2018/08/21

Pizzeeria Nalipo クレコフリッタ:700円


Pizzeeria Nalipo
クレコフリッタ:700円
@広島広域公園陸上競技場


広島県呉市に店を構えるナポリピッツア専門店Pizzeeria Nalipoさん。普段は出店していないこの店がこの日このスタジアムを支配する為に用意したスペシャリテ。それがこのクリコフリッタだ。揚げパンの様な見た目だが、具材を詰め込んだピッツアを揚げたもので、中はイタリア産モッツアレラチーズにソースはアンチョビガーリック、そして牡蠣が入っている。ただ、この牡蠣が普通の牡蠣じゃない。柴崎商店のかき呉子という独自の干物加工された牡蠣で、通常の牡蠣に比べると大きさは半分程だが身はプリプリで旨みは凝縮されている。

この牡蠣がメチャクチャ旨い!

余分な水気、潮気が無く、味が濃厚!余計な雑味のない、牡蠣本来の味が全て濃縮されている。これだけでも十分に旨いのだが、これにイタリアの秘密兵器・アンチョビガーリックと濃厚なモッツアレラチーズが絡み合う。

だから濃い!
とにかく味が濃い!!
しかし、この味の濃さがヤバい!!!

普通、これだけ濃厚な味が揃うとショッパかったり重すぎたりで胸やけ必死なのだが、恐ろしいほどまでに絡み合う!そして高めあう!そして、激る!極上のハーモニー、トリオにより相乗効果!全ての主張が心地よい。どれ一つ、誰にも負けていない。いや、負けていないだけじゃない。お互いの良さまで引き出している。この濃さは、まさしくスタグル界の実写版【テルマエ・ロマエ】。さながら、かき呉子が阿部寛ならアンチョビガーリックは北村一輝、モッツアレラチーズは宍戸開と言ったところか。そして、それらをまとめ上げ、包み込むモチモチ食感の熱々サクサクの生地。これは正に第14代ローマ皇帝ハドリアヌを演じた市村正親。ロマンとスペクタクルに溢れ、作品そのものをワンランク上に押し上げている。

あぁ、これはヤバいぜ…。

惜しむべきなのは、この商品が呉市のPRを兼ねたこの日だけの限定販売であるという事…。残念、残念過ぎるぞ…。

だからこそ言いたい。
サンフレッチェ広島のスタッフは早急にこの店と複数年の定期出店契約を結ぶべきだ!この商品を定期提供出来る事はタイトル獲得並みの価値がある!

急げ!
今すぐに、だ!


モッツアレラチーズがたっぷり。
チーズと同じく糸を引く旨さである。





この日はおまつり広場の場外に出店していたことからあまり目立たず待たずに購入できたが、それでも揚げたて熱々の商品を提供してくれた。

麺喰家あいしん 尾道ラーメン:700円

麺喰家あいしん
@広島広域公園陸上競技場
尾道ラーメン:700円


「尾道ラーメン」の定義は諸説あるそうだが、醤油ベースのスープに豚の背脂が浮き平打ち麺、具はシンプルなチャーシュー、メンマ、ネギの3種類というのが一般的定義らしい。この商品もその基本は全く外していないし十分に美味しいのだが、スープの旨みが少し足りないような気がする。

それでも、スタジアムで食べるラーメンとしては十分だ。



やまうえ農園 アップルパイ:300円 / 瀬戸内レモンスムージー:500円


やまうえ農園
アップルパイ:300円 / 瀬戸内レモンスムージー:500円
@広島広域公園陸上競技場

●アップルパイ:300円

広島県庄原市でりんご農園を営むやまうえ農園さん。
こちらのアップルパイはそのリンゴ農家さんが自身の農園で採れたリンゴのみを使って作ったもの。勿論、リンゴ農家さんなので中身のリンゴにはかなりこだわっていて、アップルパイの本場・アメリカや欧州でよく使われているゴールデン・デリシャスといわれる品種を使用している。程よい酸味とトロっとした食感のリンゴがたっぷり入ったパイは、甘さは控えめながらもちょっと他のアップルパイとはちょっと別格の美味さ!一個食べ終わった瞬間に次が食べたくなる合法麻薬、また始まる味がある、そこに愛があるから神がかる。鳴りやまないからあしからず。食べ続けるたびに勝ち上がるんだ。インパクトが止まらない。

いやー凄い…。
まさか、広島に来て一番感動した食べ物がアップルパイになるとは思わなかった…。


●瀬戸内レモンスムージー:500円

暑い…とにかく暑い…。いや、暑いというより熱い…。
そんな中で飲む、さっぱりとしたレモンのスムージー。スッキリとした酸味と甘み、そして程よい苦みが口の中から全身に染み渡る。

あぁ…美味い…。
美味すぎる…。

しかも、こんなにたっぷりと注いでくれるのだ。スムージーの重みすら心地よい。普通に飲んでもめちゃくちゃ美味いのにこの暑さで5割増し。ポテンシャルを150%活かした夏にピッタリの商品だ。

海と山の恵み 睦 鯖のいっぽん姿寿司:一本800円 ハーフ450円


海と山の恵み 睦
鯖のいっぽん姿寿司:一本800円 ハーフ450円
@広島広域公園陸上競技場


肉厚で脂の乗ったサバは一口味わう度に深みが広がる。厚みのあるサバを受け止めるシャリのバランスも完璧だ。最高に美味い!美味すぎる。サバが大好きな私もこれには大満足。

これだけレベルが高くてハーフサイズ:450円、一本:800円というのは失〇レベルの嬉しさ。しかも、+50円を払えば保冷剤を付けてくれるんだぜ!?なので、遠征で来たサポーターはお土産として購入するのもオススメだ。

帰りの新幹線での飯は決まった。
絶対に購入した方が良い。




ちなみに、鯖のいっぽん姿寿司以外にも様々な寿司が揃っている。どれもこれも美味そうな寿司ばかりだ。

海と山の恵み 睦 焼牡蠣:二個600円


海と山の恵み 睦
焼牡蠣:二個600円
@広島広域公園陸上競技場


広島といえばやっぱり牡蠣。
全国総生産量の半分以上を占める広島県産の牡蠣は広島の風土と大地が凝縮した天然のミルクだ。だから、広島に来て牡蠣を食べないなんてあり得ない。
この日食べた焼牡蠣も殻は小ぶりだが身は引き締まってプリッとし味は濃厚。焼き加減も素晴らしく、一滴垂らしたポン酢がより牡蠣の旨みをひきたてる。

二個600円で身が小さければ一つ分オマケしてくれる良心さもある。安心して身をゆだねていい店だ。



鉄板こうさか パリオコ:500円


鉄板こうさか
パリオコ:500円
@広島広域公園陸上競技場


お好み焼きに使用する麺をカリッカリに揚げ、これにお好み焼きを挟むという新発想のお好み焼き。確かに、オリジナリティーもあって食べ易く、スタジアムグルメとしても向いている商品だ。何より片手で気軽にお好み焼きが食べれる、というのが良い。スタジアムではワンハンドフードの存在はありがたい限り。これなら、食べながら動けるしね。

また、私の様な「広島でお好み焼きは食べたいけど、他にも食べたいものがいっぱいある…」という欲張りな人間にもこの手軽さはいい。




2018/08/18

ハングリーヘヴン チーズチーズチーズプレミアム:700円


ハングリーヘヴン
チーズチーズチーズプレミアム:700円
@博多の森球技場


個人的な事だが、この夏、私の中でパフェと共にハンバーガーブームが巻き起こっている。我が人生に於いて三度目のハンバーガーブームの到来だ。だから、スタジアムでもハンバーガーを見るとついつい手が伸びてしまう。それが特徴のあるものなら尚更ね。

と、いうわけで、今回食べたのはこちらのバーガー。食う前からわかる。オーラが違う。これは絶対に美味いやつだ。そして、実際かなり美味い。特にパンズ。こんがりと日焼けした褐色の肌を思わせる男前な見た目のクラウンはカリッとした外側、そして、そんな見た目とは裏腹のふんわりとした優しい食感。逆にヒールはぽっちゃりグラマラスな白ビキニ美女の様に肉感的で刺激的。そんなパンズに絡み合うチーズ&チーズ&チーズ。ピザの様なトマトソースもいい。

ただ、残念なのはそれを受け止めるパティに力強さが足りない事。店舗ではパティを三枚重ねて販売しているようだが、ここではパティが一枚のみ。パンズとチーズに少し力負けしている。個人的には値段が上がっても良いので、是非こちらでもパティ三枚Ver.の販売を切望したい。




インダス 昭和レトロビーフカレー:700円


インダス
昭和レトロビーフカレー:700円
@博多の森球技場


昭和53年創業、今年で40周年を迎えるビーフカレー専門店の昔ながらのビーフカレー。ジャパニーズDNAを感じる王道カレーの中に、家庭では出せない専門店ならではの奥行きを感じさせてくれるルーはコクがあってフルーティー。鼻で香りを味わい、食道にスパイスが満ち溢れる。

勿論、ルーが美味ければご飯がススムのは当然の摂理だが、ここのルーはとにかく多い。90ccレードルで3杯。底が深い容器にカレールーがモリモリなのだ。いい意味でメニューの写真と全然違う。ただ、そうなると全然ご飯が足りない。だから、ルーだけを飲み干す。なんと贅沢な悩みだろうか。

「カレーは飲み物」
そうかもしれない…と実感できる素晴らしいカレーだ。



ドイスラゴス 肉盛り四種:1000円


ドイスラゴス
肉盛り四種:1000円
@博多の森球技場


ブラジル系肉料理の四種盛合せ。
内容は、牛肉・豚バラ肉・鶏肉・リングイッサの四種だが、味付けの系統に偏りがあるので終盤になるとかなり飽きる。また、一部の肉に関しては一度火を通したものを焼き直しているので、風味や食感、ジューシーさが著しく損なわれている。リングイッサも目の前で真空パックを開けて調理するなど、デリカシーに欠ける部分も個人的にはあまり好きじゃない。




ふくや 明太からあげ&いももちセット:500円


ふくや
明太からあげ&いももちセット:500円
@博多の森球技場


博多を代表する明太子販売店・ふくやさん。そのふくやさんが明太子という己の最大の武器を使って打ち出してきたこの商品。明太子の唐揚げは口に入れた時のファーストインパクトはそれほどでもないが、明太子が衣にしっかりと絡み、中盤から終盤にかけては完全に明太子。唐揚げの風味と明太子は完全にペアリングとして成立している。いももちも中からトロけ出す明太子具合が堪らなくいい。

それぞれ単品でも販売されているが、こちらのセットなら両方の味が楽しめるうえにワンコイン500円とかなりお得。購入して間違いのない商品だ。



吉笑家 博多ホルチャン:600円


吉笑家
博多ホルチャン:600円
@博多の森球技場

2013年横浜スタジアムで行われた『B食祭』にてグランプリを獲得した実績をもつこの商品。”ホルチャン”とはホルモンチャンポンの略で、簡単に言うとチャンポンの麺を使用したホルモン入り焼きそば。シンプルな料理なのだがこれが予想以上に美味い。

まず、特製のソースとチャンポン麺&ホルモンの相性が凄くいい。ほんのりピリ辛のソースが食べている傍からどんどん食欲を掻き立ててくる。そして、その欲求を受け止めるだけのボリュームもある。
欲を言えばもう少しホルモンが多ければ嬉しいのだが、それを差し引いても十分満足だ。店主のおじさんの見た目がちょい怖だが、笑顔は可愛いので何の心配もいらない。博多の森で麺類を食べたいのなら、私はこの商品をオススメする。





ひさや 純米大吟醸 獺祭 島耕作:500円


ひさや
純米大吟醸 獺祭 島耕作:500円
@博多の森球技場


この酒の旭酒造による説明は以下の通り。
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西日本豪雨災害にタンク内で発酵中だった酒は、 停電により温度変化の影響を受けました。 これらの酒は十分美味しい、ただ、私どもが思う獺祭の基準には達していません。 これらの酒は豪雨災害での被害を心配していただいている皆様の想いに応え、被害を受けた様々な地域のお役にたてる、ポジティブな形で世に送り出したいと考え、「獺祭 島耕作」として販売いたします。【西日本豪雨被災者支援 島耕作コラボラベル。】 故郷の被害に心を痛めていた弘兼氏が、以前より旭酒造との親密な付き合いがあったことから実現した被災者支援の企画です。 ※売上の一部は、西日本豪雨災害 被災地域への募金とさせていただきます。
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2018年8月10日の販売開始と同時に即完売したこの酒。正規品に比べると味わいも香りも一段落ちるにも関わらずだ。ただ、それでも十分すぎる程のクオリティーを保っている上、「獺祭50」「獺祭三割九分」「獺祭二割三分」のどれが入っているかもわからない、というくじ引き的な要素も人気の要因の一つだろう。ただ、この酒の魅力はそれだけではない。この機会しか飲めない味わい、コストパフォーマンスもさることながら、多くの人を惹きつけたのはその思いだろう。思いは何時だって人の根幹を揺さぶる。そんな貴重な二度と飲めない思いの詰まった酒をスタジアムで頂くことが出来る。しかもこんなにたっぷり注がれてたった500円。
あぁ、本当に幸せだぁー…。

ただ、これだけ飲むと、酒が飲めない私にはかなりキツイ。その後4~5時間程グダグダだったのは言うまでもない…。



ちなみに、この店では芋焼酎・佐藤 黒もたった500円。東京ではまずこの価格では飲めない。

流石、九州だ。

2018/08/05

Brother69 飛騨牛バーガー:800円


Brother69
飛騨牛バーガー:800円
@西京極陸上競技場


個人的な事だが、この夏、私の中で「パフェ」と共に「ハンバーガー」ブームが巻き起こっている。私の人生に於いて第三次ハンバーガーブームの到来だ。だから、スタジアムでもハンバーガーを見るとついつい手が伸びてしまう。それが特徴のあるものなら尚更、ね。

と、いうわけで、今回購入したのがこの"飛騨牛バーガー"「何故、京都で飛騨牛バーガー?」という疑問はあるが、まぁいい。美味ければ何も問題はない。

しかし、このバーガーは全然ダメ。

何がダメなのか?
まず、パティが美味しくない。
「飛騨牛」といえば、言わずと知れた日本を代表する黒毛和牛だ。黒毛和牛の旨さ特徴とは何か?私は肉の旨み、弾力のある食感、口に入れたときに舌の上で溶けるような甘味のある脂だと思っている。なのに、このパティにはそれが全くない。パティを焼きすぎているのか油は全て抜け落ちパサパサ。美味い黒毛和牛のパティが清らかな天然水をたっぷりと含んだスポンジだとすると、このパティは10時間程天日干ししたスポンジ。火も通り過ぎて、口の中がゴワゴワして喉が詰まる。明らかにパランスのおかしいマヨネーズの油分でも補完しきれていない。

そして、レタス。
なんだこれ?このバーガーに入っているレタスは↓の写真で見えているもの、これが全てだ。


切れ端でもないな。ただのゴ〇だろ、これ?
しかも、作り置きで火が通っているので水々しさもない。なんだ、このやっつけ感は?店頭の写真と全然違うぞ、コラー!

と、いうことで、恐ろしく完成度の低いこのバーガー。
断言する。
やめておいた方が良い。



Plaisir 春巻き三本セット:500円


Plaisir
春巻き三本セット:500円
@西京極陸上競技場


創作春巻きを何種類も揃えた同店。基本は1本200円だが、3本セットなら500円。6本セットなら950円とかなりお得になる。

と、いうわけで、この日は3本セットをチョイス。選んだのは、ベーシックタイプの「情熱春巻」、変わり種の「アボカド塩こんぶ」、そしてデザートタイプの「チョコバナナ」だ。

ただ、残念なことにあまり美味しくない。

作り置きなので油は回っているし、サクサク感もない。ベーシックタイプの「情熱春巻」も特徴に薄い。「アボカド塩こんぶ」は癖になるほどのヤミツキ感もなく、化学変化もない。頭の中で想像した味の足し算にも達していない。唯一、マシだったのが「チョコバナナ」。ただ、これもそのままの味。無難すぎるが無難すぎるがゆえに安定している。