金丸 精肉店直売
国産ヘレステーキ:900円 / 黒毛和牛特選カルビ丼:1500円
@京都スタジアム(かめおかecoマルシェ)
今回、日帰りでの京都遠征を決めた一番の理由がこのお店。Twitterで見た瞬間、心は京都に。普通の感覚なら、わざわざ京都に肉を食べに行きたい!と思う感覚すら理解してもらえないかもしれないが、私は違う。食べたい!めっちゃ食べたい!スタグルとして金丸さんのステーキが食べたくて仕方ない。その為にほぼ始発の新幹線に乗り込み、オープン時間前から息巻いているのだ。八ツ橋?京懐石?興味ございません。朝の10時から肉を食う。覚悟はいいか?俺は出来ている。
●国産ヘレステーキ:900円
これぞ私が心焦がれたヘレステーキ。
厚くカットされた国産牛ヘレ肉をその場で焼き上げるステーキはよそ見のできない神々しさ。当たり前だ、はっけよいのこった!でよそ見する力士なんて絶対にいない。柔らかく芳醇な肉は噛めば噛むほど味が湧き出る打出小槌。アッサリとしているのでいくらでも食べれそうな錯覚に陥る。これがこの値段で、しかもスタグルとして食えるのは明らかに錯誤がある。明らかにおかしい。これまで色々なスタジアムで素晴らしい肉を食べてきたが、ヘレステーキは初めて見た。そりゃそーだ、スタグルで提供するような部位じゃない。1グラム当たりの単価は、数ある希少部位の中でも間違いなくトップクラス。もう、この上となるとシャトーブリアンぐらいしか無い。それが国産牛で1000円を切るのだからそりゃー驚くしかない。現に今年の4月から登場してまだ数回しか出店していないにも関わらず、その凄さは口コミでどんどん広がっている。この日も早々に完売したらしいので、食べたければとにかく早い時間に行った方がいい。いやー、ホントに凄いから!
●黒毛和牛特選カルビ丼:1500円
こちらはこの日限定で用意されていたスペシャルメニュー。芸術品のように美しいサシの入った三角バラをさっと焼き上げ、オンザライス。国産ヘレステーキとは対極を成すジューシーかつ濃厚な味わいは、特製のタレの美味さの相まってご飯が一瞬で消える。と、思ったら肉も消えてた。もはやイリュージョンの世界。気がついたら肉もご飯も忽然と姿を消している。「丼で頼んだのに何も無いんですけどぉー!」とクレームが来ないか心配になる。これとヘレステーキの組み合わせは風神雷神。阿形と吽形、シド&ナンシー、ボニー&クライド。出会いが危険すぎる。業、情、愛、この関係を表す言葉が見つからない。もう、とりあえず合掌しとこ…。