HOME TOWN FOODTRUCK DERI
本日のホームタウン:1500円 / 季節のリゾット:1000円 / 季節野菜のポトフ:1000円
@京都スタジアム(かめおかecoマルシェ)
5か月前、京都に来た時の最大の衝撃&最高の発見といって過言では無いのがこちらのお店。その時の感動が忘れられず、今年中にもう一度食べたい!と熱望していた。今回、京都遠征を決めた理由は100%、否、210%この店がきっかけで間違いない。それ位、私はこの店に夢中だ。なので、今日は一切遠慮はしない。全力で食い尽くす。テメーの力で勝ち取ってやる。昔、第二次UWFの旗揚げ戦で前田日明はこう言った「選ばれし者の恍惚と不安、ふたつ我にあり」と。しかし、今の私に不安はない。恍惚だけが支配している。
●本日のホームタウン:1500円
「HOME TOWN FOODTRUCK DERI」究極にして至高のメニューがこの”本日のホームタウン”。フレンチのコースに思いを全て詰め込んだこのBOXは、もうこの見た目だけでパッションとディボーションが壊れちゃうんじゃないか?と思うほど胸の鐘の音をガンガン鳴らす。乾ききった現代人の心潤す雨乞いの食事、これは神饌だ。もう、すでに堪んない。
ギッシリと隙間なく詰め込まれた料理は血沸き肉躍る狂宴!俺の細胞を活性化させるような生命の息吹!メインの牛肉はしっとりした舌触りで柔らかく、なのにジューシーで肉そのものの味が濃い!海老のマリネ、パテ、キッシュ、ラタティユ&サラダ、手繰り湯葉、いくら、燻製のウズラ玉子等々…数え切れないほどの食材が、フレンチ風に再構築した優しい味わいの釜めしの上を埋め尽くしている。一つの料理というにはあまりにも豪華過ぎる、2つというには器の辻褄が合わない、これはもうスタグルのアンドレ・ザ・ジャイアント。
しかし、それにしてもなんちゅLOVEだ。
海も山も人も褒める、それ以外に出来る事が無い。好き好き大好き超愛してる。
●季節のリゾット:1000円
今回は遠慮しない。そう言ったからには一品で終わる訳がない。
前回来た時には無かったこちらのリゾット、注文が入ってから仕上げるブイヨンとチーズが効いたリゾットはそれだけでも素晴らしく優しく美味いのに、ボッタル(からすみ)の深い旨味と程よい塩気、まろやかな甘味、特有の風味が加わる事でより本格的でコンシダレトな味わいに仕上がっている。ただ、それ以上に凄いのは、このリゾットがスポットライトのように彩る具材をガンガンに照らしている事!全ての具材がキラキラと光り輝いている。どれと食べてもそのまま食べるよりも遥かに美味くなり、その具材の良さが際立って口の中に広がる万国博覧会状態!腰から崩れ落ちる程美味い。マジでおったまげた。もう、汗かき息弾ませながら口の中にかき込んでしまう。卓抜奇抜秀逸、今の私は正に親鳥に餌をせがむヒヨドリの雛状態!ずーーーっと口を開けてピヨピヨ鳴くことしか出来ない。間違いなく北海道の熊が鮭を狩るスピードよりも速く食い終わった。文字通り、あっという間に無くなった。
ちょっと、マジで感動している。
●季節野菜のポトフ:800円
試合終了後、帰宅する大混雑する駅には向かわず、そのまま再びかめおかecoマルシェへ。ここは試合後も営業している店が多いので、人の流れが落ち着くまで最高の時間を時間を過ごす事が出来る。勿論、向かうのは「HOME TOWN FOODTRUCK DERI」さん。食べたいものはもう目星は付けている。気になっていたけど試合前には買えなかったこの”季節野菜のポトフ”だ。たっぷりの玉ねぎと季節野菜、お肉がじっくり煮込まれた自家製のスープは旨味の泉。「あなたが食べたいのは玉ねぎですか?野菜ですか?お肉ですか?」の問いに「全部です…」と欲望丸出しで答えても、きっと女神は笑って許してくれる。しかも、別売りのフォカッチャ(2個200円)↓と一緒に食べるともう最高。ふんわりとした食感とローズマリーのキリッとした甘く爽やかな香りが驚くほどベストマッチ。ホッとする癒しの味わいは、試合後の少し寂しい気持ちに静かにそっと寄り添ってくれる。
この店は凄い。
その感覚はやっぱり間違っていなかった。
4WDでも乗り越えられない壁、ジョンロブの靴でも踏み込まない場所、ロレックスでも巻き戻せない時間。スタグルでは踏み込めないと思っていた領域をこの店は超えてきた。もう今から来シーズン、京都に来るのが楽しみでしかない。
頼む…なんとか残留を…。