店頭に並べられる新鮮なカキ・カキ・カキ…。
これだけでも十分に購買意欲と食欲をそそるのだがそれが1ヶたった200円。しかも、注文をしてから殻を剥き炭火で焼き上げてくれる。その焼き上げる香りの良さ…。磯の香りが鼻腔の隅々まで行き渡る。そして、ひと口噛むと口いっぱいに広がる癖いっぱいの濃厚な海のミルキー。
断言する。
これは絶対に酒を合わせるべき食べ物だ。
ちなみに、カキと言えば一般的には白ワイン、特にシャブリとの相性が最高!なんて風潮が一部にあるが、いちソムリエの意見として言わせていただくなら絶対に間違っている。ビールでも焼酎でもない。どう考えても日本酒一択だ。あんなもん、ワインの中で合わせるなら…って話だけで合って、相性だけで考えたら日本酒の足元にも及ばない。基本的に鮮魚の刺身やシンプルな焼き物に合わせる飲み物として日本酒に勝るものなど存在しないと私は思っている。日本酒は魚本来が持つ臭みを中和させるだけでなく、豊富なアミノ酸やフルーティーな香り、絶妙な酸味と甘みを持ち、これが魚介類との相性が抜群なのだ。なので、このお店ではビールやワイン等も販売しているが、断固たる決意をもってはねつけて欲しい。選ぶのは他店舗で販売している銘酒・勝駒1本だ。スタグル史上最上級のマリアージュが楽しめるだろう。