あれだけ競技場外充の売店が充実しつつあるなか、それでも頑なに己の味を守る競技場内。
やる気がないのか?悟りを開いているのか?舌が逝かれているのか?はわからんが、
平積みされた商品は全く減る気配がなく、店員も退屈を謳歌している。
その光景はスタジアムという非日常的空間ではまさに異様!異様!!異様!!! ならば、あえてその異様を喰らいたくなるというのも人間の本能!本能!!本能!!!
大阪トリオという何の捻りもないヤッツケな商品名も然ることながら、商品サンプルのように纏めて掴むことのできるボソボソの焼きそば、足の小指の爪の様なタコの入った毒々しいまでの粉っぽさを吟味できるたこ焼き、そして、個人的には評価するのに一番困るタイプの中途半端なお好み焼きが面を並べる。
あぁ、思い出すなぁー…。
大学二年の夏、まだ日差しが残る天王寺で男三人肩を落とし涙した、非常に残念なコンパを…。