2018/05/06

シルバージョー 厚みの鱒寿司:800円


シルバージョー
厚みの鱒寿司:800円
@富山県総合運動公園陸上競技場


今から約9年前、初めてこのスタジアムで鱒寿司を食べた時の衝撃。今まで鱒寿司が好きで新幹線に乗るたびに駅弁でご満悦となっていた私の認識そのものを100tハンマーで叩き潰されたような衝撃的な美味さだった。

「これが本場の鱒寿司なのか…。」

己の無知を恥ずかしいとも思えない程、感動した。

↑前回食べた鱒寿司(600円)。

そして、今回。
このスタジアムに行く事を決めた時から絶対にこの商品を食べようと決めていた。しかし、問題がある。私の中でこの9年間の間に期待感や思い出補正や存分に上乗せされているのだ。あの時の感動がもう一度味わえるのか?正直不安があった。

だからこそ、私は万全を期すことにした。

「空腹は最高の調味料」

私が尊敬する某料理人の言葉だ。どんなに美味しい料理でもお腹が減っていなければ美味しくない。逆に、お腹が減っていればどんな料理でも美味しく感じる。それが素晴らしい料理なら尚更である。と。なので、私は前日の夜から食事を抜いた。当日、朝5時に起きて富山に向かったが、道中駅弁も食わず水しか口にしなかった。富山駅に到着しても数ある誘惑に心奪られる事なくやり過ごしスタジアムまでやってきた。

そして、とうとう口にする。

美味い!
やっぱり感動するほど美味い!!

9年前に感じたネタと米のランデブー。今回も口の中で踊り狂っている。単に腹が減っているからじゃない。そんなことどうでもいいぐらい美味い。心配は杞憂に終わり小細工も全く必要なかった。唇の先っぽでわかる美味さだ。9年前に購入した時とは名前も変わり、値段も200円上がっている。貫数も6→5貫に減った。ただ、その分ネタの鱒の厚みはかなり増しているような気がする。見た目は似ているがこれは9年前に購入した同じ店舗のモノなのか?それすら解らない。でも、そんな事どうでもいい。

このスタジアムには極上の鱒寿司がある。

それが真実だ。




ちなみに、スタジアムから徒歩圏内には「ますのすしミュージアム」という施設があり、ここでは出来立ての鱒寿司を食べれるだけではなく、工場見学や鱒寿司の手作り体験なども出来る。是非時間があれば訪れてみてほしい。