2020/02/20

DEENEY'S ハミッシュ マクベス:900円


DEENEY'S
ハミッシュ マクベス:900円
@横浜国際競技場


2019年より横浜F・マリノスのオフィシャルスポンサーとして、トリコロールランドの飲食部門をプロデュースする事になった「Catering&Delivery Service Association」社。その効果は絶大で、マリノスのスタグル事情は一気にリーグトップレベルに躍り出た。

そんなCDA社の担当者さんが、今シーズン新しいお店を探していた中で最もオススメ!と絶賛するのが今回初出店(2020/2/19)のこのお店。スコットランド伝統料理である“ハギス”を挟んだトースティは、Time Out LondonやEvening Standard Magazine等で取り上げられ、ロンドンのベストサンドイッチと言われる程高い評価を受けている。


↑↑まず、このtweetを見てよ。
美味そうだよね!?たまんないよね!??
行くよね!?食べるよね!??当たり前だよね!???

と、いうわけで、この日はスタジアムに15時過ぎに到着。
開店の20分前から少しずつ人が集まり列が形成された結果、気が付けば20人以上はさんでいただろうか。その為、急遽予定が早まり15分前にオープン。
私は7番目だったが、それでも提供されるまで15分程待った。

さぁ、見てくれ!
これが噂の”ハミッシュ マクベス”だ!!



ウマそぉぉぉ~!!!!

「ハギス」とは羊の内臓、牛肉、オートミール、玉ねぎや多くのスパイスで作られたもの。スパイシーでハーブが効いたジューシーなハギスの上には、たっぷりのチェダーチーズ、ベーコン、キャラメルオニオンにマスタード、ルッコラがのる。それをパンで挟み、鉄板でじっくり焼き上げ、ハンドプレスで押しつぶし完成させる。

そのカリッと焼き上げられたパンを噛みしめると、口の中にジュワ~~~っと広がるあらゆる旨み。ハギスの肉汁、トロトロのチーズ、カリカリの焼きベーコン、切なくほんのりと甘いキャラメルオニオンに、エッジの聞いたマスタードの酸味、そして仄かに香るルッコラの芳香。口の中で様々な味わいと香りが飛び交っている。味が口の中で乱舞しているんだ。

その瞬間、頭に鳴り響く名曲「FANTASTIC CIITY」。そう、皆さまご存知この曲はプロレスラー・蝶野正洋がヒールターンをする前に使用していた入場曲。第1回G1クライマックス決勝で武藤敬司をパワーボムでフォールし優勝を果たした蝶野。「FANTASTIC CIITY」が流れる中、客席から雨あられの様にリングに降り注ぐ座布団!今やG1クライマックスを象徴する情景!あの爆発的な衝動とたった一つの純粋な感情!今、私の口は正にその時と同じ状態だ…。ただただ興奮しているんだ…。

後になってわかる事だが、この出来事は結果的に藤波&長州の第二世代から闘魂三銃士の世代への時代の転換点となった。この”ハミッシュ マクベス”もスタグル新時代への転換点になるかもしれない。そのくらいの衝撃がこの商品にはある。

そう言えば、三年後の1994年。
第四回G1クライマックスで三回目の優勝を果たした蝶野は叫んだ。

「おい、よく聞いておけ!俺がG1男の蝶野だ!!よく覚えておけよ、オラ!!」

その後、武闘派転向(ヒールターン)を果たした蝶野は「黒のカリスマ」と呼ばれる程の圧倒的な人気レスラーとなった。

私も叫ばせて貰おう。

「おい、よく見ておけ!これが横浜Fマリノス最強スタグルの”ハミッシュ マクベス”だ!!よく覚えておけよ、オラ!!」

横浜Fマリノスの新世代スタジアムグルメの代表格はこの商品で間違いない。



じっくりと鉄板で表面を焼いた後、ハンドプレス。その後、半分にカットし、断面を焼き上げる。





一つずつ丁寧に焼き上げる上に、一度に焼ける商品は7個程。なので当然提供までに時間がかかる。しかも、人気商品故にこの日は試合開始の一時間半前には完売。なので、確実に購入するなら開店前から並ぶのが吉。この商品を購入する時に必要なのは現金と並ぶ覚悟だ。