2019/11/25

大助 ブリ大根:600円


大助
ブリ大根:600円
@新潟スタジアム


一度は見送ったものの、やっぱり気になって購入したこの商品。

柔らかく味が染み込んだ大根と肉厚でホクホクのブリだけでも十分過ぎる位美味いのだが、この商品をワンランク上の男に引き上げているのは出汁。この出汁が堪らなく上品で、柚子とネギの香りが少しだけ残ったブリの魚臭さを完全に消し去り、京懐石の椀物のようなあっさりとした上質な味に仕上がっている。


いやー、本当に美味い!

美味しくてゴクゴク飲めちゃう。
もやは、これは飲むブリ大根。
汁物としても傑出している

しかし、冷静に考えて、スタジアムでこんなに美味しい”ブリ大根”が食べれるなんてすごい事だよなぁ…。

給材 豚汁:500円


給材
豚汁:500円
@新潟スタジアム


うちの嫁ちゃんは豚汁が大好きだ。嫁ちゃん曰く、一番好きな食べ物は豚汁らしい。

だから、家ではみそ汁と言えば豚汁。
隙あらば豚汁。
豚汁豚汁あぁ豚汁。

家でも大量に豚汁を作っては二日かけて消費し、また大量の豚汁を作る事を繰り返す日々。”豚汁の灯を絶やすな!”。その姿は伝統文化を継承する末裔の姿に重なる。「野菜と豚肉もたっぷりで体にいいし!」といつも言っているので、豚汁をプロテインか何かと勘違いしている可能性もある。この前も、初めて行った定食屋で最初に言った言葉は「みそ汁、豚汁に変更できるかなぁ~☆」。嫁よ、まずメニューを見ろ。そもそもこの店に豚汁はない。

まぁ、私も豚汁は大好きなので何一つ不満はないんだけど、嫁の好きな豚汁と私の好きな豚汁は根本的に違う。嫁は”豚汁の具”が好きで、私は”豚汁の汁”が好きだ。だから、嫁はひたすら具を食べ、私はひたすら汁を飲む。絶対にぶつからない。完全に住み分けが出来ている。それが、我が家の円満の秘密でもある。

そんな、嫁が衝撃的に美味い”ごはん”を食べて買いに走ったこの豚汁。味が染み込んだたっぷりの具材は完全に嫁好み。豚の脂と具の旨みが溶けだした汁は完全に私好み。よーするに、二人とも大満足の豚汁だ。

そーいえば、私は嫁と結婚する時にプロポーズをしていない。
「フロンターレが二連覇したら結婚しようぜwww」とは言ったが、それ以上の言葉は無く、流れのままに結婚する事になった。ただ、嫁と結婚したいと思った理由の一つは、嫁の豚汁が好きだからだ。オカンが作る慣れ親しんだ豚汁も良いが、嫁が作るサツマイモが入った少し甘め豚汁も大好きだ。

「死ぬ前に、最後に食べたいものって何?」
『うーん、やっぱり豚汁!!』

嫁よ。
俺は死ぬ前、最後に君の豚汁が食べたい。
君が先に逝くなら、最後に豚汁を食べさせてやりたい。

この豚汁を二人で食べ、死ぬほどカッコ悪いプロポーズをした。
嫁は横でゲラゲラ笑っている。

今すぐ、最後の豚汁を食わしたろか!?



大助 ごはん:250円


大助
ごはん:250円
@新潟スタジアム


目からウロコ、とは正にこの事だ。
今年、新潟に彗星のごとく登場したこの商品。あまりに当たり前に存在し過ぎて、その凄さに気付かなかったのか?地元の人々にとっては特別なものでも何でもないのか?とにかく、有りそうで無かったこの商品。新潟県民にとってはありふれた日常品かもしれないが、我々県外の人間にとってはこれほど魂が焦がれるものはない。

中身は豪速球ド真ん中のシンプルな白飯。
恐らく、他のスタジアムで販売されていても「ふ〜ん…」位にしか思わないだろう。余程の事が無ければ選ぶことも無い。しかし、ここは新潟。『米』という言葉に『新潟』という魔法がかかると心は一気にヒートする。「おおおおおぉー!!!新潟の米だー!!!」と両手を突き上げ、叫びたくなる。歌舞伎町のネズミに価値はないが、舞浜のネズミには人が群がり、歓声をあげる。それと一緒だ。これはある意味、新潟という米の絶対王者のみがなせる所業。そのシンプルさは、身に着けるものは黒のショートタイツとリングシューズのみ、肘や膝にサポーターも着けない古き良き時代の新日本プロレス「ストロングスタイルの象徴」そのものだ。新日本プロレスでは古くから若手はこの姿で出発し成長していく。我々日本人も皆すべからず米から出発して成長していく。そういう意味では、我々は既に「ストロングスタイルとは何か?」を赤子レベルから叩き込まれている。そう、米は「完璧なストロングスタイル」の体現者なんだ。『いつ何時、誰の挑戦でも受ける!』朝飯だろうが、昼飯だろうが、晩飯だろうが関係ない。肉?魚?野菜?ふぁー、今日もよろしく(笑)。汁物?カレー?シチュー?余裕余裕。ラーメン?うどん?お好み焼き?オーケーオーケー!焼きそばもついでにドンと来い!ってな感じで、全てを受けきった上で完璧に楽しませてくれる。相手の良さを全て受け切った上で、全体をまとめ上げるその姿は正に『KING OF グルメ 』。優秀なプロレスラーは相手がホウキでも試合を成立させる!と言われるが、米もどんな食べ物でも食事を成立させる。世界最強、食い物の頂点は米で間違いない。だからこそ、美味い米は全てを凌駕する。ゆえに、このごはんは、ある意味【最強のスタグル】かもしれない。

と、いうわけで、このスタグルが登場した時、私はすぐにでも新潟に行きたかった。私の頭の中のせっかち君が
『早く新潟にいこーぜー!』と大声を張り上げている。他の頭の中の識者達もこの勢いに完全に押されていた。しかし、ただ一人、頭の中の食いしん坊君だけが冷静に呟く。

『まだだ、まだ慌てるような時期じゃない…』。

そう、せっかく新潟に米を食べに行くのだ。新米が出回る季節まで待ったほうがいい。流石、食いしん坊君はわかってる。この意見には大声を張り上げていたせっかち君も納得せざる得ない。勿論、その季節が来たからと言って、スタグルで販売されている”ごはん”が新米になるとは限らない。でも、多分大丈夫だ。【新潟のコシヒカリ】を謳い販売する店が、この機を逃がすわけがない。これには確固たる自信があった。

そして、月日は流れ11月。

時は来た!!!

当初予定していた時期よりは少し遅れたが、ようやく新潟に向かう時がやって来た。
目的は一つ、"ごはん"。
私の断固たる決意と圧倒的な熱意に施された嫁も急遽参戦。大阪と東京、それぞれの場所から一路新潟に向かう。私達の目的はただ一つ、『美味しい白飯をスタジアムで食べたい!』それだけだ。

そして遂に手にしたこの"ごはん"。
炊飯ジャーから、発泡スチロールの容器に詰め込まれた白飯。この時点で私は確信した。

『絶対に美味い』。

誰が何と言おうが、温かい米を保管する容器として私は発泡スチロールの容器こそが最適格だと思っている。保温性、保湿性に優れた発泡スチロールなら、米を食べるのにベストな温度を長くキープ出来る。『米は炊きたてが一番!』なんて声もあるが、米本来の味と香りを楽しむなら〈少しぬるめ〉の方が絶対に美味い。八代亜紀も『お酒はぬるめの燗がいい』と言っているが、酒とは日本酒、日本酒とは米。そう、米のポテンシャルが最大に発揮されるのは〈少しぬるめ〉なんだ。実際に、この"ごはん"も人肌より優しく少しだけ温かい。香り立つ匂いは赤ちゃん特有のほのかな匂いの様に心を安らげ、悠久の日々を思い出させてくれる。
そして、味。
正直「今まで食べていた米はいったい何だったのだ!?」というレベルで衝撃を受ける。口当たりの時点で、既に今まで食べたどの米よりも美味い。米の甘みが芳醇に広がるこの感覚は、少なくとも自分が今まで食べてきた米とは完全に異なる種類の食べ物だ。ぶっちゃけ、米自体に含まれている旨味の含有量の桁が違う。

コレが本当に美味い米なのか…。

最初はじっくりと込み上げてきた米の味が徐々に強くなっていく。それが強まる事はあっても弱まる事はない。噛み締めるたび、口の中を強烈な米の味が支配する。それは口の中から米が無くなっても潰えることなく、悠久を錯覚させる余韻となっていつまでも力強く残り続ける。

しかし、それにしても何故こんなに美味いのか?私だってこれまで歩んできた40年以上の人生の中で「美味い!」と言われる米は食べてきた。米の味にうるさかった親父の影響で、家の米はいつだって最上級のコシヒカリが用意されていた。日本最高の米と言われている「魚沼産コシヒカリ」だって何度も食べた事はある。
でも、これは明らかにレベルが違う。何故なのか?

答えは『水』だ。

以前、ある酒造が自家栽培の米で酒を醸したとき、イマイチまとまりに欠ける酒になったという話を聞いた事がある(ワインはブドウを原料としている関係から、収穫後すぐに利用する必要がある。だから、ワインはブドウを収穫した場所でしか作ることが出来ない。しかし、日本酒は米を原料としているので、米さえ手に入れば何処でも作る事が出来る。杜氏が醸したい酒に適した米を自由に選ぶ事が出来る。これはある意味日本酒の優れた利点でもある)。ただ、醸す際に使う水を米栽培に使用していた水と同じものに変えたら、一気にまとまりのある酒が出来たらしい。これと同じじゃないだろうか。恐らく、白飯の美味さを決定づけるのは、とぎ方や炊き方以上にどこの水を使用するかが大事なのだ。新潟の米は、新潟の水でとぎ、新潟の水で浸漬し、新潟の水で炊き上げて、初めて"新潟の米"になるのだ。新潟の水を使用して初めて"新潟の米"は完成するのだ。だから新潟で食べる白飯は美味いし特別なのだ。これは新潟でしか味わえないのだ。

そう言えば、一口食べた嫁ちゃんは「豚汁!」と一言残しどこかに消えた。豚汁が大好きな嫁ちゃんは、この米には豚汁しかない!と、本能で嗅ぎ取ったのだろう。数分後、帰ってきた嫁は米と豚汁を交互に口に運びながら、ひたすら「美味しいYO〜…」と呻いている。「もう、新潟に移住しようYO!」と、あながち冗談とも思えない事を主張している。君、寒いの苦手でしょ?絶対に無理だと思うけど…。でも、その気持ちは理解できる。それぐらいの価値をこの”ごはん”は見せつけてくれた。

ただ、それ以上に理解した事もある。あぁ、この”ごはん”はもう私の元に帰ってこないな…。

まぁ、いいよ…。
私は君から幸せを取り上げる様な事はしたくない。君が幸せな事が私にとっては一番だ。私は静かにごはんに別れを告げた。

白飯に染まったこの俺を、慰める奴はもういない。


このスタジアムには”ごはん”に合う”おかず”メニューも沢山用意されている。
勝手丼スタイルで”ごはん”片手に場内を練り歩き、おかずをどんどんのせていくのも楽しいぞ。

大助 くりごはん:400円


大助
くりごはん:400円
@新潟スタジアム


「秋の味覚」と言えば、個人的にはやっぱり”栗”だ。松茸、サンマ、柿、ぶどう、サツマイモ等々…、どれも魅力的な食材ばかりで、そのどれもが主力級。いつだって秋の訪れは空腹と共にやってきて、満足しきれないまま切ない片思いで終わる。

まぁ、柿だけは実家が柿山を保有している関係で、子供の時から無理矢理食べさせられていたのでもう正直見たくもないが、それ以外は毎日でも食べ続けたいものばかりだ。

と、いう事でこの商品。
見つけた瞬間、血沸き肉躍る。

栗ごはんだー!!

秋と言えば、やっぱりこれ!
これを食べなきゃー秋じゃない。
ホクホクとした栗独特の食感。
ほのかな甘い香りが漂う、秋のご馳走だ。

季節をご飯と共にいただく。
これこそが、日本人としての最高の幸せであり、我々の潜在意識の中に埋め込まれた贅沢の極みである。さぁ、散りゆくイチョウの葉の色に思いを馳せながら、日本人だけが噛みしめることが出来る喜びと共にこのくりごはんを吟じよう。


給材 アップルシャーベット:150円(1個)


給材
アップルシャーベット:150円(1個)
@新潟スタジアム


”シャーベット”とあるが、見た目も食感も味も全て、ただ凍らせただけのりんご。う~ん、思っていたのと違う…。

凍っているので甘みが少なく、どうしても酸味が際立ってしまう。面白いけど、ちょっと物足りない。


万代シルバーホテル バスセンターのカレー:500円


万代シルバーホテル
バスセンターのカレー:500円
@新潟スタジアム


新潟には長く県民に愛されるご当地グルメグルメが数多くある。
その中でも、この”バスセンターのカレー”は、"イタリアン"と並び新潟県民なら誰でもその存在を知る代表格。新潟市中心部「万代シティ」にあるバスの屋内ロータリーの一角には、このカレーを目当てに集まった人たちで常に混みあっているそんな”バスセンターのカレー”がここ新潟スタジアム内でも食べれるのだ。

まず、目を引くのがその見た目。

黄色い。
とりあえず真っ黄色い。

何の色かはよくわからんがとにかく黄色い。
ただ、この真っ黄色さがこのカレーの象徴でもある。そして、この見た目からなんとなく「甘口かな?」なんて思ってしまうが味はかなりスパイシー。独自に配合されたスパイスと玉ねぎや肉の旨み、ゴロゴロたっぷりの具材が熱狂的に結びついたカレーなのだ。

そして、このカレーを更に引き立てているのがたっぷりの福神漬け。私も最初は「え、こんなに福神漬けいらんやろ!?」なんて思ってしまったが、考えが浅はか過ぎるにも程があった。本当に大馬鹿野郎だ…。

めちゃくちゃ美味い!

このカレーと福神漬けを一緒に食べると、それはもうヤバい。この福神漬けをもって、このカレーは完成に至る。この福神漬けは美味しいが単調な味で飽きてしまいそうなところをリセットするだけでなく、より高みへとルーを引き立てる着火剤になっているのだ。一度、福神漬けと一緒に食べればもう戻れないくらい強烈に美味いんだ。

"イタリアン"もそうだが、地元の人々に愛されているグルメを置くことは、ニーズとしても地元意識を高ぶらせる意味でも重要な事だと思う。そして、スタジアム内で地元の名物グルメを食べることが出来るのは、遠征組にとっても本当に嬉しい事だ。冷静に考えて”イタリアン”、”越後もち豚串”、”バスセンターのカレー”、「タレカツ丼」、そして”イタリア軒の名物グルメ達”等が一堂に揃う場所なんてそうそうないぞ!?そう考えると、このスタジアムのグルメは凄すぎる。

ホテルイタリア軒 ふみやのレーズンパン:300円


ホテルイタリア軒
ふみやのレーズンパン:300円
@新潟スタジアム


この日の購入予定は炭水化物メニューが目白押し。それにも関わらず「これ、美味しそう!食べたい!!」と嫁が自腹(スタグル代は基本私持ちなのでかなり珍しい)で購入したのがこのパン。ふんわりとしたパン生地に、ほのかな甘さと酸味が心地よいジューシーなレーズンがたっぷり。このレーズンはスペイン産の白ブドウを使用していらしく、我々が普段食べなれているレーズンと比べると酸味が柔らかで上品な甘さがある。そして、それに追い打ちをかけるパン表面の砂糖。これが素晴らしい。この二段階甘味がこのパンを特別な存在に引き上げている。

と、まぁ、ここまで書いたが、私はぶっちゃけ2口しか食べていない。正確に言うと、食べさせて貰えなかった。横にいる欲深い女がひとり占めしていたからだ。

「このパン、ホントおいしいYO~!私の直感は間違ってなかったYO~!!」

よかった、よかった。
私は君の、美味しそうに食べるその顔が何よりも大好きです。

ただ、君よ。
君は昨日イタリア軒に宿泊して、朝もホテルでこのパン食べてきたんじゃないの??

ホテルイタリア軒 チーズボード:300円


ホテルイタリア軒
チーズボード:300円
@新潟スタジアム


登場以来、瞬く間に大人気商品となったこの「ホテルイタリア軒」の”チーズボード”。とにかくデカイ!薄い!デカイ!!デカイ!!!デカイ!!!!あまりにも大きすぎる!!大きく、薄く、軽く、そして美しいのだ。恐らく、クリスビー生地にチーズを練りこみ焼いたものだと思うが、食べている感覚はチーズそのもの。少し硬めの食感もうす~いチーズをそのまま焼いたような感じ。あれ、これチーズそのものなのか?ごめん、よくわかんない。

味はシンプルだが、中毒性はハンパない。これだけデカいのに、気付いたら完食していた。

「こりゃービールと一緒に飲むと堪らんYO!」と、昨夜から飲んだくれているうちの嫁も大絶賛。これは食品化に成功したドラゴン殺し、酒飲みをぶった切る一気酔剣、新潟のエクスカリバーだ。一種の凶器で間違いない。

人気商品であるがゆえに売切れは必至。開門したらすぐにSスタンドコンコースを目指せ。



山崎食品 天然本鮪 赤身&大トロ丼:2500円



山崎食品
天然本鮪 赤身&大トロ丼:2500円
@新潟スタジアム


前節(2019/10/9)の岐阜戦で限定販売された際、あっ!という間に売り切れた「山崎食品のマグロ」。この日も”天然本鮪 赤身&大トロ丼:2500円””漬けめばち鮪 赤身丼:1000円"”漬けマグロ たたき丼:900円”の三商品がそれぞれ限定30~170食用意されていたが、試合4時間前からの販売にも関わらず、30分前にはすでに長蛇の列。私も到着後すぐに並び、なんとか残り5個位のところでこの「天然本鮪 赤身&大トロ丼」をGET出来た。

まぁ、『スタジアムグルメ』として、この2500円という価格はかなりの高額な部類に入るので躊躇する方も多いだろう。遠征組なら「新潟に来てまで、マグロ食べなくてもイイでしょ?どこでも食べれるし。」と思うのも無理はない。私もここ最近、中々魚を食べる機会が無く、魚に飢えていなければ買わなかったかもしれない。(いや、そもそも新潟まで来てないな…)
ただ、私から一言、申し伝えるなら『絶対に食べるべきだ!』。それに尽きる。

すげー美味いよ~!

まず、赤身。
とにかく味が濃厚…。
噛めば噛む程、強烈なマグロの旨みが染み出してくる。厚めにカットされた弾ける様な身の弾力はプリプリ、コリコリともピチピチとも違う。何と表現していいのか?適切な言葉が見当たらない。ほどよく漬けで味が付いているのも、丼として食べるには好ポイント。とにかく、ご飯が美味くて仕方ない。つーか、ご飯自体もめちゃくちゃ美味んだよ…。こんなのスタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディのタッグ並みのミラクルパワーコンビじゃねーか…。誰が勝てるんだよ…。こんなの反則だぜ…。

そして、大トロ。
トロける~…。とにかくトロける~…。口の中に入れた瞬間トロける柔らかさ、ジッワ~っと広がっていく濃厚な旨みと甘み。あぁ、これは極上の霜降り肉だ。芸術的に美しいサシの模様は赤と白のステンドガラスだ。朝、泊まっていたホテルの朝食バイキングで腹いっぱい食べて、「私、今日はそんなに食べれないかも~…」とかフザケタ事をほざいていた嫁がドンブリに貪り憑き、全然こっちに返してくれない。

この二つがたっぷり180gも入って、この値段だぞ!?ありえないわ…。今時、ちょっとしたレストランで黒毛和牛のステーキを食べたら、赤身肉だけでももっと取られる。黒毛和牛と比べるのは間違っているかもしれないが、「天然 本マグロ」を大トロとセットでこれだけ食べてこの値段は破格としか言いようがない。去年、大阪ドームで食べた「プレミアム・オリごはん”大勝!増井丸のマグロ丼”」も同価格だったが全く足元にも及んでいない。こんなの、本気を出せば100m8秒台で走ったと言われるカール君人形と幼稚園児を戦わせているようなもんだ。ただの虐待でしかない。

とにかく、来シーズンからも継続して販売されるかは今のところわかんないが、見つけたら絶対に食べた方が良い。これほどお買い得という言葉が適切な商品は中々ない。もう、新潟スタジアムは絶対に食べた方がいいモノが多すぎるので困ってしまうと思うが、これはその中でも間違いなくトップレベル。

と、言うわけで、嫁ちゃんよ。
俺にも、もっと食べさせてくれ…。


田村屋キッチン 佐渡島黒豚タレかつ:300円(一枚)750円(丼)


田村屋キッチン
佐渡島黒豚タレかつ:300円(一枚)750円(丼)
@新潟スタジアム


「新潟」と言えば、この”タレかつ”も外せない。
個人的にも大好きで、これまでスタジアム内外を問わず何度も食べた事があるのだか、今回は新潟初訪問も嫁も一緒。そうとなれば、他の名物同様これも食べさせてやりたい。ただ、今日の購入予定ではこの後も『炭水化物メニュー(簡単に言えば"白飯")』が目白押し。”タレかつ”がドンブリで食べた方が美味いのは十分に理解しているが、ここで白飯を食べると確実に影響が残る。

と、いうわけで、手軽に単品で購入することが出来たこちらをチョイス。

揚げたてのトンカツをタレにくぐらせてあるので、ひとくち食べるとタレがジュワジュワ~、口の中一杯に甘辛い、独特の風味が広がっていく。これには初めて食べた嫁も「普通のカツ丼より衣のサクサク感が残るこっちの方がいいYO-!」と喜んでいた。

嫁よ。
私も完全に同意見だ。



今回、私は単品で購入したが、勿論「丼」でも販売されている。


高嶋ファーム 越後もちぶた串焼き:600円


高嶋ファーム
越後もちぶた串焼き:600円
@新潟スタジアム


全国各地の『スタジアムグルメ』で定番商品となっている"豚串"。人気のあるカテゴリーだけに数多くの商品がしのぎを削っているが、その中でもトップクラス!と断言できるのがこの”越後もちぶた串焼き”だ。
きめ細かく、舌触りの良い肉質は餅の様な弾ける弾力と柔らかさが特徴的で、滴りが五感で感じられるほどにジューシー。サッパリとトロける脂身とのコンビネーションは他の豚肉串の追随を許さない。

なんだろう、この美味さは…。

イタリアン”もそうだが、この”越後もちぶた串焼き”もこのスタジアムを代表するスタジアムグルメの一つ。訪れた際には、絶対に一度は食べて欲しい逸品だ。


みかづき 勝ち星きらきらイタリアン:440円


みかづき 
勝ち星きらきらイタリアン:440円
@新潟スタジアム


新潟市民のソウルフードといえば、この「みかづき」の”イタリアン”。
最近ではテレビの影響もあり数年前と比較すると知名度は飛躍的に上昇した。そんな”イタリアン”だが、私もこれまで新潟に遠征に来るたびにスタジアムで食べ続けている。やっぱり、新潟でしか食べれない物だし、その手軽さ、安さは特筆ものだ。つーか、普通の焼きそばを食べるよりも安くて美味いのは異常だと思う。『スタジアムグルメ』というカテゴリーにおいても極めて優秀な逸品だ。

と、いうわけで今回購入したのはこの"勝ち星きらきらイタリアン"。

ベースとなるプレーンの"イタリアン"にたっぷりのチーズソースと見た目にも鮮やかな海藻ビーズをトッピングしたもの。濃厚なチーズの風味と弾ける磯の香りが"イタリアン"の味わいをより濃厚に引き立てている。

やっぱり、新潟に来たらこれは外せない。



2019/11/23

バルバッコァ シュラスコ(ピッカーニャ&ソーセージ):1000円


バルバッコァ
シュラスコ(ピッカーニャ&ソーセージ):1000円
@東京スタジアム


国内屈指の人気ブラジル料理専門店「バルバッコア」。故郷を離れたブラジル人選手達に愛され、Jリーガー達の決起集会の会場としても有名なレストラン、その味は折り紙付きだ。

この日販売されていた”シュラスコ”はピッカーニャとソーセージのセット。ピッカーニャとは日本だと「いちぼ」と呼ばれるお尻の部位でランプよりも柔らかく、牛一頭から取れる部分も少ない希少部位の一つ。このセットではそんな希少な部位を豪快に炭火で焼き上げたステーキが180gも付いている。これだけでも相当凄い。
味はシンプルに塩コショウのみ。肉の味がしっかりしているので、これならタレは必要ない。滲み出る肉汁が最高のステーキソースだ。
まぁ、お肉のスジが若干気にはなったし、ホントに180gある?との疑惑が私個人の中では若干あるが、スタジアムでこれだけ豪快な”シュラスコ”がこの価格で食べられる!という事実だけで恩赦、完全に免責事項だ。全てが許されてしかるべきだろう。







REGOODA ほうじ茶ミルククリームタピオカ:600円


REGOODA
ほうじ茶ミルククリームタピオカ:600円
@東京スタジアム


ほうじ茶ミルクにタピオカとたっぷりの生クリーム。
ほうじ茶特有の甘さと苦みが損なわれる事無く、ちょぴり大人なタピオカドリンクに仕上がっている。まぁ、個人的にはここ最近ハズレのタピオカドリンクが多かったので、「タピオカ」にしっかりモッチリとした食感があり、イイ感じに仕上がっていた事が何より嬉しい。



笑い豚 俺のもつ煮込み:300円(小)600円(大)


笑い豚
俺のもつ煮込み:300円(小)600円(大)
@東京スタジアム


具沢山のもつ煮。
しっかりと煮込まれたモツは口の中で溶けていくほど柔らかく、大根やニンジン、ごぼうと言った定番の食材に加えて、千切り生姜がたっぷりなのも特徴。食べているだけで体が温まる。ただ、ちょっと多すぎる様な気もしないでもない。




東京SOMA おしるこ:400円


東京SOMA
おしるこ:400円
@東京スタジアム


こちらも団子と一緒に購入。
やっぱり寒いとどうしても汁物が欲しくなる。

ただねぇ、正直ぬるい…。こんな寒い日だからこそ、もっと熱々にして欲しい。あと、団子が一個だけっていうのは寂しすぎるぜ…。