2020/10/22

まけない飯 山川の厚切りスパム&ダブルエッグ:800円

 

まけない飯 
山川の厚切りスパム&ダブルエッグ:800円
@西武ドーム


公式サイトより
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10月6日(火)福岡ソフトバンクホークス戦より、”負けない想い”と具材をギッシリ詰め込んだ”巻けない”ほどボリューミーな勝負飯として作った「まけない飯」を販売いたします!
この商品は、海苔の上にごはんを敷き、盛り付けた具材を包むライスサンドのような形状のため、かぶりつくようにお召し上がりいただけるのが特徴です。
メットライフドームで販売する「まけない飯」は、ライオンズの選手の好物や出身地にちなんだ具材を取り入れ、“選手の負けない気持ち”を表現しています。
山川選手のまけない飯「山川の厚切りスパム&ダブルエッグ」には、沖縄出身の山川選手にちなんで、厚切りスパムをメインに、ゴーヤスライスを使用。平良投手のまけない飯「平良のロースとんかつ&タルタルソース」には、パワフルなピッチングが特徴の平良投手をイメージしたボリュームたっぷりのロースとんかつに卵焼きやスライスチーズを合わせました。
その他、森選手、松坂投手、中村選手の計5名の「まけない飯」をご用意しておりますので、ぜひともお買い求めください!
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とある。

なんと、素晴らしいアイデアなんだ。
これぞスタジアムグルメ!これでこそスタジアムグルメだ。言葉に想いをのせ、それを具現化する。そこにスタジアムで食べる意味や、選手を応援する気持ちものせる。最近はどこの球場でも選手プロデュースは当たり前のように増えてきているが、ここまでしっかりと意義を伴った選手プロデュースメニューは中々ない。

私も「これは食べてみたい!」と心から思った。だから、西武ドームに向かった。

今回用意されたのは5種類。その中からイチオシ感のある、山川選手の「山川の厚切りスパム&ダブルエッグ」をチョイス。期待と希望を胸に商品を受け取る。あぁ、ワクワク感が止まらない。


えぇぇぇぇ…。
イメージしてたものと全然違う…。

そりゃそうだ。
私がイメージしてたのは↓の公式画像。


溢れる程たっぷりな具材を挟み込んだ、文字通り”巻けない”飯だ。

ただ、実物はどうだ?
”巻けない”飯どころか、ちょっと頑張れば”巻けそう”飯じゃないか…。

あ、ちょっと頑張れば負けるって、日本語としてはおかしいか。

でも、問題はそこじゃない。問題は何故ここまで実物と見本が違うのか?だ。普通の商品ならそこまで追求する必要はないが、これは別。だって、”巻けない(負けない)”飯だから。巻ける様な仕上がりになっている時点で完全に商品コンセプトが崩壊してしまう。存在価値が無くなってしまう。確かに、実物と写真を見比べるとゴーヤの量が驚くほど少ないぐらいで、スパムや厚焼き玉子のサイズ感はそれほど差異は感じられない。ご飯の量もそうだ。なので、これは恐らく、写真の撮り方の問題だろう。美味しそうに見せたいのはわかるが、このコンセプトの商品でこれはダメだろ…。致命的な問題にしかならんよ。まぁ、最初からこんな小細工をしなくてもいいぐらいの具材を挟み込んどけ!っていう話なんよ。おにぎり一個で800円も取ってるのに具材をケチるなよ。これでこの値段はどう考えてもありえないぞ!?

と、いうーわけで、この商品は食べる前からダメと言わざる得ない。コンセプトは素晴らしいんだから、それに見合う商品さえしっかりと表現できればこの球場の新名物となるだけのポテンシャルがあったのに…。このコンセプトの商品なら、今後もバリエーション展開はいくらでも出来たのに…。あぁ、勿体なさ過ぎるよ…。

来年、もう一回仕切り直した方が良いんじゃない?結構、真剣にそう思うよ。


ちなみに、大きさも↑この程度。
普通のおにぎりよりちょっと大きいぐらいで、ボリューミーとは程遠い出来栄え。ご飯の量だけなら、そんなに変わらないかも…。

あと、見てわかるように、マヨネーズは別付け。


なんだろう、この寂しい見た目は…。加工品の厚焼き玉子2切れとスパム、そして申し訳程度のゴーヤ。わかっていたとはいえ、これで800円かと思うと切なさが止まらない…。

ちなみに、味は…。
頭の中でご飯と海苔、玉子、スパム、ケチャップ、マヨネーズを混ぜてみて。イメージ出来た?そう、その味だ。


購入特典として「まけない飯特製選手カード(非売品)」が一枚付いてくる。選手のファンとしてはこのカードに価値を見出すしかない。



個人的には”負けた”気分で一杯なんだけどね…。