2021/07/21

林商店 肉うどん(そば):700円


林商店
肉うどん(そば):700円
@等々力球場(川崎球場)


『名物肉うどん』
川崎球場時代、ロッテが本拠地を千葉に移した事はでお客さんが大幅に減少。その結果、仕入れた肉が捌き切れず、余っていた肉を学生達に無料で大盛りトッピングを開始した。それが学生達の間で話題となり、噂がどんどん広がった事がこの商品の始まりらしい。まだ”スタジアムグルメ”という言葉が無かった時代から息づく古の逸品。漢の飽くなき欲望が織り成すインフルエンサー。これぞ昭和の怪物、これぞ球場飯だ。

出汁の効いた汁で煮込まれた豚肉は弾力のある歯応えで、噛めば噛むほど味が湧き出る打ち出の小槌。うどんの麺そのものはまぁまぁなのに、甘く濃い出汁と絡むと極上の美味さが押し寄せる。いくら食べても飽きが来ない、いくらでも食べられる。もう、この重ねたハートを朝まで抱きしめたい。そして、少し眠ったあと再び心に火をつけて欲しい。肉うどんに生まれ変わるなら林商店さんの肉うどんに生まれ変わりたい。あぁ、これは堪らんち会長だわ…。

ちなみに、現在この肉うどんが食べれるのは等々力球場だけ。過去には千葉ロッテマリーンズの主催試合で復刻版として販売された事もあるが、林商店さんとは全く関係の無い別物。出店される日は公式Twitterで告知されるのでそちらを参考に。

しかし、この肉うどんが等々力球場でしか食べれないのは寂し過ぎる。山田うどんさん無き今、川崎球場とも縁が深いフロンターレが陸上競技場に三顧の礼を持って迎え入れる事は出来ないのだろうか?このうどんは川崎の過去と未来を繋ぐ有形文化財だぞ!土下座でも何でもするから何とかしてくれ。