売するらしく、その数はどんどん増えてきている。

このカレーパンは2023年シーズンから登場した新商品。

公式サイトの商品説明には⇩

「熟成ビーフとスパイス、国産の新鮮な野菜をふんだんに取り入れた本格的なオリジナルブレンドカレーで、隠し味に秘伝のソースを使用しております。最初は甘みが、後からスパイス香るコクのあるカレーに仕上げました。美味しさを長く保つために、油の少ない焼きカレーを採用。中にはパリパリの皮が特徴のウインナーを1本丸々使用し、1個約140gと食べ応え抜群のカレーパンです。生地は、本格カレーの味をより堪能できるように厚さを調整。また、赤パプリカを練り込み、赤みのあるパンに仕上げ、勝利に対する熱いこだわりを表現しました。国産小麦生パン粉を使用することで、時間がたってもサクサク感が楽しめる特別なカレーパンです。さあ！このWINNERカレーパンを食べてともに勝利を目指しましょう！」

（画像はFC東京公式サイトから）

とある。

ならばこれは先ず食べてみよう！という事で早速購入。

しっかりとしたコクのあるカレールーはスパイシーで野菜の甘みも十分、真ん中に入ったソーセージはパリッとした皮の食感と旨味、ゴロっとしたジャガイモがいい感じに絡んでくる。カレーパンとしては間違いなく美味い。

あとは1個500円という価格設定に納得できるかどうか？

それだけだと思う。

FC東京BRキッチン　FC東京X餃子（ホルモン）：700円

FC東京BRキッチン
FC東京X餃子（ホルモン）：700円
＠東京スタジアム

こちらは去年から販売されている人気メニュー。銘柄豚の東京Xと地場野菜を合わせた餡にホルモンがそのままが入っている。ちなみに、開発は「らーめんの一番亭」がしているらしい。ジューシーで肉の旨味も強く、焼き加減も素晴らしいので当たり前のように美味いんだけど、これも”FC東京WINNERカレーパン”と一緒でお値段はかなり強気の設定。

餃子一人前に700円。

これに納得できるかどうか…が全てじゃないかな。