サイラー
ホットドック:600円
@鳥栖スタジアム
福岡の超有名ベーカリー・サイラーが運営するホットドック店。実はこの日まで、このホットドックに使用されているソーセージが”IBUSUKI-イブスキ-”さんのソーセージだった(確認済み)。と、いうのも、イブスキさんがホットドックで使用していたパンがサイラーのパンだったらしく、その縁だと思われる。ただ、ここでイブスキさんのソーセージに巡り合えたのは正直喜び以外の何者でもない。ちょっとややこしいが、販売元が違うだけで、モノは「IBUSUKI-イブスキ- ホットドック」そのものだ。
そしてこの日、セレッソサポの友人と観戦していた私はどうしてもこのホットドックを彼に食べさせたかった。と、いうのも、彼は一年間ドイツに留学していた経験があり、私も二年間ドイツに在住していた経験がある。二人が揃うと必ず話題に上がるのは「ドイツのソーセージが如何にうまかったか?」。懐かしく、満たせない欲求を舐めあう様にドイツソーセージの魅力を語り合うのが定番になっている。だから、そんな彼に”IBUSUKI-イブスキ-"さんのソーセージを食べさせてやりたかった。
感想は聞くまでもない。彼の垂れ下がった目じり、赤く染まった頬、鋭く上がった口角を見ればどんな馬鹿でもわかる。ご満足いただけた様で何よりだ。うん、そうだろう、そうだろう。そんな彼に「ちょっと焼きが緩いよね…」とか、些細な事を私は言わない。十分美味しいのだから余計な事を言う必要はない。期待通りに美味しいのだからそれでいい。それぐらいのデリカシーは私も持ち合わせている。それが大人ってもんだ。
そんな事より、この美味しいホットドックが、次来た時に食べれない事が悲しすぎる…。食べれた喜びよりも悲しさが勝ってしまう。
はぁ…。