2020/09/21

テセキムチ ALBスペシャルセット:2000円


テセキムチ
ALBスペシャルセット:2000円
@新潟スタジアム


「テセキムチが新潟のホームゲームで販売されるぞ!!」

新潟へ向かう事が決まっていた私たちに飛び込んできた朗報。母が作る伝統の味を受け継いだ鄭大世選手の奥様が作る本場韓国のキムチ。キムチの味を大きく左右する”塩辛”と”アマエビ”、調味料にこだわった手作りのキムチは誉れが高く、これまで鄭大世選手が所属していた清水エスパルスのホームゲームでも販売されていた。その”テセキムチ”がこの度、期限付き移籍をした新潟でも白菜キムチとカクテキが一つになったオリジナルセットでの販売が決定したのだ。

このタイミングで…。
これは天啓でしかない。

清水所属時代にも機会があれば…と思っていた商品だけに余計にそう思う。
ただ、問題が一つあった。
「いつ食べるのか?」だ。

私は遠征組。
保冷パックに入っているとはいえ、遠征初日に購入してそのまま二日後自宅に持ち帰るのは味や衛生面等、色々な面でリスクがある。

では、スタジアムで食べるか?
いや、絶対に無理だ。
”テセキムチ”の評判を聞くと、とにかく匂いが強烈らしい。そんなものをスタジアムで食べれば軽いテロだ。ソーシャルディスタンスが叫ばれ、座席間の距離が一定程度取られている昨今ですら周囲に迷惑をかけずに食べるのはまず不可能だろう。
「(あの人たち、テセキムチ食ってるよ…。つーか、普通スタジアムで食べるかね!?)」
そう思われるのは目に見えている。

と、いうわけで、今回は試合後そのままクール便で自宅に郵送。後日、改めて楽しむ事にした。長年、スタグルを楽しんできたが、購入してその場で食べなかったのは今回が初。ホントは「べいべい」のおにぎりと一緒に楽しんでみたかったんだけどなぁ…。
(↓と、いうわけで、パッケージだけ撮影)



そして後日、自宅で実食。
パッケージを開けた瞬間、部屋中を一瞬にして支配する強烈な匂い!

うぉぉ…、マジで凄いぜ…。

美味そうなんだけど、とにかく凄い匂いだ。
あまりに強烈すぎて、写真を取り忘れたわ…。

そして、肝心の味。

うーん、鮮烈!!!
辛ーい!!!
でも、うんまぁーーい!!!

白菜&カクテキ共に見た目から想像していたよりも辛さは控えめながら、深いコクと味わいが野菜の深部まで染み渡り、パンチの効いた酸味が口の中を刺激する。なのに野菜本来の味は損なわれず、凄く尖がっているのに円やかにも感じる。これまで食べたどのキムチとも重なり合わない独特の美味さだ。まるで往年の名ボクサー・鬼塚勝也を思い出させる棘と色気、円熟味が共存している。正に”SPANKY-K(キムチ)”だ。

ちなみに、うちの嫁は辛いものが苦手らしいのだが「辛い!美味い!辛い」と言いながらバクバク食べている。辛くても旨みがしっかりしているから食べれるのだろう。白菜のキムチはチャーハンや鍋に入れても凄く美味そうだなぁー。

とりあえず、通販でも買えるようなのでリピート確定。しばらく、我が家の定番キムチはこれになりそうだ。今度は色々な料理に使ってみよう。


川崎フロンターレでデビューした頃から見ている鄭大世選手。いい意味で感情的な、昔から大好きな選手だ。
大世、新潟でも頑張れ!!
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ちなみに、この日は朝の10:00から限定300セットで販売。私たちは9:40過ぎに現地に到着したがすでに長蛇の列。残り100セットを切った所でなんとか購入できた。

今後も新潟の主催試合では定期的に限定販売されるらしい。(勿論、鄭大世選手が所属している間は…だろうけど…)

2020/09/20

べいべい 新潟米食べ比べ弁当『雅』:1200円


べいべい
新潟米食べ比べ弁当『雅』:1200円
@新潟スタジアム


今回の遠征で楽しみにしていた「べいべい」のおにぎり。色々な具材と一緒になったおにぎりも十分魅力的だが、県外の人間にとって更に魅力的に見えるのがこの商品。

新潟米が食べ比べ出来るにぎりめし弁当

あぁ、米好きの人間にとってこんな心揺さぶられるフレーズがあるだろうか?
いや、無いね。

この日の陣容は

≪南魚沼産 コシヒカリ≫
≪新潟県産 新之助≫
≪佐渡産 コシヒカリ朱鷺(トキ)認証米≫

の三種類。
南魚沼産 コシヒカリの産地である南魚沼は、全国で唯一28年連続食味ランキング特A評価を得た名産地。甘み、粘り、艶、そして冷めても変わらぬ旨み。日本最高のコシヒカリを育んでいると言っても過言じゃーない。そのコシヒカリと対極に位置するのが新潟県産 新之助。2018年にコシヒカリと異なる美味しさを追求し、双璧をなすブランド米として新潟が米どころの威信を賭け研究&開発したニューフェイス。芳醇な甘さやコク、大粒の米の粘りの強さは独特で、日本最高のコシヒカリと食べ比べするのにこれ以上の米はない。そして三つ目が≪佐渡産 コシヒカリ朱鷺認証米≫というのも憎い。同じ新潟県内でありながら離島である佐渡はやはり本土で作られたコシヒカリとは異なる特徴が出る。しかも、このコシヒカリは特別天然記念物・トキとの共生を目指す為、環境に配慮し、農薬や化学薬品の使用を極力抑える等独自の厳しい基準を満たした佐渡市の認証米。南魚沼産 コシヒカリと食べ比べると、同じコシヒカリでも甘みやモチモチ感、粒の大きさの違いがわかる。そして何より、この弁当のおにぎりには海苔が付いていないのがイイ。米本来の魅力が全く損なわれていない。

「キャー♥キャー♥キャー♥」

今なら、イケメン俳優を見て騒ぐ女性たちの気持ちが痛い程わかるよ。このトリオは全盛期のキムタク、反町隆史、竹野内豊が並んでいるようなもんだ。往年の名作ドラマ・ビーチボーイズを見て「広末になりたい…」とこぼしていた嫁ちゃんも、そこにキムタクまで加わったとなれば言葉を失うだろう。それぐらいのインパクトがある。

しかも、三品種のおにぎりが食べ比べ出来るだけでも贅沢なのに、おにぎりにピッタリな9種類のおかずまで付いている。

あぁ、なんてこった…。

脇役まで多種多様、個性派から演技派まで取りそろえた超豪華俳優人じゃないか…。こんな陣容、山崎豊子の開局○○周年記念スペシャルドラマや三谷幸喜監督映画でも揃わねーぞ…。


とにかく、この弁当は買いだ。
特に遠征組には、新潟という土地の豊かさを十分に味わうことが出来るのでオススメしたい。食べ終わった頃には、新潟の事がもっと好きになっているよ。


食べ比べ弁当は【おにぎり2種類&おかず6種類:800円】のものもある。


お米の説明書付き。
それぞれの特徴を把握して食べると、より一層その個性がわかりやすい。


無理です!待てません!

べいべい おにぎり各種:120円~630円


べいべい
おにぎり各種:120円~630円
@新潟スタジアム


今回新潟に訪れた最大の目的、それはこのべいべいさんのおにぎりを食べる事。GO TO トラベルを利用して旅行すると決まった日から私の中で行き先は新潟一択。SNSでその噂を目にするたび、新潟への思いがどんどん募っていた。とにかく、去年このスタジアムで米の美味さに改めて感動した私は新潟で食べる米、しかも魚沼産こしひかりのおにぎり!というだけで気持ちがソワソワ、もういても立ってもいられなくなっていた。なので、去年の思い出をベースに改めて魅力をプレゼンし、さりげなく嫁ちゃんを誘導。幸い新潟への好感度が爆上がりしていた嫁ちゃんは直ぐに快諾。プランニングやツアー申込の手続き&費用は私が全額負担する事になったがそれでもいい。全てこのべいべいさんのおにぎりを食べる為だ。もう、楽しみで楽しみで仕方なかった。そして、訪れるメニュー表を見て何を食べようか悩む日々。全部食べたい、でも出来ない。これだけ魅力的なラインナップの中から何を選ぶか?幾つ食べるか?とにかく、悩んで悩みぬいた。恐らく、今年一番悩んだかもしれない。

と、いうわけで、選んだのがこの5つだ。
↓↓


●アナゴ一本:480円(左)
アナゴをぐるりと縦に巻き付けたダイナミックなおにぎり。アナゴの甘さと食感がおにぎりとベストマッチ。あぁ、なんて贅沢なおにぎりなんだろう。

●村上牛しぐれ煮:630円(右)
地元の黒毛和牛、村上牛をしぐれ煮と味わうおにぎり。最高と最高の組み合わせ、美味くないわけがない。ただ、全体的なバランスを考えると、ちょっとお高めな印象は残る。


●胡麻味噌チーズ坦々:250円
味に個性のある素材を融合させたジャンク系おにぎり。これだけ主張の強い具材と一緒になってもしっかりと寄り添い、米の美味さの主張が出来るおにぎりの芯の強さには驚かされるばかりだ。

●ふき味噌×かんずり:200円
今回選んだ5つの中で断トツでお気に入りなのがコレ。独特の苦味があるふきのとうを甘辛い味噌で風味よく仕上げたふき味噌と、新潟を代表する世界でも珍しい唐辛子の発酵香辛調味料かんずりの組み合わせがとにかくイイ!あぁ、この組み合わせは小柄ながらも力強く果敢に大柄のヘビー級選手に向かっていくD.キッド&D.スミスのブリティッシュ・ドッグズだ、これはその純和風版だ。甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の基本味をバランスよく網羅し、魚沼産コシヒカリのコシヒカリと見事に融合。これを食べるとおかずなんていらねぇなぁ…とすら思ってしまう。これがたった200円。
こいつはすげーや…。



●五目いなり:120円
せっかくだからおにぎり以外でも一つ…という事から選択。おにぎりに負けず劣らず、米の美味さがしっかりと伝わる仕上がりになっている。

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以上。
全体的には期待通りの出来栄え。
米と具材の組み合わせの美味さに感動し、改めて日本が世界に誇るワンハンド・ファーストフードとして無限の可能性を感じることが出来た。

ただ一点、個人的に引っ掛かったのが海苔。
歯切れが悪く、噛み切ろうとするとおにぎりが潰れがちに。これじゃー、せっかくの美味しいおにぎりの魅力が損なわれる。パリパリの海苔でもしっとりとした海苔でもどちらでもいいが、おにぎりの良さを打ち消すような存在になってはイカンね。正直、私は途中から海苔を外して食べたけど、それって本来の形ではないからね。海苔さえ普通に良ければスタグルとしては200点満点だ。


私は常々、各スタジアムに”おにぎり専門店”を配備する事を提唱している。やっぱりこれだけ手軽で人気も定番性もあり、各地方の特色も出しやすいメニューなんて他にはないよ。

べいべい くろさき豆茶アイス:300円

 

べいべい
くろさき豆茶アイス:300円
@新潟スタジアム


「アイスが食べたい!」という嫁の要望に応えて購入。
枝豆のコクと甘みがハッキリと特徴に現れ、枝豆のペーストをたっぷり使用しているのか粒の食感も楽しめる。


大助 いかめし:600円

 

大助
いかめし:600円
@新潟スタジアム

このスタジアムに来たら何らかしら必ず一品は購入してしまうこのお店。今回も今月限定のおススメグルメ「サンマ蒲焼丼:650円」を求めて入場後すぐに向かったものの既に売切れ…。と、いうことで購入したのがこれ。

日本海産のイカにぎっしりと詰まったご飯。
モッチもちのモチ米と柔らかく弾力のあるイカ、コントラストがハッキリとした食感が素晴らしく心地よい。味もしっかりとしていて少ししょっぱ目だが、逆にそれが良い。
「サンマ蒲焼丼」が食べれなかったのは残念だが、逆にこの「いかめし」を食べれたのは怪我の功名。、災い転じて福となす。歩くほどに笑うほどに、サンマ蒲焼丼より君は美しい。
♫あぁあああ君で、良かったー!!!!!!


高嶋ファーム もち豚串焼き(至恩のしお味):600円

 

高嶋ファーム
もち豚串焼き(至恩のしお味):600円
@新潟スタジアム


新潟に来たらやっぱりコレ!
カシマスタジアムに行くと必ずハム串焼と食肉のモツ煮を食べる様に、新潟に来たらやっぱりこれを食べなきゃ始まらない。個人的にはスタグル豚串部門では一番美味い!と思っている。

今回選んだのはその豚串の選手コラボメニュー。国の名勝天然記念物に指定されている景勝地「笹川流れ」の海水で作ったミネラルたっぷりの天然塩を仕上げに使用した事で、従来の串より味のインパクトはUP。かといって、塩味がキツ過ぎる訳でもなく、豚の旨みと塩の旨みが見事にマッチしている。確かに、越後もち豚の力強い旨みにはこれぐらい旨みの強い塩じゃないと太刀打ちできないかもしれない。塩が違うだけだが、通常バージョンよりも遥かに美味く感じた。

今はコラボ商品だけど、今後はこれがスタンダードになると嬉しいなぁ。



田村屋キッチン 牛すじ煮込み:600円(単品)/ 800円(丼)


田村屋キッチン
牛すじ煮込み:600円(単品)/ 800円(丼)
@新潟スタジアム


赤ワインと八丁味噌でじっくりと煮込んだこの牛すじ煮込み。大きくカットされた牛すじは柔らかくホロホロ。存在感のある人参と大根も味が染み込んでいて素晴らしく美味い。確かにこれは牛すじ煮込みというより”和製ビーフシチュー”だ。赤ワイン特有の酸味と甘み、コクが八丁味噌と非常にマッチしている。私は大好きだ。

私は単品で購入したが、この味ならご飯付きでも間違いないだろう。いや、絶対にご飯付きの方が美味い。あぁ、この感覚は鳥栖スタジアムで食べた喫茶ジェイの「ぼっかけ(単品)」以来の感覚だ。

やっぱり、この手の商品を単品で食べるのは常に後悔が付きまとう。
美味しければ美味しいほどね。


めちゃくちゃ美味いが量はかなり少なめ。
味に対する満足感は十分だが、量に対する物足りなさはハンパない。


田村屋キッチン 蒲原牛ローストビーフとろろ丼:1000円


田村屋キッチン
蒲原牛ローストビーフとろろ丼:1000円
@新潟スタジアム


「GO TO トラベルでどっか行きたい!!」
我慢の限界を超えた、嫁の魂の叫びだ。私と同じく嫁も旅が大好き。ここ数か月の軟禁生活で欲求が溜まりまくっている。

まぁ、コロナも一時期に比べれば落ち着いて来たし、今年5月から埼玉県民となった私たちは無事利用対象者。国の事業で旅に出かける事へのお墨付きも貰っているのだから、感染予防に最大限気を配れば少しぐらいは…との事から急きょ遠征が決定。場所は新潟。去年の秋も新潟には訪れたが、やっぱり新潟は何度でも訪れたい魅力がある。嫁も本気で新潟が好きになっていたらしい。「移住したい!」と言ってたけど、冗談じゃなかったのね…。
そうと決まれば、早速「GO TO トラベル」を利用して交通手段と宿を確保。大宮からの往復新幹線とホテル代で一人たった14,000円!なんと、通常時と比較すると半分以下の価格!いやー、「GO TO トラベル」最高だわ!!

と、いうわけで、話はかなり脱線したがスタジアムに到着し早速スタグル!まずは場外からガッツリ系として抑えたのがこのメニュー。
以前も同じ様な”ローストビーフ&とろろ”の組み合わせ丼はこの店で購入したが、その時とはブランド牛の種類が変わった。以前は山古志牛だったが今回は蒲原牛。定期的に変わるのかな?

↑以前購入した「山古志牛ローストビーフとろろ丼:900円」

味が染み込んだ柔らかいローストビーフと滑らかなトロロ食感が凄くいい感じ。アクセントの柚子胡椒も最高だ。

残念なのは、丼がちょっと小ぶりな事。
もっと食べたいんですけど!