2023/05/30

喫茶ジェイ ぼっかけ丼:700円


喫茶ジェイ
ぼっかけ丼:700円
@鳥栖スタジアム


数多くの素晴らしいスタグルが後漢末期、群雄割拠の時代の様にひしめき煌めく鳥栖スタジアム。この"ぼっかけ丼"も間違いなくその豪傑の中の一つだ。元々期間限定メニューだったものが好評だったのでレギュラーメニューになったらしいが、今や喫茶ジェイさんだけでなくサガン鳥栖を代表するスタグルになっている。個人的には以前"ぼっかけのみ(単品)"でも食べた事はあるが、その時残った感情は後悔のみ…。美味い、美味くないを超越した概念「米が欲しい!」。「確かに単品でも美味かったかもしれない!酒と合わせれば最高だったかもしれない!でも、米と食いたい!ただそれだけ!」佐々木⚫介もきっと同じ意見だろう。酒の肴にするならともかく、「今日はいっぱい食べたいものがあるから、抑えれるところは抑えていこう…」ってな感じの弱気と後ろ向きの気持ちで決断しようとしているなら、その判断は完全に間違えている。単品がダメな訳じゃない。単品でもめちゃくちゃ美味いが、このぼっかけは白飯と重ねると信じられないほど美味いんだ。時間とガス代をたっぷりかけて甘辛く煮込んだ牛すじはプリッとした心地良い食感をしっかり残しつつ円やかで凝縮した旨みがあり、芯まで味が染みこんだ大根は柔らかく、噛むたびに汁が溢れだす。こんにゃくをこんなに愛おしく感じる事も無いだろう。この全てを完璧に受け止めてくれるのは白飯しかないんだよぉ!もう、本当に美味い、美味すぎる!この今私が感動している気持ちを電力に代えることが出来れば、相次ぐ電気代の高騰も防ぐことが出来るのに…。私の気持ちに現代化学が追いついていない事がつくづく残念でならない。つーかこれ、前より美味くなってないかい!?いや、絶対に美味くなっている!…ような気がする。「いや、何にも変わってないけど…」って言われたら恥ずかしいのでこれ以上は控えるが、個人的には間違いなくそう感じた。やっぱり、ここに来てこれを食べないのは間違っていた。これは鹿島に行ってモツ煮やハム焼を食わないようなもんだ。大いに反省します。そして、改めて宣言する。

このぼっかけ丼を食ってこそサガン鳥栖だ。飛べ飛べ飛べー!


ぼっかけ丼は小サイズ(500円)もあるよ。


と、いうわけで、反省ついでに初めて鳥栖スタジアムへ訪れる方へオススメスタグルプランを教えましょう。

①鳥栖駅の5・6番ホームの中央軒さんで“かしわうどん“を→鳥栖の歴史に溺れろ。
②都市広場の喫茶ジェイさんで“ぼっかけ丼“と“ごりごりプリン“を→美味さに溺れろ。
③同じく都市広場のだんご庵季彩さんで“季彩の一魂“を→可愛さに溺れろ。
④グリルたけしたさんで“ブラックモンブランソフトクリーム“を→甘さに溺れろ。
⑤南側コンコースの米五合さんで“地酒“を飲む→アルコールに溺れろ。肴は好きなものを食え。
⑥試合終了後、喫茶ジェイさんで“コーヒー“を、だんご庵季彩さんで“好きな和菓子“を→余韻に溺れろ。

これで鳥栖での大満足は210%約束される。
勿論、他にも美味ものだらけなので、余裕があれば好きなものを好きなだけ食ってくれ。