2019/06/04

喫茶ジェイ 氷出しのお茶:300円


喫茶ジェイ
氷出しのお茶:300円
@鳥栖スタジアム


スタジアムで”お茶”というとペットボトルの既製品がそのまま提供される事が多い。まぁ、近頃はペットボトルのお茶も美味しいし、スタジアムでそこまでしっかりしたお茶を求めている人は多くないだろう。

そんな中、しっかりとしたお茶がスタジアムで飲める幸せ。最近、日本茶のポテンシャルが改めて見出され、とあるフレンチ料理店では料理一皿一皿に合わせて異なるお茶を提供する日本茶ペアリングが凄く好評らしい。そもそも、これだけの潜在能力と美味さをもつ日本茶がここまでブームになる事も無く潜伏している方がおかしいのだ。スターバックスコーヒーが一時期、期間限定のお茶専門店を出していたが、私は近い将来に絶対にブームが来ると確信している。

と、言う訳で、このお茶。
500年以上の歴史を持つ佐賀の銘茶・嬉野茶を"氷を溶かしながら一晩じっくりとかけて淹れた”ものらしい。そもそも、お茶は淹れるお湯の温度によって味わいが大きく変わるという大前提がある。基本的にはお湯(水)の温度が低いほど渋み成分であるカテキンが抽出されづらくなるので渋みを抑えることが出来る。なので、渋みを出しスッキリと飲みたいのなら温度を高く。渋みを抑えてまろやかに飲みたいのなら温度を低くする。これは好みの問題としてだけでなく、お茶の特徴を活かす上でも最低限押さえておかなければならない。そして、”嬉野茶”の特徴と言えばほどよい甘みとさややかな香りだ。もうわかるよね?このお茶は氷出しにした事でしっかりと旨みが出ている。

もの凄く、美味しいよぉ…。

正直、これだけしっかりとしているなら氷は邪魔に感じる。変に水で薄くなって味が損なわれるぐらいなら美味しいうちに一気に飲むね、私は。

次飲むときは氷なしにしてもらおー、っと。


ちなみに、低い温度でお茶を入れるとカフェインもほとんど抽出されない。なので、妊婦さんやお子さんでも安心して飲むことが出来る。
もちろん、じゅ…大人の女性もだ。