ベイマグロ丼-BAY MAGURO-:800円
@横浜スタジアム
2019年シーズンから新設されたライト側スタンド 。その三階に新たに誕生したのが、球団オリジナル飲食を提供する5店舗が入ったフードエリア「BAYSIDE ALLEY(ベイサイド・アレイ)」だ。ここでは、"ここでしか味わえない"ベイスターズオリジナル飲食を中心に、個性豊かな商品が用意されている。
これも、その中の一つ。
これも、その中の一つ。
横浜スタジアムで『マグロ』といえば、今も色鮮やかに思い出すあの商品。そう、私の尊敬する三浦大輔コラボ商品「三浦大輔の新・俺の三浦めし」だ。これは”マグロのカルビ焼き&マグロのネギ塩焼きという対照的な二種のマグロ料理”をご飯の上にのせたお弁当だったが、とにかく不味かった。パッサパサすぎて、喉を通らないのだ。もう少しで、呼吸困難で意識不明になるところだった。死因は「三浦めし」。ダーウィン賞は獲れたかもしれないが、死に方として嫌すぎる。とにかく、私にとってはトラウマとして脳裏に刻み込まれている。
そんな私にとってのこの商品。
そりゃー、二の足も踏む。
躊躇うし、戸惑う。
それでも、私は一歩踏み出した。
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失敗しなくちゃ、成功はしないわよ。
byココ・シャネル
いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。
by岡本太郎
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偉大なる先人たちもこう仰っている。
一歩踏み出す勇気、これが大事なんだ。
少年たち、よーく覚えておけ。
と、いうわけで購入したこの丼。
もうねぇ、勇気を出した自分を全力で褒めてあげたい。
すげー美味い!
神奈川県三浦市三崎の鮪料理の老舗「くろば亭」が監修し、目の前の鉄板で焼き上げた、特製味噌に漬け込んだカジキマグロは柔らかくホクホク。血合いの割合が良く、口の中で気持ちよくほどけていく。付け合わせもキャベツの千切りや青ネギと至ってシンプルだが、これも大正解。特製味噌の味が付いていると言っても、どちらかと言えば淡白な火を通したマグロの良さを引き出し、下支えしている。
そして、ご飯。
これが素晴らしい。
盛り付けの前にタレを先にかけているのだろう。濃すぎず、薄すぎず丁度いい感じに味の付いたご飯が、キャベツと一緒に食べると若干味が弱くなるマグロを上手くカバーしている。キャベツとネギがマグロの味を引き出しつつ、マイナス部分はご飯でカバー。在りし日の狼群団、蝶野&天山&ヒロ斎藤を彷彿とされる淀みない連携プレーだ。よくプロレスをわかっていない奴に限って、ヒロ斎藤の事を「セントーンだけだろ?www」だの「すぐ負ける弱っちい奴www」だの見当違いも甚だしい事を平気でほざくが、見る目が無いにも程がある。技を掛ける場合も、受ける場合においても自分にも相手にも余計な負担を掛けない高い技術。あのジャイアント馬場に「日本のハーリーレイスだ」と賛辞を送られ、全日本の選手でないにも関わらず「お前のジャーマンスープレックスなら受けてやる」と言わしめるほどの実力、蝶野や武藤も絶大な信頼を寄せた男・ヒロ斎藤。ただ、本人が恥ずかしがりやで、目立つことが嫌いだったから注目されなかっただけなんだ!
そういう意味では"ヒロ斎藤=キャベツの千切り、青ネギ"と言えるだろう。キャベツの千切りがあるからとんかつが旨い。青ネギがあるから、湯豆腐が旨いのだ。このベイマグロ丼もそう。キャベツの千切り&青ネギがこの商品のキモだ!ヒロ斎藤は凄いんだ!
少年たち、よーく覚えておけ!!
ガッテム!!
従業員の手際が悪いのはご愛敬。
勢いよくひっくり返し過ぎて、マグロが鉄板から飛び出していた。でも、それを使わず、新しいのを焼き直したのは当たり前だけど偉いぞ。
写真とは若干見た目が違うが、大した問題じゃない。