ひさや
純米大吟醸 獺祭 島耕作:500円
@博多の森球技場
この酒の旭酒造による説明は以下の通り。
--------------------------------------------------------------------
西日本豪雨災害にタンク内で発酵中だった酒は、 停電により温度変化の影響を受けました。 これらの酒は十分美味しい、ただ、私どもが思う獺祭の基準には達していません。 これらの酒は豪雨災害での被害を心配していただいている皆様の想いに応え、被害を受けた様々な地域のお役にたてる、ポジティブな形で世に送り出したいと考え、「獺祭 島耕作」として販売いたします。【西日本豪雨被災者支援 島耕作コラボラベル。】 故郷の被害に心を痛めていた弘兼氏が、以前より旭酒造との親密な付き合いがあったことから実現した被災者支援の企画です。 ※売上の一部は、西日本豪雨災害 被災地域への募金とさせていただきます。
--------------------------------------------------------------------
2018年8月10日の販売開始と同時に即完売したこの酒。正規品に比べると味わいも香りも一段落ちるにも関わらずだ。ただ、それでも十分すぎる程のクオリティーを保っている上、「獺祭50」「獺祭三割九分」「獺祭二割三分」のどれが入っているかもわからない、というくじ引き的な要素も人気の要因の一つだろう。ただ、この酒の魅力はそれだけではない。この機会しか飲めない味わい、コストパフォーマンスもさることながら、多くの人を惹きつけたのはその思いだろう。思いは何時だって人の根幹を揺さぶる。そんな貴重な二度と飲めない思いの詰まった酒をスタジアムで頂くことが出来る。しかもこんなにたっぷり注がれてたった500円。
あぁ、本当に幸せだぁー…。
ただ、これだけ飲むと、酒が飲めない私にはかなりキツイ。その後4~5時間程グダグダだったのは言うまでもない…。
ちなみに、この店では芋焼酎・佐藤 黒もたった500円。東京ではまずこの価格では飲めない。
流石、九州だ。