ロースターの中でゆっくりグルグルと回り続けるローストチキン。子供の頃、まだメリーゴーランドにワクワクしていた時の事を想い出す。あの頃は今では信じられないくらい純真だった。大人になった私はメリーゴーランドの代わりに、ローストチキンやケバブ等の回転する肉にワクワクしている。食い意地だけは今だに伸び盛りだ。
というわけで、このローストチキン。
大きくカットされた肉厚のキチンは表面はカリッと香ばしく肉もホロホロでギュッと引き締まった旨味が秀逸。ローストポテト、ハーブライスとの相性も良くどんどん幸せな気分に浸っていく。ただ、一つだけ、たった一つだけ申し上げるとするなら、料理全般に水分が少なすぎて飲み物がないと後半は結構つらい。キャロットラペだけで全てをカバーするには荷が重すぎる。