京都食べ尽くしフェス
いのしし・ぼたん鍋:800円
@京都スタジアム
この日は京都スタジアムのこけら落しとなるプレシーズンマッチ。場外では京都府主催による「京都食べ尽くしフェス」が開催され、府内の北から南までの食材やお酒を取りそろえたイベントが開催されていた。
これは京都産猪肉と九条ネギとたっぷり野菜のぼたん鍋。
大きな寸胴で煮込まれた鍋は、肉は柔らかく野菜はトロトロ。大きめにカットされた豆腐は芯まで温かい。スープにも存分に旨みが染み出しとにかく濃厚。この日は特に寒かったのでその美味さは10割増し。ときめきのミルキーウェイだ。
京都サンガはすぐにでもこの業者と場内出店契約を結ぶべきだろう。
ちなみに、猪肉の隠語・別名である「牡丹(ぼたん)」の由来は、「牡丹に唐獅子(牡丹に獅子)」という成句が大きく関係している。「獅子」と「猪」を掛けて、イノシシ肉は「牡丹肉」と呼ばれるようになった。戦国時代には一般的に牛馬の肉を食べることはタブーとされており、この流れは江戸時代も上流階級を中心に建前上は守られていた。一般庶民の間でも馬や鹿、イノシシなどの獣肉食は抑制的で、それらの肉を提供する料理屋は、店の看板などに隠語を使って客を呼び込んでいたらしい。