2019/05/18

グローブボウル 正尚のマッチョ!マッチョ!パフェ:800円 @大阪ドーム


今やオリックスバファローズを代表する選手となった吉田正尚選手。
球団もパワフルなバッティングが持ち味の吉田正尚選手をイメージしたマッチョを前面に押し出していて、オリジナルの応援ムービーやダンベル型の応援グッズが作成されるなど球団の顔として全面的にプッシュしている。この商品もそんな吉田=マッチョをイメージしたオリジナルデザート。苺チョコレートでコーティングしたドーナツをダンベルに見立てたパフェは見た目も楽しく斬新で、球場グルメとして期待値の高いものに仕上がっている。

ただ、ここで一旦冷静になろう。
ダンベルに見立てたドーナツのインパクトが強いのでどうしても目線がそちらにいってしまうが、肝心のカップの中にはコーヒー味のアイスとコーンフレイク、ホイップクリームしか入っていない。あ、後はダンベルを支えるチョコステックもか。たったこれだけ、これだけしかない。ドーナツ二個+アイス一個、そしてトッピング少々。これで800円だ。

えぇ…嘘やろ…。
全然パフェちゃうやん…

もう、なんか一気に冷めちゃうよねぇ…。
なんだろう、見た目超タイプなのに会話してみるとビックリするぐらい中身が残念な異性と仲良くなった時のあの感じ、そう、あの状況に凄く似ている。「あぁ、すっごいタイプなのに、付き合うのはちょっと無いよなぁ…。でも、見た目は本当に好きなんだよなぁ…」と同じ苦悩と葛藤、やり場のない欲望、攻め寄せる煩悩。あれだあれ。やっぱりね、本当に好きになろうとしたら見た目もそうだけどやっぱり中身よ。本気で付き合っていくのなら尚更ね。

あ、でも、これ期間限定か…。
……
いや、自分、遊びで付き合えるほど器用じゃないし、そういういい加減な気持ちでお付き合いは出来ないのでゴメンナサイ!



ちなみに、パフェとサンデーの違いはその成り立ちの違いにある。
サンデーはアメリカ発祥で日曜日に教会で礼拝する方向けに販売していた屋台のデザートがその起源。日曜日に食べるからサンデー、屋台料理だから器の底が浅かった。それに対しパフェはフランス発祥。フランス語で完璧なという意味があるパルフェがその語源と言われているが、元々はレストランで客の『フルーツと生クリームのデザートが食べたい』という要望があり作られたものと言われている。その際、適切な容器がなくシャンパングラスを使用した事でパフェの容器は伝統的に背が高いものになったらしい。これを前提とすると、これはパフェというよりサンデーだよねー。まぁ、内容的には全くフルーツも入っていないのでサンデーですらないと思うけど…。