2019/05/09

カリーヴルスト:700円


カリーヴルスト:700円
@秩父宮ラグビー場


”カリーブルスト”とはドイツ料理の一つ。本来は焼いたソーセージの上にケチャップとカレー粉をまぶしただけの単純な料理だが、本場ドイツでは根強い人気を誇る料理の一つである。ただ、単純だが奥も深く、ドイツ、特に発祥とされるベルリンでは多種多様なこだわりのカリーブルストを食べることが出来る。ゲルマン魂が息づいているのだ。

しかし、この商品にそんなものはない。「ソーセージにケチャップとカレー粉をかけただけ」それ以上でもそれ以下でもない。こだわりも無ければ、リスペクトも無い。「ソーセージにケチャップとカレー粉をかけただけ」正真正銘それだけだ。

付け合わせのフライドポテトも冷め切ってボソボソ。これで700円。もし、これが”カリーブルスト”という商品名ではなく、「ソーセージ&ポテト」なら500円がやっとの商品だ。でも、”カリーブルスト”なら700円になる。浅ましさがエゲつない。

懐かしかなこの感覚。
旧・国立競技場が閉場してから約5年。久しく味わっていなかった”国立クオリティー”。美味いとか不味いとか、ホントどうでもよくなってくる。

「美味くないねーー…」
「そーだねー、全然美味しくないねぇー…」
直ぐ近くにいた若いアベックが言っていた。

はぁ~!?。
当たり前だろー!?

そんなん、食べなくてもわかるだろ!
そもそも買う前に気づくだろ、普通!?
何を言っているんだ!????
ただの言いがかりじゃねーか!

時代は平成から令和へと移り、来年には新国立競技場が完成する。それでも、ここに残るは昭和のスタジアムグルメ。思い出が走馬灯の様に走る。

あぁ、私も経たねぇ…。