みやくぼ屋
宮窪漁港サザエめし:500円
@里山スタジアム
宮窪の漁師が作る秘伝の出汁とサザエの炊き込みご飯。言葉にするとたったこれだけなんだけど、その実態はこんな文字数じゃー全然足りないほど素晴らしい!つーか、何これ!?超美味いんですけどぉー!完全にこちらが勝手に想像していた「まぁ、炊き込み御飯だからこんなもんだろうなー」を飛び越えてくる。御飯そのものの味やサザエのコリッとしているのに柔らかい食感も素晴らしいが、個人的に一番驚いたのは炊き方。米がふわっふわなのにサラッサラ!一粒一粒米が立ち凱歌を上げている。ちょっと完璧過ぎて驚いた。こんなに綺麗に炊き上げれた米をスタグルで食べたのは久しく記憶に無い。どうやら、記憶とか思い込みという奴は感動がなく過ごしている時には酷く無口な癖に、こうしてズバ抜けた存在を目の当たりにすれと途端に饒舌になるらしい。これはそういう類いの料理だ。個人的には悔やまれるのはこのサザエ飯を食べたのが後半だった点、もうこのサザエ飯で完全にお腹いっぱいになってしまったことだ。完全に読み間違えた。いや、購入そのもののは結構早めにしていたのよ?でも、冷めていたし、持ち運びも便利だったので〆にゆっくり食べようと後回しにしたのよ…。これが完全に判断ミスだった。この日の出店ラインナップで中心に据え無きゃいけないのはこれだった。そして、他のタコ飯やヒジキ飯、昼頃に炊き上がるとアナウンスのあった瀬戸貝めしアヤコ貝柱ご飯を買うべきだった。あぁ、今治でも中々出店されないお店だけに後悔しかない。ただ、これがスタグルの面白さでもある。このような突発的で電光石火の一撃のような出会いがあるから辞められないんだ。これは一回の食事で色々なお店のメニューを食べる事が出来るスタグルならではの魅力でもある。スタグルとは後悔なんだ。美味い料理も心に残っているが、それと同じくらい後悔した思いも残っている。後悔を埋める為に出かけ、更に後悔を重ねる。永遠の追いかけっこ、俺は銭形だ。とりあえず、領収書くれ。