2020/09/20

べいべい おにぎり各種:120円~630円


べいべい
おにぎり各種:120円~630円
@新潟スタジアム


今回新潟に訪れた最大の目的、それはこのべいべいさんのおにぎりを食べる事。GO TO トラベルを利用して旅行すると決まった日から私の中で行き先は新潟一択。SNSでその噂を目にするたび、新潟への思いがどんどん募っていた。とにかく、去年このスタジアムで米の美味さに改めて感動した私は新潟で食べる米、しかも魚沼産こしひかりのおにぎり!というだけで気持ちがソワソワ、もういても立ってもいられなくなっていた。なので、去年の思い出をベースに改めて魅力をプレゼンし、さりげなく嫁ちゃんを誘導。幸い新潟への好感度が爆上がりしていた嫁ちゃんは直ぐに快諾。プランニングやツアー申込の手続き&費用は私が全額負担する事になったがそれでもいい。全てこのべいべいさんのおにぎりを食べる為だ。もう、楽しみで楽しみで仕方なかった。そして、訪れるメニュー表を見て何を食べようか悩む日々。全部食べたい、でも出来ない。これだけ魅力的なラインナップの中から何を選ぶか?幾つ食べるか?とにかく、悩んで悩みぬいた。恐らく、今年一番悩んだかもしれない。

と、いうわけで、選んだのがこの5つだ。
↓↓


●アナゴ一本:480円(左)
アナゴをぐるりと縦に巻き付けたダイナミックなおにぎり。アナゴの甘さと食感がおにぎりとベストマッチ。あぁ、なんて贅沢なおにぎりなんだろう。

●村上牛しぐれ煮:630円(右)
地元の黒毛和牛、村上牛をしぐれ煮と味わうおにぎり。最高と最高の組み合わせ、美味くないわけがない。ただ、全体的なバランスを考えると、ちょっとお高めな印象は残る。


●胡麻味噌チーズ坦々:250円
味に個性のある素材を融合させたジャンク系おにぎり。これだけ主張の強い具材と一緒になってもしっかりと寄り添い、米の美味さの主張が出来るおにぎりの芯の強さには驚かされるばかりだ。

●ふき味噌×かんずり:200円
今回選んだ5つの中で断トツでお気に入りなのがコレ。独特の苦味があるふきのとうを甘辛い味噌で風味よく仕上げたふき味噌と、新潟を代表する世界でも珍しい唐辛子の発酵香辛調味料かんずりの組み合わせがとにかくイイ!あぁ、この組み合わせは小柄ながらも力強く果敢に大柄のヘビー級選手に向かっていくD.キッド&D.スミスのブリティッシュ・ドッグズだ、これはその純和風版だ。甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の基本味をバランスよく網羅し、魚沼産コシヒカリのコシヒカリと見事に融合。これを食べるとおかずなんていらねぇなぁ…とすら思ってしまう。これがたった200円。
こいつはすげーや…。



●五目いなり:120円
せっかくだからおにぎり以外でも一つ…という事から選択。おにぎりに負けず劣らず、米の美味さがしっかりと伝わる仕上がりになっている。

-----------------------------------

以上。
全体的には期待通りの出来栄え。
米と具材の組み合わせの美味さに感動し、改めて日本が世界に誇るワンハンド・ファーストフードとして無限の可能性を感じることが出来た。

ただ一点、個人的に引っ掛かったのが海苔。
歯切れが悪く、噛み切ろうとするとおにぎりが潰れがちに。これじゃー、せっかくの美味しいおにぎりの魅力が損なわれる。パリパリの海苔でもしっとりとした海苔でもどちらでもいいが、おにぎりの良さを打ち消すような存在になってはイカンね。正直、私は途中から海苔を外して食べたけど、それって本来の形ではないからね。海苔さえ普通に良ければスタグルとしては200点満点だ。


私は常々、各スタジアムに”おにぎり専門店”を配備する事を提唱している。やっぱりこれだけ手軽で人気も定番性もあり、各地方の特色も出しやすいメニューなんて他にはないよ。