鮮魚古澤
本醸造 朝日鷹:600円
@山形県総合運動公園陸上競技場
日本最高の銘酒といえば何か?
この答えに最も名が上がる酒、それが十四代。
淡麗辛口が全盛期の時代に突如現れ、フルーティーで甘味のある酒で一躍トップに上り詰め、今も先頭を独走する酒、それが十四代。とにかく入手が難かしく、ネットでは定価の10倍で取引されていることも珍しくない。ちなみに、十四代という銘柄名は先代の14代当主・高木辰五郎氏が携わった古酒に由来していて、東京で酒造を学んだ15代目の高木顕統氏が醸造している。それ以外にもここでは割愛するがこの15代目が起こした革命は枚挙に暇がなく、山形が現在も日本酒のトップランナーを走り続けている大きな要因になっている。本当に凄い酒だし、凄い人なんよ。その高木酒造が十四代が生まれる前から作っていたもう一つのブランドがこの朝日鷹。地元山形を中心に流通しているので、山形の外に住む人にはある意味十四代よりも目にする事が少ない。しかも、最近は地元でも希少な存在となっているらしいので尚更だ。そんな銘酒がスタグルとして飲めるんよ?堪らんやろ?もう迷うこと無くまっしぐらに頂くしかない。十四代を彷彿とさせるほんのり甘い吟醸香にサラッとした味わいと旨味、微かに残るビターな後味、めっちゃ美味い。これが本醸造なんて全くもって信じられない。ただただ幸せだ。これは絶対に機会があるなら飲むべきだ。機会が二度君のドアをノックすると考えるな。
ちなみにちなみに、こちらのお店では対戦相手の地元のお酒と合わせた飲み比べセットも販売。この日は千葉が相手と言うことで用意されたのは寒菊銘醸の電照菊だ。そう!これ!これなのよ!俺がスタグルとして各クラブのお店に提唱したいスタイルは!せっかく全国津々浦々に素晴らしい日本酒があるんだから、こういうのめっちゃ楽しいやん!実際に空になったカップで投票してもらって勝ち負けを決めてもいいよね。とりあえず、皆真似してくれー!
