2019/06/04

だんご庵 季彩 駅スタ限定和菓子 各種 ~2019.6.1セレッソ大阪戦~


だんご庵 季彩
駅スタ限定和菓子 各種 ~2019.6.1セレッソ大阪戦~
@鳥栖スタジアム


前回、2019年4月14日の川崎フロンターレ戦で衝撃を受けた「だんご庵 季彩」の”駅スタ限定和菓子”。まだ一度しか体験していないにも拘らず、その経験が強烈すぎて私の脳裏には「鳥栖スタジアムに行ったら、絶対に”駅スタ限定和菓子”を購入する!!」という行動原理がしっかりと焼き付いている。しかも、今回はセレッソサポの友人と二人での来訪。前回一緒に来たうちの嫁とはまた違う視点の感想が直接聞けるのも楽しみだ。

この日もご主人が開店準備をしている時間から人が集まり列が形成されていく。勿論、私も待ち切れずその輪の中にいた。本当に楽しみにしていた。ワクワクし過ぎて、当日早朝にUPされるご主人のTwitter(その日の限定商品が発表されるのだ)を意味も無く深夜にリロードしまくっていた。
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●砂岩魂 季彩の一魂
「オカンとコータと、時々、ナオユキ」:600円

”セレッソのオカン”ことマダム・ロビーナと水沼宏太選手(時々、藤田直之選手になる)の練り菓子セット。二人とも現所属はセレッソ大阪だが、元々はサガン鳥栖に在籍していた昔からのサポーターには思い入れのある選手である。タイトルから伝わる歴史とストーリーも積み重ねてきた人には微笑むことが出来る面白さがある。


この商品オリジナルの紙袋。勿論、ご主人の手書き。セレッソサポの友人、大喜び!



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●VAMOS!YOHEI:600円

サガン鳥栖の象徴・豊田陽平選手の練り菓子セット。
こしあんで作られたワイルドな豊田選手と共にするのは、今や伝説のマスコット「とっよちゃん」。当時、衝撃的なムキムキの足を披露してくれたが、”すね毛”という形で面影は残っている。もう、本当に仕事が細かい…。
豊田選手の出身地である石川県の味噌饅頭も付いている。


髭や毛並みまで再現…
細かすぎるでしょ…。



勿論、箱はオリジナルBOX。
こうなると、紙袋も豊田選手にしたいよねー。
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●ブルース・リー・ミツマル:600円

今季、チームの主力選手へと成長した三丸拡選手の練り菓子セット。
こしあんの三丸選手、しろあんのブルース・リー(なぜ?ww)、そして、三丸選手の名にかけた”ミツマメ”が付いている。ミツマメはサガン鳥栖のチームカラーである”ブルー&ピンク”の寒天の彩が美しいだけでなく、体に沁みるエッジの効いた甘さがこの時期には凄く嬉しい。




この日、練り菓子は上記以外にも数種類用意されていた。ホント、これだけ作るのに、どれだけ時間と労力がかかってるんですか…?想像しただけでも、恐ろしい…。

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前回、川崎フロンターレ戦の時も書いた。
「だんご庵 季彩」の和菓子は『世界一平和で楽しい、Jリーグを具現化するスタジアムグルメだ』と。そして、今回改めて感じた。
あの時、私が感じた事は間違っていなかった…と。

「最高のスタジアムグルメ」とは何なのか?

最近、奈良クラブが今季から取り組んでいる"今日だけのカレー"を切っ掛けに、少し考える機会があった。奈良クラブは『一期一会』をテーマに"毎回異なる一流のシェフが作る、その日だけの限定カレー"という答えを出した。確かにその日しか食べれない一流シェフの限定カレーは魅力的で実際かなり美味しかった。毎試合、熱心に足を運ぶようなサポーターも飽きずに楽しむ事が出来るし、初めての人にとっても美味しいカレーがあるというのは魅力的だ。
ただ、いくら美味しくても毎回シェフが違えば味が変わる。シェフが同じなら料理は変わってもベースは変わらないが、シェフと料理の両方が変われば完全に別物になる。これは集客につながる【名物】になるのか?という疑問はあった。
そして日頃、私が絶賛しているカシマスタジアムの”食肉のモツ煮”や五浦ハム”ハム串焼き等【名物】と呼ばれるスタジアムグルメも、たまにしか行けない私のような人間にとっては凄く楽しみで、行けば必ず食べたいスタジアムグルメとして譲れないものがある。しかし、毎試合通い詰めるサポーターにとって「毎回同じもの」はそこまで"絶対的"な存在なのか?正直、疑問はある。

ただ、この駅スタ限定和菓子、特に”砂岩魂 季彩の一魂”は味のベースはほぼ変わらず、毎回対戦相手に応じて形やテーマが変わる。ご主人の愛が溢れる創作和菓子は物語がある。このご主人が手作りで造るからこそ醸される魅力がある。既製品では絶対にこの"味"は出ない。料理の味を決めるもの、イイものとダメなものを分けもの、それは”執念”だ。
この”砂岩魂 季彩の一魂”は、ご主人の愛と執念の結晶だ。

だから、その日のモチーフとなる相手サポーターだけでなく、初めて来た人でも興味が惹かれる。毎試合通う鳥栖サポーターでも毎回購入したくなる。それこそ、沼にハマってしまい、購入する事が当たり前となる。これはもう、サガン鳥栖というクラブのコンテンツの一つだ。

見た目で癒され食べて満たされる。
スタジアムに来た全ての人が楽しめる。
スタジアムに来た回数に関係なく誰もが楽しめる。
子供から大人まで、老いも若きも男も女も楽しめる。
それこそ、言葉や人種、宗教を超えて楽しめる。

そんなスタジアムグルメを私は他に知らない。

そして、こんな素晴らしいスタジアムグルメを手軽に楽しむ事が出来る鳥栖サポーターが心の底から羨ましい。

いいなぁ!!!
いいなぁぁーーーー!!!!!!