横浜点心屋台 吉清
台湾風まぜごはん:900円 / ピリ辛麻辣鶏飯:900円
@横浜国際競技場
マリノススタグルには毎節40-50店舗が出店しているが、数多くのサポーターに愛され、ほぼ毎回最初に売り切れてしまうのがこの横浜点心屋台 吉清さん。それは2019年と2021年には舌の肥えたマリノスサポーターが選ぶお気に入りスタジアムグルメのN0.1にも選ばれている事実が証明している。実際、ご飯に良く合う創作中華と、店主が丁寧に一個一個手仕込みする伝統の横浜点心を組み合わせた5種類の弁当はどれもこれも本当に美味そうだ。もう、この中から一つ選ぶなんて無理!物理学的に今の私は五角錐の頂点、色々なタイプの異性に言い寄られてソワソワしてるときめきトゥナイト状態。こうなったらスタグルを食べまくった男の子だけが持ってるウルトラエクセレンス第六感のコンピューターで選ぶしかない。と、いうわけで分析の結果、今回は”台湾まぜごはん”と”ピリ辛麻辣鶏飯”が50:50となったので二つ食べる事にした。
(ちなみに、吉清さんは大人気店舗の為、本来は一回の注文に付き1人弁当1個までの制約がある。私はそれを知らず厚かましくも2つ一気に注文してしまった。ただ、この日は雨で時間が早かったこともあり、並んでいたのは私1人。なので優しいご主人が並び直して注文した、という体で注文を受けてくれた。申し訳ない!基本、1人で2つ以上頼む場合は並び直しが必要なのでご注意を。)
●台湾風まぜごはん:900円
台湾まぜそばをご飯にアレンジした吉清さんの看板メニュー。数年ぶりに復活した『あつあつ!スタグル旅:横浜編』でも紹介されたのがこちらのお弁当。10種類以上の醤とスパイスで炒めたピリ辛のミンチ肉の旨味と鼻を突き抜ける海苔の香り、円やかな口当たりがアクセントとなるウズラの卵、そのどれもこれもがしっかりと肩を組みスクラムしているのに、強烈なダンクシュートでリングに叩きつけるぐらい個としての主張もある。個人的には丼、特に海鮮丼なんかに海苔が敷いてあると、そっちに風味が引っ張られすぎるのであんまり好きじゃないんだけど、これに関しては海苔こそジャスティス!見事なまでに調和している。豆苗のシャキシャキした食感とみずみずしさも凄くいい。もう、完璧!これは凄い!美味すぎんぜ!
●ピリ辛麻辣鶏飯:900円
うま味を引き出す特製のオリジナルダレに漬け込んだ鶏もも肉を、ダシとスパイスで味付けした色鮮やかな辛みスープでじっくりと炊き上げたこちらのお弁当。味が染み込んだ鶏肉の味わいは勿論、柔らかく、噛むと湧き出る旨味とピリ辛のスパイスの連動性がとにかく秀逸!見た目は凄く辛そうに見えるが実際はそれほどでもなく、しっかりと美味い!が来た後に辛さが引き締めてくれる。だから、いくらでも食べれそうな錯覚に陥る。いやー、”台湾風まぜごはん”も良かったが、こっちも堪んないわ!
ちなみに、吉清さんの弁当には全て自家製の点心が三種(しゅうまい・小籠包・水餃子)付く。これがまた絶品!肉汁ジュワジュワ!皮はツルツルモチモチ!餡が肉々しくて本当に美味い!弁当の構成として一切の無駄が無く完璧過ぎて熱いときめきが止まらないんだよなぁー!しかも、マリノススタグル唯一の弱点と言ってもいい≪横浜らしさ≫まで一身に背負っているんだから凄いとしか言いようがない。ずっと美味いと愛してるが交差している。今なら草薙君が深夜に叫びながら公園ででんぐり返しをしていた気持ちがわかる。私も雨で地面が濡れているのも関わらず、今すぐここででんぐり返しをしながら「美味いよー!美味いよー!」と叫びたい気分だ。それぐらいハイな気分だぜ!
もうさぁ、何故私はいままでここの店で食べてこなかったんだ?アホ過ぎてかける言葉すらないよ。嫌になるぜ。
とりあえず、今日食べれなかった3つの弁当もすげー美味そうなので必ず食べに行く。もう、考えただけで今からよだれが止まらない。