2020/12/15

米五合 日本酒・焼酎各種:600円


米五合
日本酒・焼酎各種:600円
@鳥栖スタジアム

「鳥栖の凄さは米五合に詰まってたわ…。」
知り合いがアウェイサポとしてこのスタジアムに訪れた時の感想だ。不思議なことに、彼は後半途中から完全に記憶を失ったらしい。いや、この世の中に不思議な事など無いのだよ、関口君。どうせ、店頭に並んだ日本酒&焼酎のラインナップを見て、アレもこれも行っちゃったんだろ?そんな事、私が某陰陽師で無くてもすぐ分かるのだよ。ただ、アレコレ行っちゃう気持ちも凄く分かる。

すげー、ラインナップ…
なんだよ、これ…!?

日本酒は地元佐賀を代表する銘酒がずらーり!"能古見"、"東一"はうちの嫁ちゃんも大好きなお酒でウッキウキ。この日は無かったが「鍋島(個人的にはNew Moonが大好き!)」が登場する日もあるらしい。焼酎も"伊佐美"、"くじら"、"赤兎馬"等人気銘柄がズラリと並ぶが、この日の目玉は誰が何と言っても言っても"魔王"。そう、あの"魔王"だ。焼酎の中でも3Mと呼ばれる【森伊蔵・魔王・村尾】は特に入手困難で、プレミアム価格で販売されている事がほぼ当たり前(特にビッ○カメラは酷い。管理も不適切なので買わない方がいいよ)。個人で定価で手に入れるとなるとかなり大変だ。私も一度頼まれて3本全て揃えたことがあるが、そりゃーもう大変だった(特に森伊蔵…)。そんな酒がスタジアムで飲めるんだぜ!?狂気の沙汰じゃない。"魔王"が飲めるスタジアム、しかもたった600円なんて、世界中探してもここだけだ。富山で"勝駒"が販売されていたときも寒気がしたが、今日もそれと同じくらい恐れおののいている。この日の対戦相手である川崎サポーターへの優勝祝いか?試合前からへべれけにして戦意を喪失させる作戦か?仮にそうだとしたらやり過ぎだ。浦島太郎ですら警戒するレベルの歓迎ぶりじゃないか。

ただ、ここまで来たらそれが玉手箱とわかっていても開けないという選択肢はない。今日は酒が飲める嫁ちゃんもいる。焼酎は普段あまり飲まないが、"魔王"の事を教えてやると飲む気満々になっている。プレゼン成功、作戦通りだ。


●魔王(芋焼酎):600円

と、言うわけで購入。
うん、やっぱり素晴らしい!!

"魔王"といえば、
①黄麹使用(黄麹は主に日本酒製造で使用される。焼酎では黒麹か白麹を使うのが一般的)
②減圧蒸留(芋焼酎では風味が濃厚になりやすい常圧蒸留で行うのが一般的)
③樽熟成(麦焼酎、米焼酎が熟成するのに対し、芋焼酎は熟成せず、すぐに出荷するのが一般的)
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以上、3つの特徴から、フルーティーで華やかな香り立ちと、あっさりと飲みやすいのに豊かな余韻。そして、飽きのこない風味と円やかさが際立っている。いやー、やっぱり"魔王"は魔王だ。"白玉の露"や"天誅"も素晴らしいが、やっぱりひと味も二味も違う。嫁ちゃんも「美味い!美味い!(最近、劇場版・鬼滅の刃を一人で見に行ったらしい…。単純…。)」言いながら、ホタテマヨネーズをアテにチビチビやってるよ。今日は天気も良いから堪んないよね。気持ちいいよね。


試合開始10分。
横には目を瞑りコクりコクりとしている嫁ちゃんの姿が…。まぁ、朝早かった事もあるが、ホント気持ち良さそうに眠ってる(ちなみに、本人は『下弦の壱・魘夢の攻撃を受けた!マジであいつ怖い!』と意味不明な供述をしていた模様)。

「米五合」がアウェイゴール裏スタンドにある意味が改めてよくわかりました。